同社は、建築デザイン事務所・アトテーブル(一級建築事務所 同社長)と共に
旧型や特徴のないビルのデザイン刷新事業を開始した。
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●基本コンセプト
従来、ビルのリニュアル・リフォームでは、修繕工事が大半を占めていたが、
それでは特徴のない一般ビルとしての再生になるだけで、独自性や話題性にも乏しく、
テナント誘致も難しい。
特に小型ビルでは、個性が必要となる。
「旧型ビルや特徴のないビルのデザイン刷新事業」は、従来基本となる修繕以外に、
ビル外壁面の上に、新しいデザインパーツを付加し、建物にマスク(お面)を
被せるようにイメージを刷新する。
このマスク・デザインパーツは、ライトアップによる夜間のイメージ演出も考慮
しており、既存外壁とマスクの隙間に組み込まれる照明によって、
まるで露地行灯のように、街路や町並みをデザイン演出することになる。
このビルデザイン刷新手法は、単なるビル単体のみならず、ビル周辺の環境デザイン
地域の活性化まで視野に入れたトータルデザインを基本コンセプトとしている。
●特徴
一般的なビル外装のリニューアルは、既存のサッシや外壁素材を全面的に
一新するという考え方が基本であり、相応の費用が必要であるが、
この「ビルデザイン刷新」手法では、「全面」ではなく、ビルの「一部」に
特徴的なマスク・デザインパーツを被せて、最小の費用で最大の効果を
あげるようなイメージ演出を図るものである。
また、夜間ライトアップには、10年耐久で蛍光灯の約1/10の消費電力
LEDライティングを採用し、省エネ・エコデザインに対応していると同時に、
LEDの特徴を活かしたカラー調整や光量調整によって演出効果も最大化することが
可能である。さらに、今後は太陽光発電などの代替電源を組み合わせ、
総合的な環境適応型のビルデザイン刷新手法を確立していくことになる。
●事例(さいたま市大宮区Iビル)
現在実施設計中の「Iビル」(鉄筋コンクリート造4階建)においては、
他社の計画・見積として一般的なビルリニューアルで総工費4500万円以上で
あったものが、上記のコンセプトによるデザイン設計で、トータルコストの
低減につながり2500万円と言う半額近い費用に抑えることを提案。
旧型ビルのリニュアル・リフォームという考えではコスト面においても画期的な
展開が可能と考えられる。
発案企画 ニューパラダイム株式会社 代表取締役 石川保
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