英国の調査会社IMS Researchがこのほど発行した調査報告書「IPTV: A Global Market Analysis - 2008 Edition」によりますと、2012年末までの世界市場におけるIPセットトップボックス(STB)出荷台数の複合年間成長率(CAGR)は37.1%となる見通しで、2012年の売上高は、30億ドルに達すると予想されます。2012年に出荷される製品の30%はIPと地上デジタル放送の両方に対応するハイブリッドタイプのSTBであり、35%近くがHD DVRタイプになると思われます。
同報告書の執筆者で、アナリストのShane Walker氏は、「短期的および中期的に見て、米国、韓国、日本、西欧では、HD IPTVサービスの認知度が急速に高まっていくため、HD IPセットトップボックスの出荷台数も着実に伸びていくと思われます。すでにDVR機能の普及が拡大しつつあり、とりわけ上述の地域で大きく伸びているため、DVR対応STBの出荷台数は、2012年末時点で1,000万台近くに達する見通しです。また、IPネットワーク経由でTVサービスを利用している世帯の大半は、HD機能やDVR機能に加え、ハイブリッド(衛星+IPおよびケーブル+IP)機能を備えたSTBを導入すると思われます」と語っています。
【 英文市場調査報告書 】
IPTV: A Global Market Analysis - 2008 Edition
IPTVの世界市場分析:2008年版
http://www.gii.co.jp/japanese/iz55452-iptv-mkt.html
出版社IMS Research
出版日2008/01
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