■ 日本のビジネスSNSに欠けているものとは
SNS発祥の地アメリカでは企業の採用手段・ユーザーのキャリア形成手段としてビジネスSNSが活用されている。
例えば、会員数2,200万を超えるアメリカ最大手のビジネスSNS「LinkedIn」では、企業の採用担当者・ヘッドハンター合わせて13万人のリクルーターが登録しており※1、SNSを通じてユーザーへアプローチしている。また採用に関するメッセージをリクルーターから受けたユーザーの約60%以上は、そのメッセージに応答している。※2
一方、日本におけるビジネスSNSの活用の状況はどうだろうか。確かにビジネスパーソン向けのSNSは数多く立ち上がり、現在も継続的に運営されているが、ビジネスパーソンのキャリア形成手段として十分に活用されていないというのが現状ではないだろうか。
■ 国内初!ビジネスSNSを舞台としたスカウトサービスを始動
「日本のビジネスSNSは単なるコミュニケーションツールで終わるのか・・・」そうした声が聞こえてきそうな現状を打破するサービスが登場した。国内最大手のスカウト会社レイス株式会社(東京都千代田区 代表:藤 修)が自社の運営するビジネスSNS「wizli(ウィズリ)」 ( http://wizli.jp/ )上でのスカウトを開始したのだ。
サービスの仕組みは以下の通り。スカウトを手がけるレイスのエージェントが、「wizli公認レイススカウトエージェント」としてwizli上を巡回し、公開された社名・役職・年齢等のプロフィールや日記から、スカウトの対象となるユーザーを判別。対象ユーザーに対してメッセージを送付する。対象ユーザーが興味をもって応じた場合は面談へと進む。
2007年のオープン以来、オフィシャル交流会などの公式イベントを通じて、レイスはユーザーの傾向を検討し続けてきた。その結果、「キャリア形成に興味はあるが、SNS上では積極的に行動できていないユーザーが多い」という傾向を把握。キャリア形成につながるサービスへのニーズがあると判断し、このたびwizli上でのスカウトサービスを開始することとなった。
■ 日本のビジネスSNSはアメリカ型へと進化を遂げられるか?
今回レイスが提供するビジネスSNS上でのスカウトサービスは、日本のSNSで行われる初めての試みである。SNSをキャリア形成に活用する文化はアメリカ同様に根付くのか。オープン2年目を迎えたwizliの今後の動向に注目が集まる。
【出典・引用】
※1はLinkedIn 公式HP http://www.linkedin.com/static?key=press_info_2007 より引用
※2はLinkedIn プレスリリース http://download.linkedin.com/corporate/product/sales/linkedIn_recruiter_wv.pdf より引用
レイス株式会社
【代表者】代表取締役 藤 修
【本社所在地】東京都千代田区有楽町1-1-3 東京宝塚ビル9 階
【会社設立】1997 年10 月
【資本金】:2億2,822万円
【売上高】32億6,800万円(グループ連結、07年9月期)
【社員数】250 名(グループ連結、08年4月1日現在)
【URL】http://www.race2005.jp/
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レイス株式会社 広報 熊本
【E-mail】kumamoto@race2005.jp
【電話番号】03-5511-4500
【URL】http://wizli.jp/