通信、IT、メディア分野を専門とする英国の調査会社Analysysがこのほど発行した調査報告書「3G Infrastructure Sharing: the future for mobile networks」によると、3Gネットワークのインフラストラクチャを共有する動きが先進国の市場で急速に広がっており、今後こうした動きがモバイルサービス事業者やベンダー、規制当局に大きな影響を与えるようになるとのことです。
報告書の共同執筆者Alastair Brydon博士は、「これまで3Gライセンス契約に関する発表が盛んに行われていましたが、モバイル業界がネットワークの本格的な共有に乗り出す状況にはありませんでした」と語っています。
「インフラストラクチャ共有に対する当初の関心は薄れ、現在モバイル事業者は、自前の専用3Gネットワークを構築し、運営するという方針を採っています。しかし、最近再びネットワーク共有が注目されるようになっています。今後、フェムトセルやLTE、ブロードキャスティングネットワーク、固定ブロードバンドなどの大規模な投資案件が目白押しだからです。多額の投資が続いた場合、事業者の大半は、3Gの潜在能力を全面的に引き出すのに必要な投資を迅速に行うことが難しくなると思われます」とBrydon氏。
【 英文市場調査報告書 】
3G-Infrastructure Sharing: the future for mobile networks
3Gインフラストラクチャの共有:モバイルネットワークの未来
http://www.gii.co.jp/japanese/an62928-3g-infra.html
出版社Analysys Maso
出版日2008/02
【 本件に関するお問合せ先 】
株式会社グローバル インフォメーション
〒215-0004 川崎市麻生区万福寺 1-2-3
アーシスビル 7階
担当: 営業1課
E-mail:sl1@gii.co.jp
電話: 044-952-0102
FAX: 044-952-0109