独立系エレクトロニクス総合商社の加賀電子株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長 塚本外茂久、以下、加賀電子)は、台湾の無線LAN半導体メーカーで、既に数多くの大手PC周辺機器メーカーに採用されている、『Ralink Technology Corp.』と日本企業初の国内販売代理店契約を2007年11月に締結し、国内家電メーカーなどを中心に販売活動を展開することとなりました。加賀電子は、その販売先として現在高機能化が進み、インターネット接続サービスを開始しているデジタルテレビ市場に着目し、「HDストリーミング」に対応した同社の無線LAN半導体を、豊富な販売ルートを活かして提案してまいります。
「Ralink」社は2000年にアメリカのシリコンバレーで現会長のChris Kao氏が創業し、現在台湾に本社を置くファブレスの無線LAN半導体メーカーです。2002年よりIEEE802.11xに準拠した無線LAN半導体を出荷し、既に海外及び国内大手PC周辺機器メーカーなどにも採用され、月産300万セット、出荷・累計7,000万セット個以上の無線LAN半導体をこれまでに提供しております。
この度の加賀電子との販売代理店契約の締結は、加賀電子グループの持つ豊富な販売ルートを用いて、これまで「Ralink社」が展開できなかった国内家電メーカーに向けて、次世代無線LAN『IEEE802.11.n Draft2.0』に準拠した半導体をデジタルテレビ市場へ提案してまいります。
■無線LAN需要の背景
現在の液晶テレビやプラズマテレビには、アクトビラ・サービス(VODサービス)の機能が入っており、そのサービスを利用する為にはインターネットの接続が必要となります。
しかし、ユーザーはテレビにインターネットをつなげる際、ケーブルの引き回しなどの『煩わしさ』により、高機能化が進んでいるデジタル家電をこれまでのテレビと同様の機能でしか利用していないという実態があります。
また、既にパソコン周辺機器として無線LANは普及しておりますが、今日の規格(IEEE802.11.a/b/g)ではHDストリーミングに対応スピードが不足しており『高画質での視聴ができない』状況が存在します。
■ Ralink社製無線LAN半導体の特徴
Ralink社の無線LAN半導体を利用することにより、上記の問題を解決できます。
(1)ケーブルの引き回しなどの煩わしさを、「無線LAN」を使うことによって解消
(2)次世代規格(IEEE802.11.n)により300Mbps以上のデータ転送が行え、HDストリーミングが可能
■更なる付加価値の創造・・・
また、この技術を使ってAV機器とパソコン機器との接続など、今までのパソコン市場だけではなく、新しい分野への販売に注力してまいります。また将来的にはモバイル端末・ゲーム端末などへの展開も視野に入れた販売活動を展開いたします。
■ Ralink Technology Corp.について
創 業:2000年
本 社:台湾・新竹県(本社及び開発センター)、
支 社:米国・カリフォルニア州Cupertino
従 業 員:220名
事業内容:無線LAN半導体の企画・開発・製造・販売
◆このリリースに関するお問合せ先
加賀電子株式会社(URL:http://www.taxan.co.jp)
〒113-8503 東京都文京区本郷2-2-9
TEL:03-4455-3119 FAX:03-3816-5468
Gr.事業戦略室 事業推進グループ 営業担当 近藤 淳 (a_kondo@taxan.co.jp)