当調査報告書では、米国における埋め込み型医療機器市場について、材料、製品別の過去の需要データおよび2011年と2016年の需要予測、並びに参入企業のプロファイルや市場シェアなどの情報を取り上げています。
米国における埋め込み型医療機器の需要は年率9.3%で伸び、2011年には436億米ドルに達すると予測されます。ここ数年間の体内植込み型医療機器市場は、製品のリコールや安全性に関する議論などから弱含みですが、心臓インプラント部門については今後も高い成長が見込まれます。
新技術および改良された材料を適用した次世代デバイスの開発により、植込み型心調律デバイスに見られた性能上の問題の矯正や、薬剤溶出冠動脈ステントの血栓症リスクの低減が可能となります。現在の薬物療法の欠点は、心血管、整形外科、神経系、眼科およびその他の慢性疾患の治療、管理への植込み型デバイスの利用を促進することとなります。
心臓疾患の患者数および死亡リスクの影響により、心臓インプラントは、植込み型医療機器の中でも、最も売上の大きい製品グループに位置付けられ、その需要は、年率平均で9%成長し、2011年には196億ドル規模となり、特にCRT-D、頚動脈および薬剤溶出冠動脈ステント、血管内ステントグラフト、植込み型心臓モニター、生体弁が力強い成長を見せます。
鬱血性心不全治療における薬物に対する優位性から、CRT-Dは、より多くの患者に受け入れられます。新製品、改良製品の導入、および脳梗塞予防への有効性により、頚動脈ステントの需要が高まります。現在のものよりもさらに細いストラットから成る次世代デバイスは、薬剤溶出冠動脈ステントの安全性および性能を高め、動脈閉塞の治療における薬剤溶出冠動脈ステントの成長機会に活力を与えます。大動脈瘤治療での救命における有益性によって、血管内ステントグラフトの需要は急進するでしょう。
整形外科インプラントの需要は、年率平均8.8%で成長し、2011年には、190億ドルを超える規模になると予測されます。新/高付加価値フォーミュレーション、およびその用途の広さから、骨セメントは、最も速い成長を記録するでしょう。組織/脊椎インプラントは、融合、固着、神経刺激技術の進歩により、脊椎およびその他の整形外科用途の需要において力強い成長を見せます。その他の植込み型医療機器の需要については、2006年から年率平均13%以上で成長すると見られ、この成長は、植込み型神経刺激装置、前立腺癌向け密封小線源治療、補聴用蝸牛デバイスおよび肥満治療用胃バンドによりもたらされます。
【 英文市場調査報告書 】
体内埋め込み型医療機器の米国市場
Implantable Medical Devices
http://www.infoshop-japan.com/study/fd56437-implantable.html
出版社 : The Freedonia Group
出版日: 2007/10
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