この市場調査報告書には、光学トランシーバーの世界市場について記載されています。
次世代製品の市場投入は予定通りに進んでいる
LightCountingの9月予測レポートによると、2007年の光学トランシーバーの世界市場は、第1四半期には出遅れ気味だったが、第2四半期には各ベンダーの業績に好不調が混在したにもかかわらず、年間を通じては小幅な成長になると予測されているということです。同市場は、今後複合年間成長率12%で拡大し、2010年には28億ドルの規模に達すると見込まれています。
2006年には、4 Gbps光ファイバーチャネルモジュールの売上が前年比375%、10 Gbps DWDMトランスポンダーの売上が前年比120%増加しましたが、2007年にはこれらの製品の売上は一時的に減速しています。
「2007年上半期に光学トランシーバーの売上が緩慢になっている主な要因は、2006年に業界内で光学ネットワークベンダーの整理統合が進んだ結果、顧客の様相に大きな変化が生じたことがあげられます」とLightCountingの創立者であるVladimir Kozlov博士は語っています。
Kozlov博士は、通信およびエンタープライズネットワーク、ならびにFTTxシステムの展開に際して、高速10 Gbpsおよび40 Gbpsインタフェースが幅広く導入されることに伴い、市場の成長が促進されることに注目しました。LightCountingの調査ディレクターであるRoy Rubenstein博士は、この発見は次世代製品の展開および開発にとっては朗報であると述べています。
「光学ネットワーキング業界の基礎は依然として非常に強固です」とRubenstein博士は付け加えます。「光学ネットワーク機器の2007年売上は、季節的に緩やかな第1四半期の売上に続き、第2四半期には史上最高の売上高を記録しました。40 Gbpsのシステムを含め、次世代製品は予定通りに市場投入されています。40 Gbpsインタフェースを次世代イーサネットアプリケーションの規格に含めるというIEEEの決定が下されれば、この傾向にさらに拍車がかかるはずです。」
LightCountingの9月予測レポートは、SONET/SDH、イーサネット、ファイバーチャネル、DWDM、CWDMに加え、FTTxトランシーバーおよびパラレル光モジュールなど、100分類に近いトランシーバー市場の詳細な予測を提供しています。9月予測に網羅されている新製品には、SFP+ 10 GigE(ギガビットイーサネット)および8 Gbps光ファイバーチャネルトランシーバーなどが含まれています。
[英文調査報告書]
Transceiver Market Forecast Report
世界のトランシーバー市場予測レポート
http://www.gii.co.jp/japanese/lc56040-transceiver-mkt.html
出版社: Light Counting
出版日: 2007/09
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