無線サービス及び無線デバイスにおいて世界でもっとも進んだ市場のひとつである韓国は、世界でもっとも洗練された携帯端末市場でもあります、とIn-Stat社は伝えています。ハイテク分野の市場調査を行う同社によれば、SK Telecom、Korea Telecom Freetel (KTF)、LG Telecomのモバイルオペレーター3社はすべてCDMA技術を導入しており、高速CDMA200-1X EV-DOネットワークへも移行を完了しています。
In-Stat社のアナリストであるJill Meyers氏は次のように述べています。「モバイルバンキングやモバイル決済、モバイルウォレット、マルチメディアサービス、LBSなどを含む広範な付加価値サービスは、どれもすでに導入されており、韓国のモバイルユーザーに広く受け入れられています。海外の市場で韓国の電話メーカーが注目を集める一方で、国際的な端末ブランドによる韓国市場への参入も成功を収めています。」
In-Stat社の最近の調査では、以下の内容が明らかにされています。
・韓国で利用できる電話のうち、350モデルが音楽再生に対応しており、159モデルが銀行振込や支払いに対応しています。
・2006年、韓国では1,600万台の携帯電話が販売されました。
・2006年における市場リーダーは約50%の市場シェアを占めるSamsungとなり、LG、Pantechがこれに追随しています。
In-Stat社が最近発行した報告書「3G Handset Trends in South Korea」は、韓国の携帯端末市場を調査対象としたものです。本報告書では、473タイプの携帯端末に関するデータを掲載し、韓国市場における各種機能の導入状況についても分析しています。さらに、韓国のワイヤレス市場全体の分析も行っています。
本調査はIn-Stat社による「Asia Mobile Devices」サービスの一部を構成するものです。このサービスは、アジア太平洋地域のセルラーモバイルデバイスや新しいモバイルデバイスといった興味深い市場の現状と今後の方向性を調査分析するもので、もっとも最先端の市場である日本や韓国から、インドや中国といった急速に拡大する市場まで、幅広く網羅しています。本調査はますます重要性を増すアジア市場における特定国のビジネス機会を検証する際に、実に有益なツールとなります。
[英文調査報告書]
3G Handset Trends in South Korea
韓国における3G端末市場の動向
http://www.gii.co.jp/japanese/cg55923-3g-handset.html
出版社： In-Stat
出版日： 2007/06
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