先端分野の市場情報を提供する株式会社グローバル インフォメーション(神奈川県川崎市、代表取締役社長:小野 悟)は、米国調査会社のIn-Stat社の最新市場調査報告書である 「2007 Worldwide Wi-Fi Mesh Equipment Market(世界のWi-Fiメッシュネットワーキング機器市場:2007年)」 の発売を開始しました。この市場調査報告書には、世界のWi-Fiメッシュネットワーキング機器市場について記載されています。
Wi-Fiメッシュネットワーキング機器市場は、出荷量ベースで2006年に100%成長し、2007年においても90%以上の成長が見込まれるとIn-Stat社は報告しています。Wi-Fiメッシュアクセスポイントに関しても今後数年間は高い成長となり、出荷量の伸びは2006年から2011年の間で3倍以上が見込まれると同社は述べています。しかしながら、これらの成長のほとんどが2006年から2008年にかけてであり、2009年からは成長率が急速に鈍化すると予測されています。
各都市での公共メッシュネットワークの設置は続きますが、ビジネスモデルに対する懸念から、2008年以降の新規設置率は停滞すると見られます。大企業の需要による成長と既存設置ノードの交換需要が新規公共ネットワークの停滞を相殺する助けとなるでしょう。
In-Stat社の最新の調査では、以下の内容が明らかとなりました。
製造業者の収益は2011年まで成長しますが、出荷量ほどの伸びではないでしょう。これはノードあたりのコストの低減が予測されるためです。公共ネットワークの導入を成功させるためには、政府の利用による支援が必要となるでしょう。これは多くの場合、消費者によるアクセスではネットワークの維持に十分でないためです。WiMAXおよびセルラーサービスも公共Wi-Fiネットワークと同じノマディックユーザーをターゲット層としているため、これらは公共Wi-Fi市場にマイナスの影響を与えるものになるでしょう。
報告書「2007 Worldwide Wi-Fi Mesh Equipment Market(世界のWi-Fiメッシュネットワーキング機器市場:2007年)」はWi-Fiメッシュネットワーキングおよび機器の世界市場を調査対象としており、アクセスポイントの出荷量・収益の5ヶ年予測および市場シェアを掲載しています。また、技術および市場の変化に関する分析、主要ベンダーのプロファイルも含まれています。
ブロードバンドワイヤレスデータコネクティビティは、新しいモビリティアプリケーションおよびサービスを実現するカギとなり、個人および企業のモバイルユーザーに非常に大きな価値を提供することができます。Wi-Fi、WiMAX、3G/ 4G、その他のワイヤレス技術は互いに競合し、また補足しあうことで、これらのサービスに対するコネクティビティを提供します。
本サービスでは、成長するワイヤレスブロードバンド市場においてそれぞれの技術が果たす役割について、実用的な情報を提供します。市場・技術の発展動向、オペレーターおよびエンドユーザーによる導入動向をはじめ、技術ディベロッパー、機器製造業者、サービスプロバイダー、個人・企業エンドユーザーを含むバリューチェーン全体に対するプライマリーリサーチも掲載しています。
[英文調査報告書]
2007 Worldwide Wi-Fi Mesh Equipment Market
世界のWi-Fiメッシュネットワーキング機器市場:2007年
http://www.gii.co.jp/japanese/cg55144-mesh-equip.html
出版社: In-Stat
出版日:2007/08
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