2022年09月16日 15:30

国際物理オリンピックの国内予選 物理チャレンジ2022 『理研計器賞』8月26日 揚妻慶斗さんへ授与 物理に興味を持つ生徒を支援

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             国際物理オリンピックの国内予選 物理チャレンジ2022
               『理研計器賞』8月26日 揚妻慶斗さんへ授与
                    物理に興味を持つ生徒を支援  

                           プレスリリース発表日:2022年9月16日
                                        理研計器株式会社

 理研計器株式会社(代表取締役:小谷野純一、本社:東京都板橋区、以下:当社)は、第18回全国物理コンテスト「物理チャレンジ2022」(公益社団法人物理オリンピック日本委員会主催、理研計器など民間企業協賛)において、『理研計器賞』を、8月26日に揚妻慶斗さん=筑波大学附属駒場高等学校2年生=へ授与しました。

 当社 田島秀二・執行役員管理本部長が表彰状を読み上げ、「ガスセンサのセンシング技術の基礎を支える大きな柱のひとつに物理学があります。光波干渉式可燃性ガス検知器には高校の物理で学ぶ、光波・波動の分野が応用されています。今年の課題に出題された重要分野です。現在ではその原理を基に光干渉の暗い部分と明るい部分を光の量を検知する電子デバイスによってデジタル信号に変えてガス濃度として検知できるようになりました。この機器はさらに物理分野の「音波」の原理を加えて、燃料とするガスが持つ熱量を測定するものも開発されてきました。その基となるのが物理学です。それを勉強するこれからの若い人たちを応援していきたいと考えています。物理オリンピックに協賛し物理の発展に少しでも貢献出来たらと考えております。」とあいさつをしました。

 理研計器賞を授与された揚妻慶斗さんは、授与式後に当社に対し「正直なところ、賞もうれしいのですが、姫路で、久しぶりに実地での科学オリンピックに参加して、友達をたくさん作って帰れた喜びが一番大きいです。事前の対策はほとんどせずに参加した上、試験では、理論試験で解けない問題があったり、実験試験でモデリングを間違えたりしたので、表彰式で名前が呼ばれるまでは非常に不安でした。まさか理研計器賞まで頂けるとは思っておらず、まだ驚いています。もともと自分は中学のころは全く物理について知らず、専ら情報オリンピックに参加していました。中2の3月ごろに、物理チャレンジに参加していた先輩の話を聞いて初めて物理チャレンジを知りましたが、結局高1まで全く触れることなく、初めて物理の勉強を始めたのは昨年の初夏でした。昨年の一次は参考書をめくりながらなんとか通過し、高校物理の知識は一切なかったので、その後は過去問を解きながら必要なことを身につけました。あまり勉強をしているという感覚はなく、過去問を無心に解いていたように記憶しています。その短期間である程度物理に慣れることができたのは幸運でしたが、体系的に勉強したわけではないので、未だに高校物理の範囲には不安だらけです(笑)。圧倒的な経験不足で、昨年度の代表選考が始まってからは思うような結果を残せず、添削課題にもかなり苦戦しましたが、今年こそは IPhO代表になって国際大会で結果を残し、来年は物理チャレンジ大賞を目指したいと思っています。」とコメントしました。
(写真:理研計器賞を授与された揚妻慶斗さん)

【理研計器賞とは】
『理研計器賞』は、全国物理コンテスト(通称:物理チャレンジ)において第2チャレンジの理論・実験を総合して高校2年生以下の最優秀者を対象に授与されます。また、受賞者は翌年の国際物理オリンピック日本代表選手候補者の一人となります。物理チャレンジにおいて『理研計器賞』を授与された楠元康生さん(2020年授与)は、第51回国際物理オリンピック(IPhO2021)にて金メダルを受賞、三宅智史さん(2021年授与)は第52回国際物理オリンピック(IPhO2022)にて銀メダルを受賞しました。

【国際物理オリンピックとは】
国際物理オリンピックは1967 年にポーランドのワルシャワで第1回大会が開催された物理の国際的なコンテストです。各国から高等教育機関就学前の若者が参加し、物理学に対する興味関心と能力を高め合うとともに、参加国における物理教育が国際的な交流を通じて一層発展することを目的として、毎年一回夏休み期間に開催されています。この国際大会へ出場するためには、通称「物理チャレンジ」と呼ばれる国内予選大会において高校2年生以下で上位12名(日本代表選手候補者)に入る必要があり、半年間の研修の後、最終試験で上位5名に入る必要があります。

【理研計器賞 特設サイト(“リケチャレ”)】
当社は、設立の礎となった光学式ガス検定器の検知技術に「光の干渉」と呼ばれる物理法則が用いられていることから「物理」と「産業」を切り口にした情報の発信を目的として「国際物理オリンピック」および「物理チャレンジ」に関するコンテンツが充実した理研計器賞 特設サイト(通称「リケチャレ」)を開設しております。

▼ 特設サイトはこちらから (日本語版)
https://www.rikenkeiki.co.jp/physics-olympiad

                【本プレスリリースに関するお問い合わせ】
                   理研計器株式会社 経営企画室
                     TEL: 03-6454-9922
                 https://www.rikenkeiki.co.jp/contact/

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会社概要

理研計器株式会社
商号
理研計器株式会社(リケンケイキカブシキカイシャ)
代表者
小谷野 純一(コヤノ ジュンイチ)
所在地
〒174-8744
東京都板橋区小豆沢2丁目7番6号 
TEL
03-3966-1121
業種
製造・メーカー(電気・電子)
上場先
東証プライム
従業員数
5000名未満
会社HP
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IR情報
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