2015年07月02日 10:00

『吉沢久子 97歳のおいしい台所史』(集英社)7月3日発売。日本初の家事評論家、大正・昭和・平成を駆け抜けた半生記。少女時代から、懸命に生き抜いた戦争の日々。小さな台所とおいしいものが心の支えでした!

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吉沢久子さんの97年の長きにわたる歳月は、日本人の暮らしの原点です。両親とも離れ離れに暮らし、早くから自立して、様々な仕事に就いてキャリアを身につけていった著者の姿は、多くの女性たちのお手本となる見事な人生です。生涯現役を貫き、今も執筆に励む姿に接すると、長生きしたいという勇気が湧いてきます。 家族に喜ばれた簡単レシピと、日本の歴史が分かる吉沢久子年表が付いています!

本書は、今もなお現役の家事評論家として活躍を続ける、吉沢久子さんの半生記です。
97年の長きにわたる歳月は、関東大震災の記憶から語り始められます。
東京の下町で育った少女時代、両親が離婚した多感な思春期には、
早くに自立を模索します。
多くの人々に助けられながら、様々な仕事に就きキャリアを身に付けようとします。
同時に戦争へとひた走る昭和の時代のなかで、婚約者も戦地で命を落とし、
悲しみを乗り越え、必死に生き抜こうとします。
食べる物がまったくない時代に、著者は野菜作りに励み
食べ物を探しに町を駆け巡ります。
戦後も闇市に通って食べ物の確保に奔走しました。

そうした智恵とアイデアで生き抜いたことが日本初の家事評論家への道すじとなりました。
生涯の伴侶となった文芸評論家、古谷綱武氏との暮らしで、
著者の仕事も交友関係も花開いていきます。
昭和の文人や文化人との交流は楽しいエピソードに溢れています。
また料理番組の司会や台本書きを手がけて、
名だたる料理家たちから多くのことを学んでいきます。

66歳で姑と夫を相次いで亡くし、一人暮らしとなり、晩年の女性の暮らしの
楽しみ方や老い支度を提案していくこととなります。
数々の生き方本はベストセラーとなり、長生きのお手本として人気を集めていきます。
長生きの楽しみ方や、暮らし方の参考にぜひしていただけたらと願っています!
【目次】
幼い頃の台所 / 早くに自立した頃の台所 / 青春の日々の台所 / 戦時下の台所 / 
家事評論家誕生の台所 / 仕事が広がった頃の台所 / 充実した日々の台所 /  
家族に寄り添った台所 / 夕日を眺めた台所 / 人生、輝かせる台所 / 
家族に喜ばれたおかず / 吉沢久子年表
『吉沢久子 97歳のおいしい台所史』
吉沢久子(よしざわ・ひさこ) 著
2015年7月3日発売/集英社刊
定価:本体1500円+税
四六判 ソフトカバー 336ページ
http://bit.ly/1FDRac8

【お問い合わせ】集英社広報部 03-3230-6314

※記載内容(リンク先を含む)のサービスや表現の適法性について、ドリームニュースでは関知しておらず確認しておりません。

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会社概要

商号
株式会社 集英社(カブシキガイシャ シュウエイシャ)
業種
新聞・放送・出版・広告・印刷
上場先
未上場
従業員数
5000名未満
会社HP
http://www.shueisha.co.jp/

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