この同期ステップダウンレギュレータは、統合SuperThermalTM MOSFETを内蔵し、最高の効率を出すように最適化されている。わずか1μHのインダクタと100μFの出力コンデンサの付加により、幅広い負荷範囲で95%以上の効率を達成している。また、組み込みシーケンシング、トラッキング、ランプ制御などの機能もあり、複数のパワーアップシーケンシングおよびトラッキングプロトコルを実現する。このソリューションは、高電力密度PoL (point-of-load)変換、基地局、サーバとルータ、ブルーレイ・プレイヤ、コンピューター周辺機器、FPGA、DSP、低電圧ASIC電力機器などに最適である。MIC22950 は現在、大量購入が可能で、価格は1000個で$4.31から。
アナログマーケティング担当副社長Andrew Cowell氏は「小さな設置面積に超高電力密度を実現しながら、合わせて95%の効率を達成していることは、Super 3G/LTE基地局、サーバ、ワークステーションなどの先進機器に対してすばらしいメリットとなる。」と指摘する。また、「マイクレル社独自のSuperThermalTM MOSFETを組み込んだことで、設計者の皆様にとってMIC22950は、たいへん使いやすく、BOMコストを大幅に削減する製品となっている。」 と述べる。
MIC22950 は、FPGAや低電圧ASICでよく見られるような極端な過渡負荷の変動が起きても、出力電圧を範囲内に抑える超高速制御ループを備えている。出力電圧は最低0.7Vに調整でき、3.3V~5V電力バスからの低電圧需要に対応する。シーケンシングとトラッキング機能には、すべてのオプションがそろっている。イネーブル/遅延ピンは、パワーグッド/PORピンとあわせて、オンオフ時に複数出力のシーケンシングが望みどおりに行えるようにする。RC (Ramp ControlTM)ピンは、装置をマイクレル社のMIC22xxxやMIC68xxxファミリの別の製品に接続して、設計者が始動時の出力電圧を特定のデルタVに保持できるようにする。MIC22950にはサーマルシャットダウンおよび電力制限保護が備わっており、32ピン5mm x 5mm MLF(R)で提供され、接合部作動範囲は-40~+125である。
注:MLFはAmkor Technology社の登録商標です。Ramp ControlとSuperThermalは、マイクレル社の商標です。
新製品の画像データはこちらから入手可能。
http://www.micrel.com/press/hi-res_pr_photos/2010/pr_photo_mic22950.jpg
製品詳細、データシートはこちらから入手可能(英文)
http://www.micrel.com/page.do?page=/product-info/products/mic22950.jsp
マイクレル・セミコンダクタについて
マイクレル社はグローバルな半導体サプライヤーとして、アナログ、イーサネット、広帯域通信に使用されるICソリューションを世界市場に提供している。同社製品には最先端のミクスドシグナル製品、アナログ製品、パワー半導体、高性能通信用スイッチ、クロック管理スイッチ、イーサーネット・スイッチおよびPHY製品がある。ユーザーにはエンタープライズ、民生、工業、モバイル、通信、自動車、コンピューター製品などの有力メーカーが含まれる。
本社と最先端のウエハ-製造設備は米国カリフォルニア州サンノゼにあり、米州、欧州、アジア全域に地域販売代理店とカスタマーサポートの拠点、先端テクノロジーのデザインセンターがある。さらにマイクレル社は世界に広範な流通販売網と代表事務所を保持している。
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