<プレマガ広報インタビュー>株式会社トリニティー 朱宮 舞さん

プレスリリースマガジン編集部

防犯カメラの製造・販売・施工・メンテナンスなどを行う株式会社トリニティーの朱宮 舞さんに、広報担当者としての業務についてお話を伺いました。

「困っている人の助けになる仕事がしたい」という思いで現職に

― 貴社の事業内容について教えてください。

弊社は、防犯カメラをサブスクリプションでリーズナブルに提供する、防犯カメラのベンチャー企業です。防犯カメラの開発から販売、施工、メンテナンスに至るまで、全て自社一貫体制で提供しており、個人から法人、官公庁まで、幅広いお客様を対象にサービスを拡大しています。また、全てのお客様に安心して防犯カメラを運用いただくために、サブスク期間中永久保証、そして一顧客一担当制を原則としています。

弊社では、2006年の設立から長年にわたり、お客様お一人おひとりのお困りごとに耳を傾け、実績を積んでまいりました。そこから生まれた商品が「AI人検知システム」「顔認証システム」で、これからもAI、IoTを組み合わせた予知防犯やDXへの活用など、防犯カメラの新たな可能性を追求していきたいと思っています。

― ありがとうございます。朱宮さんの略歴と広報になった経緯を教えてください。

大学を卒業後、地元の広告代理店に就職し営業部のメンバーとして6年間勤務、その後別の広告代理店に転職し引き続き営業として10年以上勤務しました。
コロナをきっかけに、当時私が代理店で担当していた各クライアントの環境も変わり、私自身も今後の社会人人生をどのように歩んでいきたいかをじっくり考えた時、真っ先に浮かんだことは「自分が惚れ込んだサービスをこれまで培ったスキルで世の中に広める仕事をしたい」「困っている人の助けになる仕事がしたい」という思いでした。

広告代理店の営業という仕事は大好きでしたし刺激もやりがいもあったのですが「やるなら今しかない」と腹を決めてトリニティーに入社することにしました。<ベンチャー企業の広報職>に転職するという大きなキャリアチェンジでしたね。

トリニティーには当時、マスメディアに対して積極的なアプローチをする部署がありませんでした。せっかく社会に役立つ商品を扱っているのに、マスメディアの力を借りないのはもったいない、必要な人に必要な情報をもっと届けて「防犯カメラさえあればよかったのに」という状況をひとつでも減らしていきたい、そんな思いで今は仕事をしています。

防犯カメラのサブスク事業
個人宅から官公庁まで、防犯カメラを必要とするあらゆる方に「安心して運用いただくこと」を目的として、不具合時の無償対応を付帯した防犯カメラのサブスク事業を展開中。
AI侵入検知・AI顔認証システム
AI・IoTとの融合で、防犯カメラをDXに活用する動きが加速しています。侵入者の写真が瞬時にスマートフォンに届くシステムは、多くのメディアに取り上げられました。

プレスリリースは誇張せず事実を書き「削る勇気」も必要

― 素敵なエピソードですね。広報業務は具体的にどういったお仕事をされているのでしょうか?

プレスリリースのネタ集めから原稿の作成、ドリームニュースを利用してのプレスリリース配信業務、記者クラブへの投げ込み、あとは社内の販促物の制作やディレクション、採用広報も担当しています。

会社の存在価値や社会的意義、今後の方向性を周知するのは広報担当の責務だと思っているので、代表の兼松と常にコミュニケーションを取りながら進めさせてもらっていますね。

― 非常に多くの業務を担当されていますね!プレスリリースの作成から配信、また原稿の作成や広報において気をつけている点があれば教えてください。

例えば新商品発売のプレスリリースを作成する場合、単純に新商品の情報を羅列するだけなく、なぜこの商品の開発に至ったのかというきっかけや発案者の思いも載せるようにしています。

広報の業務は決して一人で完結するものではなく、お客様への取材協力を取り付けてくれる営業スタッフだったり、校正を手伝ってくれる先輩社員だったりと、仲間に支えられて自分の業務が成り立っていることに対する感謝の気持ちを忘れてはいけないと思っています。

プレスリリースを受け取る記者の皆様は、とにかく毎日お忙しいですし、常に社会に必要な情報を探していらっしゃるので、社会のトレンドを盛り込みつつそれでいて分かりやすく簡潔に、そして誇張せず事実を書くように気をつけています。やはり記者の方には見抜かれてしまうので(笑)
あとは伝えたいことを盛り込もうとするとついつい文章が長くなってしまうので、削る勇気というのも持つように心掛けています。

また、弊社のサイト内にあるメディア掲載一覧というコンテンツは、お客様はもちろんメディアの方々への信頼にも繋がるので大切にしています。

― 「削る勇気」とても大切なことですね!広報やプレスリリースの配信において成功事例があれば教えてください。

神社・寺院での「賽銭泥棒対策」のニーズの高まりを受け、被害を未然に防ぐためのAIを搭載した「賽銭泥棒検知AIシステム」を発売したのですが、大手通信社さんの目に留まったのをきっかけに次々と取材の申込みをいただき、地元のTV局を始め全国のメディアに取り上げていただくことができました。
もちろん商品自体も良かったとは思うのですが、「賽銭泥棒」「AI」という分かりやすくキャッチーなキーワードも一役買ってくれたのではないかと思っています。

先ほど削る勇気という話をしましたが、プレスリリースに長々と情報を書かなくても骨子が響くものであれば、アプローチをしていただけることもあるのだと実感しましたね。

想像力を忘れずに考えながら行動をする

― 絵に描いたような成功事例ですね!広報のやりがいはどういった時に感じますか?

やはり、弊社の商品やサービスを記事として取り上げていただいたりTVで映像として流していただいたことで、お困りごとを抱える方から「○○で知ったのですが」と、お問い合わせをいただいたときですね。それは新聞社の記者さんやテレビ局の報道部の方に弊社のサービスの価値をきちんと伝えることができた結果なので広報冥利に尽きる瞬間です。

― ありがとうございます!最後にこれから広報を目指す方に何かメッセージがあればお願いします。

広報は会社のイメージを作り出すポジションなので一見華やかな職種だと思われがちですが、実は地味な作業の積み重ねがとても大切です。戦略を練る時間も必要ですし、しっかり自分と向き合いながらPDCAを回してみてください。
想像力を忘れずに自分が今どう動くべきか考えながら行動をする癖をつけていくと、広報業務に広がりが出てくると思います。
横のつながりも欲しいので、よろしければお気軽にご連絡くださいね。

― お忙しいところ、色々なお話を聞かせていただきありがとうございました!

インタビュー企業

会社名:株式会社トリニティー
事業内容:防犯カメラの製造・販売・施工・メンテナンス、AIカメラ・IoTサービスの開発など
創業:2006年3月
URL:https://www.office-trinity.com/

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プレスリリースマガジン編集部 by ドリームニュース
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