記者が困惑しないプレスリリースを書くための添削アドバイス3選
一生懸命書いたプレスリリースがついに完成~!誤字脱字チェックの校正も完璧!
でも、配信前にふと「他の誰かにアドバイスをもらえたらもっと心強いのにな」と感じたことはありませんか?
プレスリリースに誤りはないけれど、より記者の心をつかみたい、取材されたい、掲載率を上げるにはどうすればよいのか悩む広報担当者は決してあなただけではありません。
今回は、数ある添削ポイントの中から「記者が困惑しないプレスリリースを書くための添削アドバイス3選」をご紹介します。
1.書き手の先入観が伝わらない文章の原因に!問題解決のカギは「修飾語」
一生懸命書いたプレスリリースが気づけば長文に!
慌てて文章を削った結果、こんな書き出しになった経験はありませんか?
株式会社●●●●(本社:東京都港区 代表取締役社長:▲▲▲▲、以下●●●●)は、「MANA-Bin」(マナビン)を2021年☓月☓日(月)にリニューアルしました。今回のリニューアルでは・・・(略
一見、何も問題がないように見えるこの文章ですが、続けて記者の興味を「リニューアル内容」にひきつけるのは非常に困難でしょう。
そもそも、何の会社のどんなサービスについての話なのかがまったく見えず、出だしから頭がハテナでいっぱいだからです。このように、読み手の誰もが企業やリニューアル前の既存サービスについて知っているという前提で、説明を省略することはやめましょう。
中には、企業やサービスについての説明文はプレスリリースの後半にきちんと記載しているのでそれを参照してもらえば問題ないと考える広報担当者もいるかもしれません。しかしながら、文章は上から読んでいくのが一般的です。
あちこち情報を探しながら読み進めていくのは大変なうえ時間もかかりますね。
これらの解決には、それぞれの固有名詞の直前に説明となるシンプルな修飾語をつけるのがベストです。
首都圏で学習塾を展開する株式会社●●●●(本社:東京都港区 代表取締役社長:▲▲▲▲、以下●●●●)は、自社が運営する小学生向けオンライン学習アプリ「MANA-Bin」(マナビン)を2021年☓月☓日(月)にリニューアルしました。今回のリニューアルでは・・・(略)
2.“リンクのみ”は記者の負担増!あくまで「補足」の位置づけに
「キャンペーン詳細はホームページの方がまとまっているしカラフルで見やすいから、シンプルにURLのリンクだけ書いておくほうがいいかも!」
その結果、詳細がURLだけになってしまった例がこちらです。
【■■■■春の新生活応援キャンペーン20xx】概要
詳細はこちらをご覧ください。http://www.example.jp/campaign20xx
これでは記者はリンク先からの情報収集や文章作成からスタートしなければなりません。時にはクリックするのが面倒という理由だけで記事にしないこともあるようです。
記者の中には、文末の「~です。」を「~と発表した。」と変更するだけで即記事化できるレベルのプレスリリースが理想という方もいます。常に他紙とのスクープ競争に身を置く忙しい記者を想像すれば納得ですね。
もちろんリンク先のURLや箇条書きに整理した文章も大切ですが、あくまでも補足として記載するようにしましょう。
「■■■■春の新生活応援キャンペーン20xx」は、4月から新しい環境で生活をスタートさせる方への応援企画として、最新の冷蔵庫や洗濯機などの生活家電からドライヤー・スチーマーなどの美容家電、またWindows●を搭載したタブレットやミラーレスカメラなどのデジタル家電を最大50%で購入することが出来ます。さらに・・・(略)
3.「ございます」過剰な丁寧語は避け「ですます調」がベスト!
「記者に失礼がないように、プレスリリースはきちんと丁寧な言葉で書かなくちゃ。」
~を発売いたします。この商品は~でございます。初回購入のお客様には~の特典がございます。
その気持ち、痛いほど分かります!
しかし、プレスリリースをもとに記事を書き起こす記者にとって「~でございます」「~しております」などの過剰な丁寧語や「いたします」といった謙譲語は読みにくく、プレスリリースには適しません。同様に「である調」の使用も好ましくはありません。
一般的に、「ですます調」のシンプルな丁寧語で書かれたプレスリリースの方がメディアからの印象が良いと言われています。マニュアルや説明書に書かれている文体をイメージするとわかりやすいですね。
ちなみに、「お客様」「ご利用」など頭に「お」や「ご」をつける”美化語の多用”にも注意が必要です。ここは単語によって使用範囲が難しいところですが、実際の新聞記事でどのような表現が使われているかを確認してみると参考になりますよ。[例]お客様→ユーザー、利用者
~を発売します。この商品は~です。初回購入者には~の特典があります。
いかがでしたか?
特にプレスリリースを初めて書く人や広報を社内ひとりで担当している方は、ぜひ第3者による添削の機会を設けてみてはいかがでしょうか。できれば同じ社内の人だけではなく、自社の商品をまったく知らない社外の人にも読んでもらうことをおすすめします。客観的な視点に立ったアドバイスがあなたに思わぬ発見をもたらしてくれるかもしれません。
しかし、社外の人にお願いするのは情報漏洩の観点から難しいことも。その場合はプロの添削支援サービスを活用してみるのもおすすめですよ。
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ドリームニュースでは、多種多様な企業のプレスリリースを月に1,000本以上配信しています。
添削・校正のアドバイスは、こうした日々のプレスリリース審査や原稿作成代行など、プレスリリースを熟知した経験豊富な専門スタッフが担当します。
誤字脱字のチェックはもちろん、記者にとって読みやすい最適な原稿となるよう具体的なポイントをご提案します。
お申し込み方法※はとっても簡単!お客様が作成したプレスリリースをマイページに登録し申し込むだけ。最短中1営業日で添削済のWord原稿をご納品します。添削済のサンプル原稿はぜひこちらからご覧ください。
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