テレビ出演実現への分かれ道!現役テレビマンに聞いた考査のポイントとは?

プレスリリースマガジン編集部
  • 自社の商品をテレビ番組で取り上げて欲しい
  • 社長自身がテレビに出演したい
  • 面白社員をテレビ番組に出演させたい

のような声をよく聞きますが、テレビ番組に出演する際には「考査」というものがあることをご存知でしょうか。テレビは政府からの認可事業であり、正確かつ公平で役立つ情報を届けなければなりません。考査とは、その企業や人物に問題がないかどうか健全性や信頼性を審査することです。話題性のある商品や面白い社長でも、企業としてこの考査を通過しなければテレビ出演は夢のまた夢となってしまいます。

そこで今回は、現役テレビマンに聞いた考査のポイントを紹介します。

会社の実態を見せるホームページは必須

企業の実態を伝えるためにもホームページは必ず用意するようにしましょう。

一昔前までは、ホームページを用意するにはWEB制作会社に依頼するのが一般的で、ある程度の予算が必要でした。しかし最近では、クラウドソーシングサービス等でフリーランサーに比較的低予算でハイクオリティなホームページを作成してもらえたり、初心者でも無料で簡単にホームページを作成できるサービスもたくさん出てきています。

ホームページは会社の顔となるためできる限り見栄えを良くし、内容を充実させることが望ましいですが、最低でも【会社概要、事業紹介、サービス説明、プライバシーポリシー、お問い合わせの5項目は入れるようにしてください。会社概要に企業名とメールアドレスのみ記載している企業も散見されますが、所在地や電話番号を伏せることなく明確に記載したほうがテレビマンだけでなくメディアや第三者への印象も良くなります。

会社の最新の活動を見せる

先ほど会社のホームページは必須と紹介しましたが、そこに「お知らせ」「プレスリリース」のようなコンテンツを設け、会社の最新の活動を見せるのも重要です。何年も更新されてないホームページを見た人はその企業のことをどう思うでしょうか。本当に動いているのか不安になりますよね。

また、一般向けのお知らせとメディアに配信したプレスリリースは、コンテンツを分けて掲載した方が見やすくなります。ホームページは放置することなく定期的な更新を心がけましょう。定期的な更新ネタの1つとして、プレスリリースを配信することもおすすめです。

プレスリリースを定期的に配信しホームページに掲載することで、Googleなどの検索エンジンに情報がインデックスされ、ネタ探しをしているテレビ番組の制作会社や記者等から連絡が来る可能性も高まります。

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メディア掲載実績で信頼を得る

プレスリリースをメディアに送って記事として取り上げられてやったーと、そこで終わっていませんか。であれば、とてももったいないことをしています。

取り上げられたことをきっかけにメディアとのパイプを途切れないようにすることはもちろんのこと、せっかくの掲載実績を利用しない手はありません。掲載されたメディアに掲載許可をもらい、自社のホームページへ実績を掲載することをオススメします。掲載実績を見た他のメディアは「あの媒体でも掲載されているから安心してオファーできる企業なんだな」と思うことでしょう。飲食店で何回もメディアに取材を受けているところがありますが、必ずといって良いほど掲載された雑誌や放映された番組の画面を掲載していませんか。集客ツールとしても使うことができますが、つまりそういうことなのです。

個人のSNSも見られている

近年さまざまなSNSが台頭し、ユーザーやメディアとコミュニケーションを取る企業が増えています。それに伴い炎上リスクやトラブル等も多発しており、企業のSNSの運用には細心の注意を払う必要がありますが、プライベートのSNSも見られていることを忘れてはなりません。

テレビは、正確かつ公平で役立つ情報を届けなくてはならないため、偏った思想を持ってないかや攻撃的・差別的な人物でないか、炎上発言がないかなど、番組に出演させても問題ない人物かどうかを細かくチェックしています。

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動画でより伝わる人となり

動画は文字よりも情報伝達能力が優れていると言われていますが、文字と比較して画像は約7倍、動画は約5,000倍もの情報を伝えることができるそうです。アメリカのとある調査会社が発表した研究では「1分間の動画から伝わる情報量は、文字に換算すると180万語にもおよび、一般的なWebページの約3,600ページ分になる」とも言われています。

実際にとあるテレビマンに聞いた話ですが、番組でインタビュー取材をしようと迷った2人の社長がいたとき、ホームページにあった社長の動画を見てその人に決めたそうです。

ホームページに社長の写真とメッセージを掲載している企業はよく見かけますが、より人となりが伝わる動画で紹介するのも1つの手かもしれません。社内の雰囲気を伝えるために動画を利用し、採用活動に活かすのも良いでしょう。

まとめ

以上、テレビ出演実現への分かれ道!現役テレビマンに聞いた考査のポイントとは?について解説しました。

ここで紹介した内容は、テレビだけでなく全てのメディアに通ずるところがあります。プレスリリースを配信する前に、せっかくのチャンスを潰すことがないよう今一度確認してみてください。適切な情報発信をすることで、企業の信頼性と価値を高めメディア露出を目指しましょう。

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