<プレマガ広報インタビュー>BFネット株式会社 橋本 湖香さん
YouTubeやCG、アニメーションなどの動画制作事業を行うBFネット株式会社の橋本 湖香さんに、広報の取り組みについてお話を伺いました。
コロナの影響でアメリカへの留学を断念し、日本で広報担当として就職
―貴社の事業内容について教えてください。
弊社は、YouTubeやCG、アニメーション、VFXなどの動画制作を主軸とし、その他にSNS運用代行、HP制作も行っています。撮影はA社、編集はB社、広告はC社のように無駄なお金や時間をかけることなく、BFネットではターゲットに合わせたプロモーションを企画立案から撮影、編集、運用までをワンストップで完結させることが可能です。
また私たちBFグループは、グループ全体で6法人10事業を展開しています。2023年6月からは、グループの母体である不動産会社と一緒に、月々550円(税込)からオンラインで宅建講座を学ぶことができる「One Coin Study 宅建講座」というサービスを提供しています。
―ありがとうございます。橋本さんの略歴と広報担当となった経緯を教えてください。
私は、高校卒業後にアメリカへ留学し当初は現地での就職を考えていました。
しかし、コロナ禍の影響で大学が休校となってしまい日本に帰国。コロナが落ち着いた後にまたアメリカへ戻ろうと思っていたのですが、今度は円安の影響で学費や物価が高騰し、アメリカへの留学を断念し日本で就職することにしたんです。
そんな時に今の会社を紹介され、BFグループとして様々な事業を行っている幅の広さと働き方、またシフト制という点が他にはあまりなくとても魅力的に思い広報担当として入社いたしました。
薬局らしくない薬局「六本木漢方薬局」がYahoo!ニュースに掲載
―コロナと円安による影響は大きかったですね。現在の広報体制と広報の業務について教えてください。
以前は広報担当が2名いたそうなのですが、私が入社した時には退職されていてゼロからの状態でスタートしました。
広報の経験は全く無かったので、正直始めは「どうしよう…」という迷いもあったのですが、色々なことにチャレンジするのが好きな性分なので、自分なりに手探りでやっています(笑)
広報の業務内容としては、プレスリリースの作成・配信の他に、グループ会社が会員制のBarを六本木で運営しているので、社外で知り合った方たちやグループ会社を含めた社員などを交えたイベントや交流会の企画・運営を行っています。
また、以前は外部のPR会社と協力して社外広報に取り組み、月に数回メディアに取り上げていただきました。
取り組んだ広報活動がメディア掲載という結果に繋がった時はとても嬉しいです。
―ありがとうございます。プレスリリースの書き方はどのように学ばれたのでしょうか?また、書き方で気をつけている点などはありますか?
PR会社にサポートをしていただいた時に、教材としてプレスリリースの書き方に関する動画やテンプレートが用意されていたので、そこでプレスリリースの基本的な書き方についてを学びました。
プレスリリースを書く上で気をつけていることは、サービスの魅力を伝えつつも広告的な表現は使わないようにする点ですね。あとは弊社では薬局の運営もしているため、薬機法に抵触しないように、都度薬剤師に確認を取りながら書くようにしています。
―薬機法や景品表示法違反(優良誤認)などは、プレスリリースを作成する上で押さえておかないといけないポイントですよね。広報の成功事例があれば教えてください。
弊社が2022年2月にオープンした「六本木漢方薬局」は、<薬局らしくない薬局>をコンセプトに、ネオンの少し怪しげな雰囲気を持った看板や深夜営業(営業時間:19時~5時)を行っている点が特徴で、オープンからこれまで多くのメディアに取り上げていただき、一次メディアに取り上げられた記事がYahoo!ニュースにも派生しました。
プレスリリースは書き方や文章も重要ですが、プレスリリース内に掲載する画像もインパクトがあると、よりメディアの興味を引くことができるので、画像の重要さも実感しましたね。
自分から積極的にコミュニケーションを取る姿勢の大切さ
―とても面白いコンセプトで、思わずどのような薬局なのか知りたくなってしまいますね(笑)
今後注力していきたい広報業務はありますか?
引き続きメディア掲載を目的にプレスリリースを配信して話題作りを行いつつ、グループ会社が運営するBarで実施している交流会やイベントをスポットではなく、月1回くらいの定期開催にしていきたいと考えています。
規模も拡大し、いずれは経営者クラブのような大規模なイベントを開催できるようにしていきたいですね。
―ありがとうございます。最後にこれから広報を目指す方に何かメッセージがあればお願いします。
人と話すのが好きな人、人とコミュニケーションを取ることが好きな人は広報に向いていると思います。
私もそうですが、広報を1人で担当されている広報担当者も多いと思うので、自分から積極的に他の部署や社員とコミュニケーションを取っていくという姿勢は大切ですね。そういった所から新しく広報として取り組むべきアイデアが浮かんだり、人と人が繋がり今までには無かった動きが生まれたりするので。
また、よく言われることではありますが、広報は会社の顔としてメディア対応など外部の方と接する機会も多いので、身だしなみやTPOに気を配れる方が良いと思います。
―お忙しいところ、色々なお話を聞かせていただきありがとうございました!
会社名:BFネット株式会
事業内容:動画制作、Webサイトコンサルティング、Webサイト構築、運用、Webデザイン
設立:2021年11月
URL:https://www.bf-net.jp/