<プレマガ広報インタビュー>株式会社ドリームプランニング 髙橋 亜理沙さん

プレスリリースマガジン編集部

空き家課題の取り組みや不動産業を行う株式会社ドリームプランニングの髙橋 亜理沙さんに、広報の取り組みについてお話を伺いました。

自身のコミュニケーション能力を活かし広報も兼務

―貴社の事業内容について教えてください。

弊社は、ニッチな不動産取引を行う不動産会社です。底地借地、再建築不可や調整区域などの売値が付かないような物件を買取し、権利関係などを調整し再建出来るようにして販売までの一環した不動産事業を行っています。また「不動産SNSウチカツ」のサイトの運営と不動産コラムサイト「URUHOME」の運営のWEB事業も同時に行っております。

2022年5月にリリースした「ウチカツ」は、広告費のかからない不動産サイトとして、物件掲載、査定、不動産相談ができるサイトです。現在、空き家が多いと言われていますが、今の報酬制度やネット広告などの障壁から、低廉な物件を取り扱う不動産会社が少ない状況です。

不動産屋が創った不動産のためのサイトとして、地場の不動産屋さんの活性化を願った機能を備えています。

今後も「ウチカツ」や空き家をメインとした事業を積極的に展開したいと思っています。

―ありがとうございます。髙橋さんの略歴と広報担当となった経緯を教えてください。

独身の時から不動産業に従事しており、社長と私とパートさんが数名という、いわゆる “街の不動産屋さん”という所からキャリアをスタートしました。
その後、母の祖母の不動産関連でのトラブルを目の当たりにし「不動産の知識を持ち、きちんと対処出来るようにならないとダメだな」と思ったのが不動産業界に居続けようと思った理由です。

しかし、業界的にも男性社会で結婚と育児の両立を考えたときに難しいと思っていました。

そこで、不動産会社を自営で行っている人と結婚しようと考えていた時に、今の夫と出会い結婚。他の不動産会社に勤務をしていましたが、妊娠を機に退職し、出産を経てドリームプランニングで勤務するようになりました。

育児もある中、不動産営業は時間的に難しいと感じ、広報を通して会社の取り組みやサービスを知ってもらいたいと思うようになったのが、広報活動を始めたきっかけです。 もともと他者に自分のことを説明し理解してもらうことや友達の輪を広げるなど、コミュニケーション能力には自信があったので、そのスキルを活かし人事や総務の取りまとめと兼務し広報も担当しています。

不動産SNSウチカツ
広告費をかけたくない不動産会社とどこの不動産屋さんに相談して良いか?分からない人を繋げる不動産サイトです。機能は3つ、物件掲載、一括査定、不動産相談がすべて無料で利用する事ができる今までにない不動産集客サイトです。一般の方は不動産屋さんにお願いするのはとてもハードルが高く、不動産業といっても賃貸から売買まで幅広いので実際にどこに相談するべきなのか?分からない方のために、匿名で相談機能が可能です。登録不動産会社はその相談をサイト上で受けることにより、集客へと繋げられます。多くの不動産悩みが解決する事ができます。

見よう見まねで始めた広報活動が地方紙や専門誌など多くのメディアに取り上げられる

―育児をしながら様々なお仕事を両立されていてすごいですね。広報の業務内容、また広報についてはどの様に学ばれたのでしょうか?

広報としては、プレスリリース配信、SNSの運営(X、Instagramなど)、採用広報などを担当しています。

ウチカツ」のリリースに伴い本格的にプレスリリースでの情報配信を始めたのですが、色々なことが分からない状態でスタートしたので、広報関連の書籍を10冊以上読み見よう見まねで取り組みを始めました。

X(不動産×女子=フドジョ)に関しては、「ウチカツ」の認知拡大、不動産業界の方たちとの繋がりを目的に運用を始めました。Xも独学なのですが、3つくらいのターゲット層に絞り投稿をするのが良いということを学び「不動産業界の情報」「ワーキングママ」「自営業を行っている主の妻」といった立ち位置で、ビジネス的な内容とライフスタイルの内容を2:1くらいの割合で投稿し運用していますね。

―10冊以上も読まれたんですね!広報のやりがいや成功事例などがあれば教えてください。

会社のことをきちんと知り尽くしていないと他者への説明が出来ないので、広報は究極の会社の営業活動だと感じていて、会社の中枢とも言えます。

以前、私の母校の授業で「ウチカツ」とコラボレーションするネタを作り、そのプレスリリースが東京新聞の目に留まり取材に繋がりました。
広報の取り組みを始めてまだ1か月くらいでしたが、カラーで大きく一面に掲載していただき初めての成功事例だったのでとても達成感がありましたね。

また最近では、内閣府が運営している「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」を通じて、群馬県伊勢崎市と協定を結ぶ事が出来ました。協定にあたる際には行政へのプレゼンテーションもあり、半年ほどの交渉の末に話が纏まりました。その際は上毛新聞社に取材していただき取り上げていただきました。その他に、産経新聞社や全国賃貸住宅新聞社などからも取材を受ける機会があり、取材依頼をいただいた時や取材内容が記事として掲載される度に達成感を感じています。

採用広報としては、母校の短大と授業でのコラボレーションをしていることもあり学生との距離が近く、HPも社内のスタッフたちの顔が見えるよう力を入れているので、10人ほど採用することができています。

不動産コラム URUHOME
弊社は創業して以来、ニッチ不動産物件(底地借地、再建築不可、調整区域、私道、共有等)の取引実績がありそのノウハウを記事にして発信しています。相続等で複雑な物件を所有してしまい困っている方、手放したいけどどこも対応してくれない、そのような不動産に関する悩みをお持ちの方に不動産のプロとして説明や対処方法を記載しています。不動産で困ったらURUHOMEを見ていただきたいです。

目指すはカンブリア宮殿やガイアの夜明け などの報道番組

メディアに取り上げられるだけでなく、採用広報としても成果を出されていることに驚きました!今後注力していきたい広報業務について教えてください。

今後も新しい不動産業界の取り組みとして広報ネタを増やしていき、TV取材もして貰えるようになりたいと思っています。目指すはカンブリア宮殿やガイアの夜明け、クローズアップ現代といったビジネス系の報道番組で取り上げてもらうことですね(笑)
ウチカツ」の事業と空き家を対象として、不動産事業をより多くの方に知ってもらえるようこれからも広報活動に取り組んでいきたいです。

ありがとうございます。最後にこれから広報を目指す方に何かメッセージがあればお願いします。

私のやり方が正しいかは分かりませんが、広報は究極の営業活動であり経営の中枢であるという意識を持つことは大事だと思います。広報はすぐに結果や効果が出るような仕事ではありませんが、日々の積み重ねが着実に結果に結びつきます。
広報のネタを作るアイデアなど企画力も求められるので、お世話好きな方や人とコミュニケーションを取ることが好きな方に向いている職種だと思いますね。自分を中心に大きく周りを巻き込み動かせるよう一緒に頑張りましょう!

―お忙しいところ、色々なお話を聞かせていただきありがとうございました!

インタビュー企業

会社名:株式会社ドリームプランニング
事業内容:不動産権利調整事業(底地、再建築不可、調整区域等の仕入れ、販売まで一貫)、不動産仲介業、不動産テック事業、不動産コンサルティング
設立:2005年1月
URL:https://dream-plan.com/

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プレスリリースマガジン編集部 by ドリームニュース
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