実際にあったプレスリリース配信後の修正理由TOP5 1位はやっぱり定番の○○ミス!

プレスリリースマガジン編集部

ドリームニュースでは、多種多様な企業のプレスリリースを月に1,000本以上配信しています。
しかし、残念ながらプレスリリース配信後に誤りが見つかり、記事修正のご要望をいただくことも多々あります。

今回は、実際にドリームニュースで配信したプレスリリースのうち、2022年の1年間に寄せられた修正理由TOP5をご紹介します。

<調査概要>
■調査対象:2022年1月4日(火)〜2022年12月29日(木)にドリームニュースに修正依頼があったプレスリリース147件(内、有効回答135件)
※1社につき同一理由で複数修正依頼があったものは1件とカウント。
■調査期間:2023年4月
■調査会社:自社調べ

【第5位】他社情報の誤り(10件/7.4%)

他社との提携や契約締結など、プレスリリースには第三者の情報を記載するケースが多々あります。
修正理由の背景には、提携先企業の会社情報(住所・代表者名等)の誤りや、イベント登壇者やPRに起用する芸能人の経歴情報の誤りなどがありました。互いの信頼関係にも大きく関わってくるので、絶対に誤りのないように確認しましょう。

【第4位】表現の変更(12件/8.8%)

意外に多かったのが「表現の変更」でした。これらは基本的に「誤りではないけれど言い回しや改行などの見せ方を変更したい」というものです。配信後に改めてじっくり見てみたからこそ気づくことというのはあると思いますが、一方で、すでにメディアには情報が配信されているという重みを忘れてはいけません。誤解を招きかねない表現についてはもちろん修正対象になりますが、なんとなくの安易な修正は避けましょう。

【第3位】URLの誤り(15件/11.1%)

URLの入力ミスによるアクセスエラーや、説明文とは無関係のページのURLを貼り付けてしまった、などの理由がありました。今回の調査結果とは別ですが、過去には関係者しか閲覧できないテストサイトのURLなどを貼り付けてしまった事例などもあります。記載したURLはすべてクリックし、リンク先が正常に閲覧できるか確認しておきましょう。

【第2位】画像の誤り(20件/14.7%)

使用する画像が間違っていた」というシンプルな理由から、「画像が途中で途切れていた」「画像に含まれているテキスト情報に誤りがあった」などの画像内容に不備があった場合や、「使用NG /事前確認漏れの画像を使用してしまった」など画像使用そのものに関する確認漏れなどがありました。

【第1位】誤字<ケアレスミス・変換間違い>(25件/18.4%)

「てにをは(助詞)」の誤りや抜け・重複やパソコンの漢字変換ミスによる誤字が大多数を占めました。たかが「てにをは」と思っていても、その一文字が変わるだけで文章の意味そのものが大きく異なるのが日本語の特徴です。「企業の公式文書」であるプレスリリースとしては致命的なミスにつながることもあり得ます。作成者本人ではなかなか気づけないこともあるので、社内で第3者によるチェックを受けたり外部の校正ツールを上手に使うなどの対策をきちんとしましょう。

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【番外編】その他の修正理由

番外編として、今回ランキング外ではあったものの次に回答数が多かった修正理由についてもご紹介します。

日付の誤り(7件)

日付の誤りは主に2種類に別けられます。1つ目は純粋に発売日やキャンペーン期間の認識が誤っていた場合です。仮の日付のまま記載していたり、その後の変更が社内できちんと共有されていなかった場合などが考えられます。2つ目は、ケアレスミスによる日付の誤りです。年末年始をまたぐ場合の年号誤りやパソコンの入力ミスによる数字間違い、日にちと曜日のズレなどが挙げられます。

商品・サービス名・イベント名の誤り(6件)

商品名やサービス名等の固有名詞は、プレスリリースの中でも重要なキーワードのひとつです。
タイトルはもちろん本文にも何度も登場しうる文言なので、誤った名称でコピー&ペーストを繰り返した結果、修正箇所が全体に及んでしまうことも。固有名詞は第三者から見て誤りかどうかの判断がつきにくいという側面があります。誤った名称のまま拡散しデジタルタトゥーとならないよう事前に必ず確認しましょう。

不足情報の追加(6件)

修正理由の背景には、詳細情報の補足として文言追加やURL追加などがありました。簡潔な文章で書くことは大切ですが、情報の本質を左右する重要な文言を忘れては本末転倒となってしまいます。プレスリリースの構想を練る段階で情報をしっかり整理し、書き忘れを防ぎましょう。

不要な情報・非公開情報が含まれていたため(6件)

非公開情報を記載してしまった場合は、プレスリリースの情報を削除するだけではなく、別途「訂正プレスリリース」を配信することをおすすめします。そうしないと、すでに情報を受け取ったメディアが非公開情報を含む記事をいち早く公開してしまうかもしれません。

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自社情報の誤り(5件)

修正理由の背景には、主に「会社概要」に記載している住所や代表者名、電話番号の誤りなどがありました。「会社概要」はテンプレートを使い回すケースが多いと思います。住所移転や電話番号の変更、会社のHP情報などがあった際など含め、定期的に見直すようにしましょう。

「報道関係者向けお問い合わせ先」情報の誤り(5件)

修正理由の背景には、「担当者の個人的なメールアドレスや携帯電話番号を記載してしまった」「担当者の部署名や電話番号が違っていた」などがありました。プレスリリースにお問い合わせ先の記載は必須ですが、担当者の個人情報の掲載範囲についても必ず確認しておきましょう。
※ドリームニュースではお問い合わせ先を一般公開か一般非公開(=メディア関係者のみ閲覧可)かを選択することができます。

まとめ

いかがでしたか? 1位はケアレスミスによる「誤字」でしたが、2位「画像」と3位「URL」とあるように、本文以外の箇所にも思わぬ落とし穴があるようです。同様に添付資料についても必ず確認したいところです。

一方で、どんなに気をつけていてもミスは誰にでも起こり得ます。重要なのはミスがあった場合のその後の対応です。大元の情報の修正だけではなく、配信先のメディアに対しは情報の正誤を明らかにした「訂正プレスリリース」の配信に努めましょう。
いずれにしても、訂正情報の発信は時間との勝負。いざという時に慌てないためにも、リスク管理のひとつとして訂正プレスリリースの雛形は準備しておくとよいでしょう。

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