<プレマガ広報インタビュー>株式会社鉄人化計画 村山 玲さん

プレスリリースマガジン編集部

「カラオケの鉄人」ブランドをはじめとした空間提供型アミューズメント施設の運営する株式会社鉄人化計画 マーケティング事業本部 メディア事業部 マネージャーの村山 玲さんに、広報担当者としての業務についてお話を伺いました。

広報に携わるきっかけは多くのメディアからの取材依頼

― 村山さんの略歴を教えてください。

大学を卒業後、大手の総合スーパーマーケットへ入社しました。
総合スーパーマーケットでは、店舗担当や仕入れなどの職務を経て、マーケティング業務におけるアナリシス(分析)を行う部門に所属していました。

実店舗を持っているB to Cのビジネスは、取り組んだことに対し良くも悪くもダイレクトに反応が返ってくるため、緊張感もあって非常にやりがいを感じていましたが、ある時「もっと自分自身の幅を広げられるような働き方ができないかな」と思うようになったんです。

そのためには、「もう少し規模の小さい会社へ移ることが、結果的に自分の幅を広げることに繋がるのではないか」と思い、B to C向けの事業を展開している企業に絞って転職活動を行い、弊社へ入社しました。

入社してからは、店舗運営、新規事業の立ち上げを担当し、現在は企画や販売促進などの業務と合わせて広報業務も兼務しています。

― ありがとうございます。どのような経緯で広報も兼任されるようになったのでしょうか?

正式に広報を兼務する前にも、キャンペーンのプレスリリースを数本作成したことがあり、その経験から、2018年5月に開始したサブスクリプションサービス『カラ鉄ホーダイ』のプレスリリースの作成を任されました。

カラ鉄ホーダイ』は、おかげさまで情報番組も含め多くのメディアから取材申し込みをいただき、その波に乗って6月から少し組織を整えたタイミングで、「PRもね」といった感じで自然に(いつの間にか)担当することになりました(笑)
販売促進業務は広義に言えばマーケティング、マーケティングの中にはPRも含まれますし、元々PRへの興味は持っていたので、現在広報に携わることができて嬉しいです。

2018年5月に開始したカラオケボックスの室料を月額制とするサブスクリプションサービス。情報番組でも報道されるなど、様々なメディアから注目を浴びた。

広報としての情報発信と各SNSアカウントでの情報発信をどう【共存】させていくかが課題

― 実績を買われたのですね!現在の広報体制や村山さんの業務内容を教えてください。

広報部が存在する企業の場合、一般的にプレスリリースの配信からメディア対応、IRや社内広報といった業務を担当されるかと思いますが、弊社には広報部はなく、私自身IRに関する業務は担当していません。あくまでマーケティングの延長としてプレスリリースの配信業務をメインで担っています。

プレスリリース関連以外の業務は、『カラオケの鉄人』の主要な集客方法の1つでもある、クーポンメディアの会員や企業向けの福利厚生として企業の方に優待を行うメディア管理業務。 『カラ鉄ホーダイ』に届いたお客様からのお問い合わせ対応を行う、カスタマーセンターのような業務も担当しています。

その他に、「カラオケの鉄人の店舗を使って〇〇をしたい」といったお問い合わせをいただくことも多く、プレスリリースをメディアに配信するという業務だけでなはない、報道関係者以外の方たちへの対応や関係構築、いわゆるパブリック・リレーションズ活動を行っています。

― 幅広い業務を担当されていますね。SNSなどは活用されていますか?

『カラオケの鉄人』では、総合アカウントや店舗アカウントなど複数のTwitterアカウントを運用しており、中には数万のフォロワーが付いているアカウントも存在します。
LINEアカウントも十万人単位でユーザーと繋がっており、コラボレーションキャンペーンの情報や新店舗のオープン情報の告知などでTwitterアカウントもLINEアカウントもフル活用していますね。
(Twitter総合アカウント:@kara_tetsu

SNSの活用は今後もしていきますが、広報としての情報発信と各SNSアカウントでの情報発信をどう共存させていくかが課題になりますね。
SNSの活用は弊社の中では一日の長があるので、引き続きうまく活かしながら広報支援もしていけるような活用ができればと思っています。

社外の人と社内の人を繋げられるのも広報担当ならではの魅力

― 広報業務において大変だなと思うことがあれば教えてください。

やはり責任はすごく感じます。
どの仕事に対しても責任はありますが、広報担当としてプレスリリースを配信するというのは、一個人ではなく会社として情報を発信していることになるので、「これが適切な表現なのか…」と、好きな仕事ではありますが不安や緊張感は常に感じています。

― なるほど。では逆に、やりがいはどういった所に感じていますか?

会社自体は人ではないので当然口もなく話すことができません。
私は、会社の代わりに口となりメッセージを代弁するのが広報担当の仕事だと思っています。

広報担当が世の中と会社の間に立ち、プレスリリースとして情報を出すことで言葉となります。
発信した情報がメディアだけなく色々な方たちへ届き、サービスや店舗など何かしら弊社の取り組みに興味を持つ方が増えた時というのが、PRというお仕事をしていて面白いなと感じる時ですね。

あと、外部の方たちと接することも多いので様々な出会いがあります。
そういった出会いの中で、「社内の〇〇さんのお仕事に関係するかも」と自分がハブになり紹介することもあるのですが、社外の人と社内の人を繋げられるのも広報担当ならではの魅力ですね。

目指すのは、社員一人ひとりが自分事と捉え発信したくなるような社内広報

― 最後に、今後力を入れていきたい広報業務があればお願いします。

これまで配信してきたコラボレーションキャンペーンのプレスリリースは、コラボするタイトルの魅力もあり継続してメディアに取り上げていただいています。
これからは、自分たちで作り出すサービスを世に発信していきたいと思っているので、まだ掲載されたことがない媒体などにも露出していけるよう、きちんとメディアリレーションを行い、メディアの方たちと関係を構築していきたいと思っています。

また、弊社は元々広報部門がない会社なので社内広報も行っていません。
個人的に取り組んでいきたいなと思っていることですが、社外だけでなく社内に向けてもメッセージを発信し、社員を巻き込んで社員一人ひとりが自分事と捉え発信していきたくなるような、そんな社内広報も行っていきたいです。

― お忙しいところ、色々なお話を聞かせていただきありがとうございました!

インタビュー企業

会社名:株式会社鉄人化計画
事業内容:「カラオケの鉄人」ブランドをはじめとした空間提供型アミューズメント施設の運営
創業:1999年12月14日
URL:http://www.tetsujin.ne.jp/

ABOUT
プレスリリースマガジン編集部 by ドリームニュース
プレスリリースマガジン編集部 by ドリームニュース
プレスリリース配信代行サービス「ドリームニュース」の運営スタッフがおくるプレスリリースマガジン。広報・マーケティング担当者向けにプレスリリース業界情報や、関連するwebマーケティング業界の最新動向や注目すべきおすすめ情報などをお伝えします。プレスリリースのノウハウがぎゅっとつまった、プレスリリースマガジンをよろしくお願いします。
記事URLをコピーしました