<プレマガ広報インタビュー>株式会社OKUTA 安藤 小百合さん

プレスリリースマガジン編集部

高品質・高性能で健康と環境を配慮した住宅デザインリフォームを行う株式会社OKUTA 広報課の安藤 小百合さんに、異業種から広報をするようになったきっかけや必要だと思うスキル、広報のやりがいや成功事例などについてお伺いしました。

自ら発信し、もっと生活に密着した仕事をしたいという強い思い

―安藤さんのこれまでの略歴を教えてください。

大学の外国語学部を卒業後、千葉のリゾートホテルを運営している会社へ入社しました。

入社後は、ホテルのゲスト対応や時間帯責任者など現場職を担当しており、現在の業界とは全く無縁の仕事をしていました。

―全くの異業種からの転職だったんですね。なぜ今の会社に入社され、広報をするようになったのですか?

そうなんです。以前勤めていたリゾートホテルでは、来て下さったお客様への対応がメイン業務でした。そしてリゾートホテルという非現実的な空間にずっといたので、もっと自分から発信する職種、もっと生活に密着している仕事をやってみたいという思いが日に日に強くなっていきました。

そこでインテリアコーディネーターの勉強をして資格を取得したのですが、前職で得た接客の経験を活かさないのは勿体ないと思い、活かせる仕事は無いかと考えていたところ、弊社の広報の求人募集を見つけ、「これだ!」と直感で応募し、縁があり入社に至りました。現在約1年半、広報のお仕事をしています。

―業界も職種も違う仕事に就くなんてチャレンジャーですね!大変勇気が必要だったと思うのですが、広報担当として入社され最初に取り組んだことはなんでしょうか?

前任の広報担当者が産休に入るというタイミングで入社したので、まずは前任の仕事を丸々引き継ぐところからスタートしました。

ちょうど会社としては売上も上がり社員も増え、さらに事業が拡大していて“社外広報にももっと力を入れよう”というタイミングだったので、1つずつ引き継いだ仕事をやっていく中で、「自分がもっと広げていけることはなんだろうな」と考えながら取り組んでいたというのがファーストステップでしたね。

また業界も広報という職種も未経験だったため、ドリームニュースの広報セミナーなどに参加し勉強しました。

目先のことだけではない、5年後10年後を見据えた未来への種まき

―弊社の広報PR総合セミナー講座(全3回)に全て参加いただきありがとうございます!広報という視点で注目している会社やサービスはありますか?

大手よりはベンチャーや最近起ち上がったスタートアップなどに注目していて、まず同業他社の動きは常にチェックしています。

後は全然違う業界ですが、女性をターゲットにビジネスを展開されている企業、例えばウエディング関連などの企業も個人的に見ています。
プレスリリースの文章を書く時に、「こんな書き方もありなんだな」、「この表現面白いな」と新しい発見も多く、参考にしていますね。

あとはドリームニュースのセミナーに参加されていた企業さんの動向もチェックしていますね。
同じセミナーを受けた身として励まされるんです(笑)

―皆さん同じ様な広報の悩みを持った方が多かったですからね(笑)普段はどういった広報体制で動かれているのでしょうか?

総務部の中に広報課があるのですが、広報課の社員は私1人です。それと取材が重なった時などや社内広報業務をサポートしてくれるスタッフが1人います。実質1.5人で対応しているといった状況ですね。

広報に関しては大手のイメージが強く、広報においても担当者が数人いるのが一般的なのかなと思っていたので、最初は1人ということで驚きましたが、セミナーに参加すると1人や兼任でされている方が多かったので、その点でも励まされました(笑)

―中小企業では広報と他の業務を兼任している企業が多いですよね。これまでの経験で感じた「広報に必要だと思うスキル」などはありますか?

あります。1つ目は、主体性を持ち率先して考え動くことです。
弊社だけでは無いと思いますが、頼まれた仕事だけをやっていると、考えてはいても何も行動に移せず1日が終わってしまいます。そうならないためにも主体性を持ち、自分自身で考え率先して動くことが大事ですね。

2つ目は、メディアやお客様(エンドユーザー)やスタッフなど、全然都合が違う人たちの間で1番良い折衷案を考え出さなければいけないので、心身ともにニュートラルな所に置いておくことも大事だと思います。
ただそれは自分を抑えるということではなく、「自分の中で判断する基準やポリシーなどは守りつつ、皆にとって1番良い所に着地出来る様に心掛ける」ということです。

3つ目は、他の広報担当者の方も仰っていたコミュニケーション能力に通ずるものだと思いますが、初対面の方の心にフッと入っていける様な力。
短時間の中でお客様から本音を聞き出したり、同業他社なら情報交換が出来ないとダメなので、人見知りだとか恥ずかしいといった感情は捨てています。

4つ目は、「すぐに効果が出るもの」と「そうでないもの」、両方の目線を持つということです。
直近で売上が上がったりとか、お客様からの問い合わせがきたりとか、そういった即効性のある効果も重要ですが、5年後10年後を見据えた未来への種まき(ブランディング)も非常に重要だと考えています。目先のことだけでは上手くいきません。
直近と未来への両方の効果を考えてやるということですね。

5つ目は、常に新しい情報を公開し真摯に運営していくということです。
正直、「この情報って公開しても意味あるのかな?」と思ってしまうこともあるのですが、そうではなくて、常に会社の活動を公表するということは、その会社の姿勢を示し続けることになり、それは関係者やお客様へ安心感を与え、その積み重ねが信頼へと繋がります。

広報のお仕事はすぐに効果や結果が目に見える仕事ではないので根気が必要ですね。

―どれも大切なことですね。色々な立場で考え動かなくていけないのでとても大変だと思いますが、ストレス発散などはどの様にされていますか?

休日はインテリアのショップによく行きますね。
あと最近は、ベランダや家の中でDIYを始めたいなと思っているのでホームセンターにもよく足を運んでいます。塗料を見に行ったり(笑)

それと温泉が好きです。
広報という職種柄、先ほどお話した通り色々な方の間に立ち気を使うので、休みの日はなるべくリフレッシュする様にしています。

情報を発信し続けることで、自然と情報が集まってくる

-広報も身体が大事ですよね!御社には現在1都3県で12店舗ほど営業所(LOHAS studio)がありますが、連携はどの様に取っているのですか?

弊社には、「実際にリフォームをされた方への取材」や「デザイナーに話を聞きたい」など、取材案件が多く入ります。

常にどこかの店舗の誰かと連絡を取っているので、実際の取材に立ち会う際に営業所のスタッフに現場の状況を聞いたり、こちらの状況を直接伝えなるべくコミュニケーションを取るようにしていますね。あと、私は社内報の作成も担当しています。

その他に、新聞や業界紙の記事で皆が知っておいた方が良い有益な情報があれば、それをサポートスタッフの協力を得ながら全社員に向けて発信し共有しています。また、営業部の社員全員がブログを書いているので、毎日目を通して情報収集をしています。そのおかげか、何かあると私宛に質問や連絡が届くようになりました。

―まさに自分発信!素晴らしいですね。最後に広報としての成功事例があれば教えて下さい。

弊社の制度には、お昼寝制度やクールビズの一環で軽装での勤務を推奨したり、埼玉県の有機農業を行っている小川町との提携で、給料の一部をお米で支払うといったユニークな制度があるのですが、そういったCSR関係の情報を表に出したことで、テレビの取材などに繋がりました。

その取り組みが報道されることで会社の認知度が上がるのはもちろんですが、その報道を見たメディアからまた取材を受けるといった連鎖が起きましたね。

こういった経験をすると、「1つひとつの仕事が次に繋がっているな」と強く実感します。

OKUTAのユニークな取り組みや活動を紹介する、安藤さんが更新しているブログ「LOHAS studio Official Blog」はこちらからご覧いただけます。

―お忙しいところ、貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました!

インタビューを終えて

株式会社OKUTA 広報課の安藤 小百合さんに、広報担当になったきっかけから日頃の体制など幅広くお話を聞かせていただきました。

インタビューに対しても非常に丁寧に受け答えをしてくださった安藤さん。
広報という仕事への情熱とバイタリティにあふれていました。

これからも多くの人達の生活に密着していく株式会社OKUTA、そしてメディアやお客様や関係者たちの中心に立ち、皆をハッピーにする安藤さんのご活躍を期待しています!

インタビュー企業

会社名:株式会社OKUTA
事業内容:新築・増改築リフォームの企画・設計・施工・アフター管理・不動産仲介
設立:1992年1月(創業:1991年)
URL:http://www.okuta.com

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プレスリリースマガジン編集部 by ドリームニュース
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