<プレマガ広報インタビュー>株式会社ウエディングパーク 瀬川 由絵さん

プレスリリースマガジン編集部

日本最大級の結婚式場クチコミサイト『ウエディングパーク』を運営し、様々なウエディングサービスを提供している株式会社ウエディングパーク 経営本部 広報の瀬川 由絵さんに、広報をするようになったきっかけや必要なスキル、メディアとの関係作りで気を付けている点などについてお伺いしました。

広報未経験の状態から突然の任命

―瀬川さんのこれまでの略歴を教えて下さい。

2007年に新卒として株式会社サイバーエージェントに入社し、1年半ほど広告営業を行う広告事業代理本部という部署で営業を担当していました。

その後、“幸せに携わる仕事がしたい”という思いが強くなり、2008年の秋にグループ会社のウエディングパークに出向し、事業戦略室でアライアンスなどを担当していました。

そして2009年春にウエディングパークのメディア本部のディレクターとなり、2010年から広報も兼務しています。
 

―様々な職種をご経験されていますね。サイバーエージェントでの広告営業というお仕事は、現在のウエディングパークでのお仕事にも活かされていますか?

現在広報をやっていて思うのですが、他社とのコラボ企画などが多く、音楽関連会社さんや映画配給会社さんに「こういう企画やりませんか」と提案することがあり、そこでの説明の仕方や相手が興味を持つ様なプレゼンなどに、前職で培った営業力が活かされていると思います。

―ありがとうございます。そもそも広報担当になった経緯、また広報担当として最初に取り組んだことはどういった事だったのでしょうか?

前任の広報担当の退職に伴い、社長からお声がけいただいたのがきっかけです。当時、広報の仕事の経験がなく、右も左もわかりませんでしたが、元々広報にはとても興味があったこともあり「やらせてください!」と即答しました。

まず広報担当として始めにした事は、弊社と関連する企業や競合企業などのプレスリリースを読み、どういったプレスリリースを配信しているのか、どのような書き方をしているのかという調査と、勉強です。

後は他社の広報担当の方にもお会いしましたね。未経験だったのでどういった取り組みをしていけばいいのかということはもちろん、どういった業務を行われているのかなどさまざまな話をお聞きしました。 就任当初は広報の勉強会などに参加して人脈を広げ、そこで得た繋がりでいろいろな方々からアドバイスをいただいたりもしました。

”自社を愛する力”と”自社を愛しすぎない力”の重要性

―凄い行動力ですね。では瀬川さんが思う「広報に必要なスキル」はどういった事でしょうか?

必要なスキルは沢山あると思いますが、コミュニケーション力は“絶対必要”だと思います。

後は”自社を愛する力”と”自社を愛しすぎない力”(客観的に見る力)、この2つが凄く重要だと思っていて、自社愛だけが強すぎるとメディアとしては全く面白くない主観的な内容をプレスリリースとして配信してしまい、記事として取り上げられづらいです。

自社愛は持ちつつ、客観的に世の中を俯瞰してみて「本当にこの記事は価値があるか」というジャッジが出来る力も必要だと思っています。その客観的な視点が凄く大事だなと気付けたのは、編集の経験のおかげでもありますね。

ディレクターの仕事をしていた時、ウエディングパークサイト内で取材コンテンツを担当していました。各業界の広報の方々から送られてくるプレスリリースに目を通し、ネタを探し、ユーザーに響きそうな内容であれば、記事をライティングしていました。
どこの編集部の人もそうだと思うのですが、1日に数百というプレスリリースが送られてきます。その中で、編集者に響く内容にするにはどうしたらいいのか。“編集”と“広報”、両方の視点から考えるようにしています。

―“編集”と“広報”両方の視点、非常に大切ですね。メディアとの関係作りで気を付けていることはありますか?

先ほどお話した内容と重複する部分もありますが、基本的にメディアを優先し向こうがメリットになるネタ・情報を意識して提供する様にしています。

広報全般で意識している事になりますが、弊社の広報と関係してくれた全ての人がメリットになるような仕組み、広報というものを意識しています。 単純に掲載されたから良かったというのではなく、弊社の提供した情報を掲載する事で、掲載したメディアにターゲットとしているユーザーが集まり、その結果メディアの閲覧者が増えたり問い合わせに繋がるように。

―そういった意識での取り組みが、数多くの掲載数を生み出しているのですね!

ありがとうございます(笑)

弊社で配信しているプレスリリースの中に調査リリースがありますが、お昼の時間帯に放送している情報番組や夜の時間帯に放送しているエンタメ系の番組などから「調査データを使わせて欲しい」というお問い合わせをいただく事がありますね。調査リリースは想像以上にお問い合わせをいただき、多くのWEB媒体でも記事としても掲載していただいています。

各部署のミーティングに参加し広報視点で新サービスのコンセプトを提案

―あれだけ数多く掲載される企画はどの様に生まれるのでしょうか?やはり他部署とコミュニケーションは取っているのでしょうか?

他部署とコミュニケーションはかなり密に取っています。
1フロアなので各部署に顔を出して何か良いネタが無いかなど聞き出したりして。

各部署のミーティングにも参加する様にしていて、例えばメディアで新しいサービスを立ち上げるとなった時には「こういったコンセプトの方がメディアも興味を持ちやすい」など広報視点で提案を行い、最初から仲間に混ぜてもらって一緒にコンセプトを考えるように心がけています。

やはり出来上がったサービスのプレスリリースを、後から単純に書くだけとなると「これだとニュース性が弱いな」という事もあるので。

―大変勉強になります(笑)それでは最後に広報のやりがいを教えて下さい。

最終的に“ウエディングパークで結婚式場を探してもらう”というのが広報のミッションとしてあるので「ウエディングパークを使って式場を探したよ」という風に言ってもらえると非常に嬉しいです。

また最近では、動画PRにも力を入れていて、昨年11月~2作品配信したのですが、動画を見て「結婚式がしたくなった!」とか「結婚っていいな」など、ダイレクトに反響があったときに、やりがいを感じますね。今後も結婚を軸に、もっともっと幸せなサービスを世の中に提供していきたいです!

「結婚式って素敵だな」そんな気持ちにさせてくれるウエディングパークが手掛けたサプライズプロポーズ動画、そしてウエディングパークに投稿されたクチコミを実写化したWebCMは、ウエディングパーク公式Youtubeページ「WeddingPark OfficialChannel」にてご覧いただけます。

―お忙しいところ、貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました!

インタビューを終えて

株式会社ウエディングパーク 経営本部 広報の瀬川 由絵さんに、広報の立ち上げや広報担当者として大切にされている事などのお話を聞かせていただきました。

全くの未経験の状態から手探りで立ち上げ、今やメディアだけでなく一般の方も興味を引くコンテンツやプレスリリースを配信している瀬川さん。
終始笑顔でインタビューにご対応をいただき、周りとのコミュニケーション力の高さはもちろん、お仕事に対する姿勢もとても高く刺激をいただきました。

これからも沢山の幸せを提供する株式会社ウエディングパーク、そして瀬川さんのご活躍を期待しています!

インタビュー企業

会社名:株式会社ウエディングパーク
事業内容:結婚準備クチコミ情報サイト「ウエディングパーク」の企画・運営など
設立:1999年9月
URL:http://www.weddingpark.co.jp

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