広報をしている方の半数が1人で広報業務をこなしている? 広報業務に関するアンケート

プレスリリースマガジン編集部

他の企業の広報担当者の方は実際のところ、どのような体制でお仕事をしているのでしょうか?
大企業では広報の部署が確立されていることが多いと思いますが、中小企業やスタートアップの企業では専属の広報担当者を配置するのが難しいのが現状ではないでしょうか。
ということで実際に普段広報活動をされている広報担当者の方々に、広報業務に関するアンケート調査を行ってみました。

【調査概要】
調査方法:アンケート用紙記入
調査対象:企業の広報担当者
調査サンプル数:31サンプル

【アンケート内容】
Q1.広報以外に兼務されているお仕事はありますか?
Q2.広報体制は何名ですか?(自分含む)
Q3.プレスリリース配信以外にどういった広報に興味がありますか?

広報担当者が兼任している業務の多くは企画/マーケティング、バックオフィス、広告/宣伝と続く

「広報以外に兼務されているお仕事はありますか?」というアンケート項目に対しては、ほとんどの方が他の業務を兼任しているという現状がうかがえます。
広報のみを専任でしているという方はなんと2.2%。企画/マーケティングを兼任している方が27.0%、続いてバックオフィス(総務・経理・人事)25.8%、広告/宣伝が21.3%と続いています。また、経営者が広報を兼任しているケースは16.9%、その他は6.7%あり、詳細は事務・開発・営業となっています。

約98%の方が、広報以外に兼任している業務があるという結果が出ました。みなさん忙しいですね!
また、最近インターネットの発達により、広報とマーケティングの境目がなくなってきていると感じています。そのため、広報と企画/マーケティングを兼務している方が多いという結果につながったのではないでしょうか。また、スタートアップ企業の場合は経営者が広報業務も行っているというケースが多いようです。

広報をしている方の半数が1人で広報業務をこなしている

「広報体制は何名ですか?(自分含む)」という質問に対しては、なんと50%が1人で行っているという結果になりました。2人、3人体制で広報活動を行っているところも多く、1~3人体制を合わせると全体の約97%を占めます。5人以上で行っている企業は3.3%となっています。

比較的少人数で広報をしている企業が多いという結果が得られました。まだまだ広報に十分な人材が確保されていないようです。実際にお話を聞くと、少人数で広報活動を行っているためか、「社内にノウハウが少ない」「メディアとの個々のつながりが少ない」「他社の広報担当者との横のつながりが欲しい」等の声をいただきました。ほとんどの担当者が同業他社に関わらず広報のネットワーク構築を望んでいるようです。

広報担当者は最近注目されているオウンドメディア/SNSの活用に興味あり

「プレスリリース配信以外にどういった広報に興味がありますか?」という問いに対しては、最近注目されているオウンドメディア/SNSが32.8%と多くを占めました。続いてプレマガの【今さら聞けない!広報・PR業界用語【超初級編】vol.2】でも用語解説したメディアキャラバンが24.1%。そのあとに記者会見/記者発表が15.5%で続き、海外プレスリリース配信が13.8%となっています。そして、取材・報道のための自主的な組織いわゆる記者クラブ訪問が12.1%となりました。

最近企業の情報発信が重要だとささやかれていますよね。SEOに関しても有益なコンテンツを継続して作ることが重要だと言われるようになってきました。そのため企業のオウンドメディアやSNSの活用に注目が集まっています。しかしながら運用となるとなかなか難しいようです。そのような観点からオウンドメディア/SNSの活用法に注目が集まったのではないでしょうか。また、企業の海外進出も多くなってきているため、海外へのプレスリリース配信の需要も高まってきていますね。


いかがでしたか?
1人で広報活動されている方、広報以外の業務まで兼任されている方が多いことにびっくりしました。業種や業界に関わらず大多数の企業は兼務が多く、その組織によって兼務する業務も違うようですね。

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プレスリリースマガジン編集部 by ドリームニュース
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