クリッピングとは?メリットや著作権侵害についての注意点【広報・PR効果測定】
プレスリリースを配信したあと、ニュースになっているかどうかはとても気になりますよね。その代表的な効果測定の手法のひとつにクリッピングというものがあります。
そこで今回は、クリッピングの意味やメリット、注意点などの基本について解説します。
1 クリッピングとは?
クリッピング(Clipping)とは、自社や競合企業、業界情報に関するニュース記事をチェックし、切り抜いて保管することを意味します。
チェック対象はテレビ、ラジオ、新聞、雑誌(専門誌)からWebメディア、SNS(Facebook、Instagram、Twitter、ブログ等)まで多岐に渡ります。クリッピングは効果測定の代表的な手法であり、広報・PR業務では欠かせない仕事のひとつです。
2 クリッピングのメリット
クリッピングの主なメリットは以下のとおりです。
媒体の特色を知る
トレンドの移り変わりが早い昨今、聞き馴染みのある媒体でも、常に最新の読者層や掲載情報を完璧に把握するのは至難の技です。しかし、毎日コツコツとクリッピングをすることで、媒体の微妙な変化や編集部が求める情報についても知ることができます。そうして得た情報は、プレスリリースのネタの切り口やキャッチーなタイトルづけなどに活かすことができそうです。
競合企業・市場動向を知る
広報担当者はPR戦略を立てる上で、業界における相対的な立ち位置についても客観的に知る必要があります。クリッピングをすることで、競合企業や業界トレンド、市場規模の変化について、日々、知見を深めることができます。
従業員のモチベーションUPに貢献
自社のことがポジティブなニュースとして取り上げられると、従業員は誇らしく嬉しい気持ちになりますね。クリッピングした記事を広く社内に共有することで、働く人たちの士気が上がり、組織の活性化につながります。
ただし、社内といえども記事の共有には法的な注意点も。次の項目3で解説します。
3 クリッピングの注意点「著作権侵害」
クリッピングした記事のシェアや活用において、もっとも注意しなければならないのが「著作権侵害」です。新聞、雑誌、WEBなどに掲載されているニュースも立派な著作物です。記事の著作権者であるメディアの許諾なしに複製(コピー)や転載、要約をすることは違法行為に該当します。
- 社内への情報共有目的で、新聞記事のコピーやスキャンデータを回覧した。
- 営業先へのプレゼン資料として新聞記事をスキャンした。
- ニュース記事の本文を要約して社内に共有した。
こうした記事の二次利用については、事前に媒体のホームページから「著作物利用」に関する案内ページの確認をし、必要な場合は知的財産ビジネス担当の部署へ問い合わせてみましょう。媒体によっては使用料がかかる場合もあるので注意しましょう。
いかがでしたか?
クリッピングは新聞や雑誌の切り抜き作業や長時間パソコンで記事を検索するなど、とても地道な業務ですが、やればやるほど奥が深い世界です。具体的なクリッピングの方法についてはまた別の機会に解説したいと思います。
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