「読む、読まない」は数秒で判断!?タイトル作成5つの極意【記者に響く!プレスリリースの書き方シリーズ】

プレスリリースマガジン編集部

本や映画の見出し、話題のお出かけスポット・・・私たちが魅力的な情報と新しく出会う時、そこにはいつもワクワクするような素敵なキャッチコピーがありますね。
プレスリリースで言えばそれは「タイトル」。記者に響くタイトル作りは広報マンの腕の見せ所とも言えます!

タイトル

プレスリリースの内容が一目で分かるよう、キャッチーで簡潔なタイトルをつけましょう。(30~50文字以内を推奨)また、時流に乗ったキーワードをタイトルに入れることでプレスリリースが目につきやすくなります。

プレスリリースの内容が一目で分かるよう、キャッチーで簡潔なタイトルをつけましょう。(30~50文字以内を推奨)また、時流に乗ったキーワードをタイトルに入れることでプレスリリースが目につきやすくなります。

記者の目線はココ!
メディアは、日々膨大な数のプレスリリースを受け取っています。想像してみてください。メールの受信ボックスに届く数百のリリースを・・・
時間に追われる記者にとってプレスリリースタイトルは、まさに「読むか、読まないか」を瞬時に判断するための重要な決め手となるのです。
(残念ながら開封されないリリースも・・・)

それでは、タイトルで記者の心を掴みたいあなたへ5つの極意をご紹介します。

タイトル作りにおける5つの極意

  1. タイトル作成は、本文完成後に着手しよう
  2. タイトルを読んだだけで、プレスリリーステーマが明白かを確認
  3. タイトルで記載した情報は、本文でも必ず用いられているかを確認
  4. キーワードに「新規性」「季節性」「社会性」の要素を取り入れよう。誇張表現はNG
  5. タイトルは30~50文字以内を推奨。配信後の重複ワード発生にも注意

以下で詳しく解説していきます。

なんといっても「分かりやすさ」が大切

例えば、タイトルA『<新製品>GI-DN12型を発表』といったタイトルの場合、新製品に関するリリースであることは理解できますが、一体どのような製品なのかも分からないためニュースバリュー(情報価値)を感じることができません。

加えて、『発表』の意味は、読み手により解釈が異なる表現です。「新製品発表を行うイベントの開催告知」なのか、そもそも「発売」の意味で用いているのか・・・などと、様々な意味付けができてしまう玉蟲色の表現は、「販売」や「発売」など誰もが客観的に理解できる言葉に置き換えましょう。(「○○をリリース」など英語表現もこれに該当します)

そこで、タイトルAをより具体的に分かりやすくし、タイトルB『お家が写真屋さんに!?6色インクで高画質な写真プリントを実現~新製品 発売開始~』に変更してみます。
すると今度は、“高画質が売りの一般消費者向けの家庭用プリンターが新発売される”ということが容易に伝わってくるようになりましたね。

タイトルで記載した情報は、必ず本文内でも用いられていますか?

仮に、タイトルBのリリースを本文へと読み進めた時、タイトル内にある<6色インク>に関する情報が一切記載されていないとしたらどうでしょうか。記者は“情報の事実確認”に手間を要することになり、決して良い印象を与えません。

タイトルは本文テキスト全体の旨味を凝縮したエキスとなるもの。最後に作成することで記載の漏れは防げますよ。

タイトル作りの醍醐味!メディアの興味を惹くキャッチコピーとは

先ほどのタイトルBに季節性のあるキーワード「夏休み」を加え、タイトルC『夏休みの思い出作りに!家庭でも高画質な写真プリントを実現~新製品 発売開始~』としてみます。家電のポータルサイトのみならず、子育て関連やパパママ向け情報を扱う媒体の興味を惹く可能性もグッと高まるかもしれません。
※掲載希望の媒体や業界の特徴に合わせタイトルを工夫しよう

なお、メディアの関心を惹くキャッチコピーとして、主に以下の要素が挙げられます。

  • 新規性・・・まだ知られていない新しい情報(新成分採用、新店オープン など)
  • 社会性・・・社会活動や時事用語に関するキーワード
  • 季節性・・・お正月、クリスマス、◯◯の日 などのキーワード

「世界初」「日本一」の表記には要注意!?

よりキャッチーに!目立つように!と思うがあまり、まったく根拠がないのに「世界初!」「業界初!」「日本一!」などとつけてはいけません。誇張表現は、配信元企業の信用を損なうだけです。

記者の目線はココ!
メディアにとって「情報の信頼性」は生命線。インパクトのある情報はとても魅力的ですが、記事にすればその社会的影響は甚大です。そのため、過大なキャッチコピーにはあらかじめ慎重かつ懐疑的になるのが記者の心情というものです。もちろん事実の場合は、その根拠や裏付けとなるデータをきちんと本文内に記載しましょう。

重複ワードの発生に注意 ※プレスリリース配信サービスを利用する場合

プレスリリース配信サービスを利用しメール配信する場合は、あらかじめ「プレスリリース」の文言と「配信元企業名」が自動挿入されることが多いです。自社作成のタイトルに重複ワードが発生しないように注意しましょう。

▲メール受信BOXのイメージ画
思わずクリックしたくなるのはどのタイトルですか?
表示される件名の文字数は人それぞれだが、書き出し約20文字程度が勝負(自動挿入文言を除く)


どうでしたか? タイトルは3つほど作成し、他の方などの反応を参考にしてみるのも効果的です。ぜひ挑戦してみてください!

次回は、「本文」の書き方やポイントをご紹介します。お楽しみに!

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プレスリリースマガジン編集部 by ドリームニュース
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