記事化ストップの原因!現役記者が読む気になれないプレスリリースVol.2
毎日約400本ものプレスリリースを受け取っている記者の方に、読む気になれないプレスリリースについて直接お話を伺いました。実際に記者の方に届いたプレスリリースの中で、読む気になれなかったプレスリリース事例です。
事例その2:連絡先の表記がないプレスリリース
事例その2は『連絡先の表記がないプレスリリース』です。
プレスリリースの中に配信元の企業の連絡先の表記がないと本当に困るんですよ。
連絡先の表記が無い場合、ご自身で連絡先を調べるのですか?
基本的にはそうですが、よほど話題性がないとわざわざ調べてまで連絡を取ることは正直稀ですね。連絡先がないだけで記事にしないことも良くありますから。
なるほど。ゲーム会社に多いのですが、問い合わせ先がお問い合わせフォームというのはどうでしょう?
お問い合わせフォームのみの記載はやめていただきたいですね。お問い合わせフォームに質問を入力する時間がもったいないんですよね。記者は常に時間に追われていますので。なので電話番号があると良いですね。
また、連絡先には担当者の部署と名前、担当者の電話番号の記載があると連絡するときに迷わないのでより良いです。
以前本社の電話番号にかけた際、たらい回しにされ結局担当者が外出していてつかまらなかったということもあったので。
確かに担当者の連絡先が書いてあるとすぐ担当者につながりますね。
あと、会社概要の表記も忘れずに。会社名を見ただけでは何を事業としている企業なのかが分かりませんので、企業名、代表者、所在地、電話番号、URL、事業内容等の記載があると助かります。
事業内容が多岐にわたる場合、全て表記したほうが良いのでしょうか。
いいえ。全て表記すると長くなってしまいますので、主な事業内容を3つほど表記すれば良いかと思います。
ありがとうございました!
あっ。補足事項として、プレスリリース本文の文頭の企業名(主語)にも事業内容がわかるように説明をつけるとより良くなりますよ。
具体的には、『WEBサイト制作を手掛ける○○株式会社(本社:東京都、代表取締役○○)は、』のような説明があると、プレスリリースを読んだ時点で、配信元の企業が何を事業としているかがすぐに分かるので助かります。
なるべく記者の手を煩わせない、記者のことを考えたプレスリリース作成が重要ですね。
- 連絡先はメールのみではなく、電話番号も表記する!
- 何をしている企業なのかがわかるように会社概要の表記も忘れずに!