商品が1つでもプレスリリースを3回+α配信できるテクニック
「プレスリリースを配信したいのだけど、ウチの商品は1つしかないから1本しか出せないよ」という声をよく耳にします。確かに何度も同じプレスリリースをメディアに配信してしまうと、記事にならないだけでなく、不快感を持たれたりクレームに繋がったりと、配信自体が逆効果になってしまうケースもあります。
しかし、例え商品が1つしかなくても、新しいネタ(ニュース)を入れ込むことで、きちんとしたプレスリリースを作成し、配信することができるのです。架空の新商品「天然水 美味しいお水」を例に見ていきましょう。
1回:商品の発売
まずは「天然水 美味しいお水 発売」のプレスリリースです。プレスリリースを配信する上で最もイメージしやすいであろう商品を発売したというプレスリリースは、まさに王道ですね。商品をサービスに変えても使えますよ。
5W2H【Who(誰が)、When(いつ)、Where(どこで)、What(何を)、Why(なぜ)、How(どのように)、How much(いくらで)】を意識し、結論から書き始め後から修飾するような形で書くと書きやすいですよ。商品概要や価格、特徴も忘れずに記載しましょう。
2回:キャンペーン開始
商品の発売に伴い、キャンペーンをすることもあるでしょう。すると「天然水 美味しいお水 発売記念●%オフキャンペーン」のプレスリリースが配信できるわけです。
プレスリリースには、「激安」「是非お買い求めください」のような広告的な表現はNGです。「激安」と書くのであれば「●%オフ」のように具体的な数値を入れ、客観的に書きましょう。キャンペーンのプレスリリースは、必ずいつからいつまでのキャンペーンなのかを記載します。
そして、キャンペーンが好評でもう1ヶ月延長となったら、キャンペーン1ヶ月延長プレスリリースも配信することができます。しかし、最初からキャンペーン期間が2ヶ月と決まっているのにも関わらず、1ヶ月をキャンペーンとし1ヶ月延長とするのはダメですよ。
3回:実績報告
「天然水 美味しいお水」が売れに売れ、新発売から3ヶ月で10万本売れたとします。このような素晴らしい実績は、「天然水 美味しいお水 発売から3ヶ月で100,000本突破」のような実績報告としてプレスリリースを配信しましょう。
実績報告のプレスリリースにも、いつからいつまでの間に達成したのかが分かるよう期間を記載し、ある程度まとまったキリが良い数値で作成することが重要です。
最後に
今回3つをご紹介しましたが、この他にも「パッケージ変更」や「価格改定」「イベント出展」「商品の協賛」「業務提携」など、さまざまな新しいネタを入れ込むことで、1つの商品でも複数回に渡りプレスリリースを配信することができるのです。その他のプレスリリースの雛形は、こちらをご覧ください。
継続したプレスリリースの配信が、メディアへの露出やブランディングにも繋がります。まずは1本プレスリリースを配信してみてはいかがですか。