1月の隠れた記念日「○○の日」!プレスリリースの切り口「時節ネタ」3選
「時節ネタ」シリーズでは、数ある記念日の中から、特に大衆性が高く、かつ今後さらに一般社会における認知度が高まるのでは!と注目する「◯◯の日」をピックアップしています。
1月といえば、なんといっても「お正月」や1月の第2月曜日の「成人の日」がビッグイベントですが、他にも心温まる記念日がたくさんありますよ。
「いち(1)ご(5)」の語呂合せ。高校受験を控えた15歳の少年少女(いちご世代)にエールを送る日。
受験生にとって1~2月は、入試に向けて最後の追い込みをかける時期ですね。ゲン担ぎの商品や合格祈願グッズが毎年話題となるのもこの頃です。
世間一般に受験生の応援販促に最適なシーズン(年明け後1.~1.5ヶ月程度)が存在することは確かです。しかし、あえて限定的に「応援する日、エールを送る日」を設けその日をフックに情報を発信することで、イベントやキャンペーンのインパクトを強くすることもできるのです。
【応援キャンペーン告知に関するプレスリリースタイトルの比較】
(A)「本格的な受験シーズン到来!◯◯応援キャンペーン開始」
(B)「『いちごの日』は15歳の受験生にエールを送る日!1月5日◯◯応援キャンペーン開始」
グルメ・食品業界はもちろん、受験生の体調管理をサポートする商品を展開する製薬会社や家電業界、また合格祈願などにちなんだ旅行・観光業界には最適な記念日ですね。限定商品(サービス)の発表やイベント・キャンペーン告知のプレスリリースとして配信してみるのはいかがでしょうか。
米に関係する民間企業やJA等でつくる「ごはんを食べよう国民運動推進協議会」が制定(2000年)。阪神・淡路大震災(1995年1月17日発生)ではボランティアの炊き出しで被災者が励まされたことから、いつまでもこの善意を忘れないよう1月17日を記念日とした。
日本人の心「米」のみならず、「和」「助け合いの精神」までをも象徴するかのような奥深い記念日ですね。また、おむすびと言えば「お弁当」。遠足や運動会、お花見など家族や友人と過ごした楽しくも懐かしい思い出が去来する方も多いことでしょう。
そこで、“おむすび”にまつわるエピソードを募集したり、おむすびを通して私たちのライフスタイルや価値観を浮き彫りにするアンケート調査(定点調査)などを行ってみるのはいかがでしょうか。また「キャラ弁」としておむすびをデコレーションしたレシピコンテスト開催なども消費者とのコミュニケーション施策のひとつです。
食品・グルメ、スーパー・小売・百貨店の業界や農業ビジネス関連はもちろん、防災用の非常食の準備や点検を促す啓蒙をするのにも最適な記念日です。
生活情報紙『リビング新聞』(サンケイリビング新聞社)が提唱し日本記念日協会にて認定(2009年)。家事や育児に毎日頑張る主婦(主夫)がリフレッシュをする日。読者アンケートにより[1月25日][5月25日][9月25日]を“主婦休みの日”とした。
日本愛妻家協会が制定。1月の1を英語のIに見立て、「あい(I)さい(31)」の語呂合わせから。
「女性の活躍」が叫ばれている近年ですが、夫である男性の長時間労働問題や育児休暇の取得率の低さなどを考えると、妻である女性の家事労働の割合はまだまだ高いといえるのが実情かもしれません。(もちろん仕事も家事も両方頑張る男性もいますっ!)
どちらの記念日も、主に女性が最終ターゲットとなるため、グルメ・食品、ギフト、アパレル、家具・家電、小売・百貨店、マッサージやエステなどのリラクセーション・美容業界、旅行・観光などの商品やサービスを展開する業界には最適ですね。
ちなみに「愛妻家の日」は、男性側が行動を起こすことが求められるので、国際的に見てもかなりシャイと言われる日本人男性にとってはハードルが高く感じられることもあるでしょう。
しかし、男女共同参画社会はもはや日本社会全体の課題ともなっており、その活動を推進する企業や団体の新しい取り組みは日々ニュースで目にするところです。例えば「イクメン」や「スゴカジ(調理、洗濯、掃除、育児にまんべんなく関わるパパ)」のような造語を新たに創り、継続的に広報活動を行うことでメディアの興味を惹くことができるかもしれません。
いかがでしたか?
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