知ってる?プレスリリースとSEOの関係
今回のテーマは「プレスリリースとSEOの関係」についてです。プレスリリースを配信することでSEO効果はあるのでしょうか?
まず初めにSEOとは?
SEOとは、「Search Engine Optimization」の略で、WEBサイトがサーチエンジンの検索結果ページでよりページの上位に表示されるように工夫する施策のことをSEO対策と言います。
一般的にSEO対策というのは「内部対策」と「外部対策」とに分けて考えられます。内部対策というのは、WEBサイトの内部構造(タイトルやhtmlの最適化等)を、Googleなどの検索エンジン用に最適化することです。一方外部対策は、WEBサイトに他サイトからのリンク(被リンク)を集める対策を指します。数年前までは被リンク(リンク購入)を集めれば、比較的簡単に検索順位を上げることができました。しかし、数年前よりGoogleでは金銭による被リンクの取引をガイドラインで禁止しています。そのため、現在では内部対策が重要視されてきており、それに伴いWEBサイト内に良質なコンテンツが多いサイトが、検索結果の上位に表示されるようになってきています。ここ最近よく耳にする「コンテンツSEO」というものですね。
プレスリリースからのリンクにSEO効果は無い
結果から言ってしまうと、プレスリリースからのリンクにSEO効果はありません。
数年前までは効果があったようですが、2013年にGoogleは、プレスリリースは一種の広告であり、リンクには被リンクの効果を無くすnofollowタグを付けるべきと発表しています。この発表の裏には、プレスリリースにSEO効果があるとわかったため、プレスリリースを乱発する企業が増えすぎたということも関係しているのではないでしょうか。
プレスリリースの本来の目的は、メディアに記事として取り上げられ、企業活動を多くの方に知ってもらうこと。決して検索エンジンの上位表示を目的とするわけではありません。
実際に、プレスリリース配信代行サイトに掲載されているプレスリリースからのリンクには、nofollowタグを入れているところが多いです。
プレスリリースを乱発することは、メディアだけでなく検索エンジンにとってもNGですね。
プレスリリースを配信してWEBで企業活動をアピールしよう
検索エンジンで会社名やサービス名等を検索した際に、通常であれば1番上に自社のWEBサイトやサービスが表示されるでしょう。それ以下には、検索したキーワードと関連性が強いサイトが表示されるはずです。検索結果の1ページ目にはなるべく自社の情報を表示させたいですよね。そんな時に有効な手段の1つがプレスリリースなのです。
プレスリリースの配信代行サイトの多くは、有力なニュースサイトと提携しプレスリリースを掲載しているため、検索結果上位に表示されやすいというメリットがあります。つまり、企業がきちんと活動していることを検索ユーザーに知らしめることができるということです。
また、検索エンジンの検索結果に表示される有力なニュースサイトに掲載されたプレスリリースは半永久的に残るものも多いため、プレスリリースを配信してから1年後に、プレスリリースを見て問い合わせがあったなんて話も良く耳にします。いつ何があるかわかりませんね。
いかがでしたでしょうか。
プレスリリースからのリンクにSEO効果はありませんが、WEBならではのメリットがあることがご理解いただけたかと思います。プレスリリースの本来の目的を忘れずに適切な配信をしたいですね。
また、検索エンジン経由で自社のWEBサイトに訪れたユーザーを逃さないためにも、配信したプレスリリースは必ず自社のサイトに配信した日に掲載することも重要ですよ。