株式会社グラッドキューブ(本社:大阪市中央区 代表取締役 CEO 金島 弘樹 以下:グラッドキューブ)は、2023年11月1日付けで、柏井 康佑(以下、柏井)が執行役員 CTO に就任したことをお知らせいたします。
(左:代表取締役CEO 金島 弘樹 右:執行役員CTO 柏井 康佑)
日本経済新聞に掲載された記事(https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF243FN0U3A021C2000000/)で一部、今後の展開について触れておりますが、記者からの取材時は対談形式で金島と柏井に話していただきました。今回は、その一部をご紹介いたします。ぜひご覧ください。
(日本経済新聞に対談取材記事が2023年10月24日に掲載されました。)
※2023年9月19日に開示いたしました「事業の一部譲受に向けた決議に関するお知らせ」で記載いたしました「柏井 康太郎」はビジネスネームとして使用しておりましたが、今後は戸籍名の「柏井 康祐」に統一していく旨、本人より申し出がありましたのでお知らせいたします。
記者:今回の一部事業譲受により、グラッドキューブはどういった事業展開をお考えでしょうか。
金島:これまで自社で行ってきたのは主にマーケテイング領域でしたが、お客様が求めているソフトウェア開発の領域も広げ、基盤を強化していきたいと考えていました。SPAIA 事業の更なる付加価値の向上や先日発表した DRAGON データセンター、NFT、メタバース、VR や AR の領域にも踏み込んでいきたいと考えており、実現していきたいことが山のようにあります。
それ以外では柏井とも話が盛り上がる医療DX の分野です。
柏井は AI に精通しているエンジニアというだけでなく、医師免許を保有しており、非常に珍しく素晴らしい経歴をもっています。
柏井:私が専攻したのは脳科学の分野でしたが、子供の頃からプログラミングが好きで開発が趣味でもあったため、脳の勉強をしているうちに AI への興味が止まらず、精通していきたい気持ちから医学部に入りました。
記者:それは珍しいご経歴ですね。
金島:そうですよね。柏井がこれまで行ってきた開発は SPAIA や SaaS にも活かせられますし、我々が視野に入れているスポーツベッティングも仮想空間の中でできる時代が来るのではないかと想像しています。今回の事業譲受によって、workhouse 社が得意としてきた AI 画像認識など様々な技術で既存事業へのインパクトを期待しています。
記者:譲受する事業は具体的にどの事業ですか?
柏井:workhouse 社では主に受託開発をしてきました。特にアプリケーション開発や、お客様企業へ提案してゼロからプロダクトを創り上げていく、といったような企画型の開発やその保守です。AI に関しては画像解析を得意としています。例えば、店舗のリピーター検知であったり、人がどう移動したか行動履歴を辿る分析も可能です。その結果を活かして店舗内通路の利用ニーズを把握するなどお客様の問題解決に貢献してきました。
グラッドキューブの事業内容は少し異なりますが、近い事業モデルだと感じていますし、幅広くあらゆる企業のお客様に対して一緒に提案し、より良いものを創ろうとする姿勢が同じだと感じています。
日本経済新聞に掲載された記事(https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF243FN0U3A021C2000000/)で一部、今後の展開について触れておりますが、記者からの取材時は対談形式で金島と柏井に話していただきました。今回は、その一部をご紹介いたします。ぜひご覧ください。
(日本経済新聞に対談取材記事が2023年10月24日に掲載されました。)
※2023年9月19日に開示いたしました「事業の一部譲受に向けた決議に関するお知らせ」で記載いたしました「柏井 康太郎」はビジネスネームとして使用しておりましたが、今後は戸籍名の「柏井 康祐」に統一していく旨、本人より申し出がありましたのでお知らせいたします。
記者:今回の一部事業譲受により、グラッドキューブはどういった事業展開をお考えでしょうか。
金島:これまで自社で行ってきたのは主にマーケテイング領域でしたが、お客様が求めているソフトウェア開発の領域も広げ、基盤を強化していきたいと考えていました。SPAIA 事業の更なる付加価値の向上や先日発表した DRAGON データセンター、NFT、メタバース、VR や AR の領域にも踏み込んでいきたいと考えており、実現していきたいことが山のようにあります。
それ以外では柏井とも話が盛り上がる医療DX の分野です。
柏井は AI に精通しているエンジニアというだけでなく、医師免許を保有しており、非常に珍しく素晴らしい経歴をもっています。
柏井:私が専攻したのは脳科学の分野でしたが、子供の頃からプログラミングが好きで開発が趣味でもあったため、脳の勉強をしているうちに AI への興味が止まらず、精通していきたい気持ちから医学部に入りました。
記者:それは珍しいご経歴ですね。
金島:そうですよね。柏井がこれまで行ってきた開発は SPAIA や SaaS にも活かせられますし、我々が視野に入れているスポーツベッティングも仮想空間の中でできる時代が来るのではないかと想像しています。今回の事業譲受によって、workhouse 社が得意としてきた AI 画像認識など様々な技術で既存事業へのインパクトを期待しています。
記者:譲受する事業は具体的にどの事業ですか?
柏井:workhouse 社では主に受託開発をしてきました。特にアプリケーション開発や、お客様企業へ提案してゼロからプロダクトを創り上げていく、といったような企画型の開発やその保守です。AI に関しては画像解析を得意としています。例えば、店舗のリピーター検知であったり、人がどう移動したか行動履歴を辿る分析も可能です。その結果を活かして店舗内通路の利用ニーズを把握するなどお客様の問題解決に貢献してきました。
グラッドキューブの事業内容は少し異なりますが、近い事業モデルだと感じていますし、幅広くあらゆる企業のお客様に対して一緒に提案し、より良いものを創ろうとする姿勢が同じだと感じています。
記者:今後、どのようなことから開発着手されますか? SPAIA に関するものでしょうか。
金島:workhouse 社から移籍してきたメンバーにクラウド型人事労務システムのアプリケーション開発に携わったエンジニアがいます。まずは経営基盤であるグラッドキューブの社内システムを改善し、事業部で余計な工数がかかっていた課題を解決しようと決めています。大きな効率化につながるため、浮いた時間を顧客の満足度向上のために費やしたいと考えています。
2つめは workhouse 社の顧客であった企業に対して、SaaS プロダクトや広告案件のクロスセル、そして我々の顧客に対して開発要望があればその見込み発掘も行います。これにより、ソフトウェアの経験値を社内全体で底上げすることも狙っています。
そして3つめは、SPAIA および DRAGON データセンターの構築です。少し話変わりますが、ボクシングの井上尚弥選手の試合をご覧になったことありますか?
記者:はい、テレビで見たことがあります。
金島:あまりに早くて試合会場やテレビではわからないんですが、井上選手が対戦相手からパンチを受けているように見えますよね?スローモーションで見ると、パンチが当たっているようで実はスレスレでパンチを避けているんです。そのため、井上選手は比較的ダメージが少ない選手と言われています。このパンチを避けられる凄さを僕はもっとみんなに知ってもらいたいし、みなさまにもわかるように届けたいとも思っています。
金島:workhouse 社から移籍してきたメンバーにクラウド型人事労務システムのアプリケーション開発に携わったエンジニアがいます。まずは経営基盤であるグラッドキューブの社内システムを改善し、事業部で余計な工数がかかっていた課題を解決しようと決めています。大きな効率化につながるため、浮いた時間を顧客の満足度向上のために費やしたいと考えています。
2つめは workhouse 社の顧客であった企業に対して、SaaS プロダクトや広告案件のクロスセル、そして我々の顧客に対して開発要望があればその見込み発掘も行います。これにより、ソフトウェアの経験値を社内全体で底上げすることも狙っています。
そして3つめは、SPAIA および DRAGON データセンターの構築です。少し話変わりますが、ボクシングの井上尚弥選手の試合をご覧になったことありますか?
記者:はい、テレビで見たことがあります。
金島:あまりに早くて試合会場やテレビではわからないんですが、井上選手が対戦相手からパンチを受けているように見えますよね?スローモーションで見ると、パンチが当たっているようで実はスレスレでパンチを避けているんです。そのため、井上選手は比較的ダメージが少ない選手と言われています。このパンチを避けられる凄さを僕はもっとみんなに知ってもらいたいし、みなさまにもわかるように届けたいとも思っています。
柏井:まさしく画像解析の得意分野ですね。
金島:その通りです。相撲も同じく、わずか「薬指1本で勝利した」と言うことを知っていただきたいですし、届けたいと考えています。そうすることでスポーツの見方がもっと変わると思いませんか?
その他では、柏井の医師としての見解を活かしてスポーツをする子供の怪我予防、「関節が硬いからこの怪我のリスクあるね」とか「この練習方法だと身体に負担かかるから変えないと駄目ですよ」など、指導者の育成にも繋げられます。
スポーツベッティングだけでなく、子供の教育や指導者の育成まで幅広くスポーツデータを活用していきたいと考えています。
柏井:(深く頷く)こうした話をしているとあっという間に3時間、5時間いつも経ってますね。(笑)記者:どのくらいのスケジュールで DRAGON データセンターをシステム構築するイメージですか?
金島:現在、柏井とも協議をすすめているのですが、今のところプレローンチは1年くらいでと考えています。まずはシンプルなものからでもいいので開始して本格ローンチは2025年目処に考えています。
記者:医療DX という話もありましたが、医療に関しても事業化するのでしょうか。
金島:はい、もちろんそのつもりです。柏井がオンライン診療のシステムを開発した経験がありますので、そこも含めて新たな展開をしていきたいと考えています。
柏井:最近ではオンライン診療も当たり前になってきましたが、開発した2018年当時はかなりの異端児扱いでした。タブー視されたり、うまくいかないなど周囲から散々言われましたが、確実にオンライン診療が必要になると確信していました。アメリカでは皮膚科領域と精神科領域はずいぶん前からにオンライン診療していましたし、日本国内でも病院が近くにないところに住んでいる人や病院に行くことができない人たちのために課題解決をしなければならないと考えていました。そんな中、コロナ禍をきっかけに国が遠隔医療にシフトしたのが幸いでした。
実は医師もコロナ感染者を診察することを最初は怖がっていました。仮に医師が感染した場合は病院も閉めないといけないですし、そうなったらますます患者を診られる医師がいなくなります。このような状況でしたので、オンライン診療の需要がありました。
このような課題を解決するためにもオンライン処方箋を自動的に出せる仕組みをつくってオンライン診療ができるよう開発して、そこから様々なクリニックの医療DX を進めてきました。
金島:分野は少し違いますが、医療美容も DX 化する余地があると考えていました。次世代型の医療は韓国でも進んでいます。
柏井:おっしゃるとおり。韓国は美容大国といわれるだけあってとても進化してます。美容分野の開発も今後グラッドキューブでも行ってきたので、いずれパッケージ化してクリニック等に提供していきたいと考えています。
金島:やりましょう!グラッドキューブでもクリニック開設し、そこでパッケージ化を開発し実際に試し、そこからプラットフォームとして提供していきたいです。柏井さんと組むことで事業化の構想が尽きないです。
そういえば、柏井は以前アップルの WWDC *にも登壇されたことがあるんです。(* Apple Worldwide Developers Conference アップル ワールドワイド デベロッパーズ カンファレンス、略称:WWDC、世界開発者会議という Apple が毎年開催している開発者向けイベント)
柏井:2016年に登壇しました。発表される開発ツールなど機能についてどう使えばいいのか、使い方のアイデア等を提供しました。あまり顔を出すのが好きじゃないのでマスク被って登壇しました。)これからはグラッドキューブの柏井としてマスクなしで出ていこうと思います。
金島:その通りです。相撲も同じく、わずか「薬指1本で勝利した」と言うことを知っていただきたいですし、届けたいと考えています。そうすることでスポーツの見方がもっと変わると思いませんか?
その他では、柏井の医師としての見解を活かしてスポーツをする子供の怪我予防、「関節が硬いからこの怪我のリスクあるね」とか「この練習方法だと身体に負担かかるから変えないと駄目ですよ」など、指導者の育成にも繋げられます。
スポーツベッティングだけでなく、子供の教育や指導者の育成まで幅広くスポーツデータを活用していきたいと考えています。
柏井:(深く頷く)こうした話をしているとあっという間に3時間、5時間いつも経ってますね。(笑)記者:どのくらいのスケジュールで DRAGON データセンターをシステム構築するイメージですか?
金島:現在、柏井とも協議をすすめているのですが、今のところプレローンチは1年くらいでと考えています。まずはシンプルなものからでもいいので開始して本格ローンチは2025年目処に考えています。
記者:医療DX という話もありましたが、医療に関しても事業化するのでしょうか。
金島:はい、もちろんそのつもりです。柏井がオンライン診療のシステムを開発した経験がありますので、そこも含めて新たな展開をしていきたいと考えています。
柏井:最近ではオンライン診療も当たり前になってきましたが、開発した2018年当時はかなりの異端児扱いでした。タブー視されたり、うまくいかないなど周囲から散々言われましたが、確実にオンライン診療が必要になると確信していました。アメリカでは皮膚科領域と精神科領域はずいぶん前からにオンライン診療していましたし、日本国内でも病院が近くにないところに住んでいる人や病院に行くことができない人たちのために課題解決をしなければならないと考えていました。そんな中、コロナ禍をきっかけに国が遠隔医療にシフトしたのが幸いでした。
実は医師もコロナ感染者を診察することを最初は怖がっていました。仮に医師が感染した場合は病院も閉めないといけないですし、そうなったらますます患者を診られる医師がいなくなります。このような状況でしたので、オンライン診療の需要がありました。
このような課題を解決するためにもオンライン処方箋を自動的に出せる仕組みをつくってオンライン診療ができるよう開発して、そこから様々なクリニックの医療DX を進めてきました。
金島:分野は少し違いますが、医療美容も DX 化する余地があると考えていました。次世代型の医療は韓国でも進んでいます。
柏井:おっしゃるとおり。韓国は美容大国といわれるだけあってとても進化してます。美容分野の開発も今後グラッドキューブでも行ってきたので、いずれパッケージ化してクリニック等に提供していきたいと考えています。
金島:やりましょう!グラッドキューブでもクリニック開設し、そこでパッケージ化を開発し実際に試し、そこからプラットフォームとして提供していきたいです。柏井さんと組むことで事業化の構想が尽きないです。
そういえば、柏井は以前アップルの WWDC *にも登壇されたことがあるんです。(* Apple Worldwide Developers Conference アップル ワールドワイド デベロッパーズ カンファレンス、略称:WWDC、世界開発者会議という Apple が毎年開催している開発者向けイベント)
柏井:2016年に登壇しました。発表される開発ツールなど機能についてどう使えばいいのか、使い方のアイデア等を提供しました。あまり顔を出すのが好きじゃないのでマスク被って登壇しました。)これからはグラッドキューブの柏井としてマスクなしで出ていこうと思います。
WWDC 登壇時に被っていたマスク
対談の内容は以上となります。今回は、実際の1/3ほどで公開できる部分を抜粋してお伝えしておりますが、今後は、プレスリリースで皆さまに公表していきたいと考えております。
これからも、人々の喜びを形にするサービス展開を仕掛けてまりますので、引き続き、当社グラッドキューブを応援くださいますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
■株式会社グラッドキューブについて
当社の事業内容は、AI 搭載のウェブマーケテイング支援プロダクトを提供する SaaS 事業、インターネット広告運用代行のマーケティングソリューション事業、AI による勝敗予想を展開するスポーツメディア「 SPAIA (スパイア)」 を開発・運営する SPAIA 事業、顧客課題を解決するための企画提案型受託開発事業です。データ解析力と開発力を強みとした幅広い事業を展開しています。
所在地 :大阪府大阪市中央区瓦町2-4-7 新瓦町ビル8F
代表者名:代表取締役 CEO 金島 弘樹
事業内容:SaaS 事業・マーケティングソリューション事業・ SPAIA 事業
公式HP :https://corp.glad-cube.com/
対談の内容は以上となります。今回は、実際の1/3ほどで公開できる部分を抜粋してお伝えしておりますが、今後は、プレスリリースで皆さまに公表していきたいと考えております。
これからも、人々の喜びを形にするサービス展開を仕掛けてまりますので、引き続き、当社グラッドキューブを応援くださいますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
■株式会社グラッドキューブについて
当社の事業内容は、AI 搭載のウェブマーケテイング支援プロダクトを提供する SaaS 事業、インターネット広告運用代行のマーケティングソリューション事業、AI による勝敗予想を展開するスポーツメディア「 SPAIA (スパイア)」 を開発・運営する SPAIA 事業、顧客課題を解決するための企画提案型受託開発事業です。データ解析力と開発力を強みとした幅広い事業を展開しています。
所在地 :大阪府大阪市中央区瓦町2-4-7 新瓦町ビル8F
代表者名:代表取締役 CEO 金島 弘樹
事業内容:SaaS 事業・マーケティングソリューション事業・ SPAIA 事業
公式HP :https://corp.glad-cube.com/