株式会社がまかつとGAMAKATSU PTE LTDが共催する第46回G杯争奪全日本アユ釣り選手権が2023年8月6~8日に岐阜県馬瀬川で開催され、全国各地で行われた予選の上位入賞者やシード選手の30人が参加し、熱戦が展開された。
開催の10日ほど前まではよく釣れていたが、長く日照りが続いたためか、当日はいわゆる土用隠れの状態でアユの活性は低め。7日は1次予選リーグ。10人ずつ3組に分かれて120分の試合を3戦行い、それぞれの組の中で、ポイント上位の4人が翌日の2次予選へと進む。やはり渇水の影響か、日頃から培った眼力で狙いを定めた場所でもなかなか掛からず、苦戦する場面も多々。セオリーにとらわれないポイント選びで数を伸ばしていく選手も目立った。
準決勝に進んだのは長井選手、廣岡選手、下田選手、谷川選手。2組に分かれ共益橋上下流で総尾数を競う。この場所も、なかなか掛からないという厳しい状況で、上流の落ち込みをメインに狙った長井選手が2尾仕留め、オトリが替わらずに苦戦した廣岡選手に勝利した。もう一組は、谷川選手と下田選手で、ともに熟練の泳がせ釣りを展開。緩流を立て竿でじっくり泳がせ、それぞれ1尾ずつ掛けたものの、下田選手は根掛かりでのオトリを回収できなかったのが、響き痛恨の敗戦。
決勝は連覇のかかる谷川選手と長井選手の対戦。試合時間は前半60分、後半60分で、前半と後半で釣り場を交代し総尾数を競う。決勝の舞台は、馬瀬川上流漁協前。
前半戦、谷川選手は上流側、長井選手は下流側へ。エリア上限にある瑞穂橋のすぐ下手に入った谷川選手は泳がせ釣りに集中。チャラ瀬でほどなく1尾目を掛け、同じ流れの筋を釣り下りながらテンポよく6尾を仕留めた。
前半戦、谷川選手は上流側、長井選手は下流側へ。エリア上限にある瑞穂橋のすぐ下手に入った谷川選手は泳がせ釣りに集中。チャラ瀬でほどなく1尾目を掛け、同じ流れの筋を釣り下りながらテンポよく6尾を仕留めた。
長井選手は最下流部のエリア下限ギリギリのポイントへ一気に下り、大好きだという落ち込みのポイントで元気なオトリを確保。その後すぐさま中間地点にある大岩が点在するトロ瀬に戻って思惑通りに2尾目を仕留めた。しかしその後が続かず、前半は6尾対2尾という展開。場所を交代した後半戦は長井選手にバラシがあったものの追加ができず、谷川選手は順調に3尾を追加。着実な試合運びを見せた谷川選手がG杯2連覇を果たした。
成績は次の通り
優勝 谷川光之
準優勝 長井慎太郎
第3位 廣岡昭典
成績は次の通り
優勝 谷川光之
準優勝 長井慎太郎
第3位 廣岡昭典