農業関連設備の建設、農機具の販売・整備サービスを通じて、持続可能な農業をサポートする株式会社嘉藤農機（本社：北海道帯広市、代表取締役：嘉藤淳介）は、この度、ステンレス鋼製バイオガスプラント製造のリーディングカンパニー、WELTEC BIOPOWER GmbH（ウェルテックバイオパワー、本社：ドイツ、ニーダーザクセン州・フェヒタ）から、日本市場における販売およびアフターサービスのパートナー企業として、2022年10月10日付けで認定されましたのでお知らせいたします。
なお、弊社は日本におけるウェルテックバイオパワー社の販売、アフターサービス領域の唯一のパートナー企業となります。
北海道の酪農ギガファーム内のプロジェクトで協業実績
両社はすでに、北海道浦幌町の大規模酪農牧場に導入したバイオガスプラント（発電出力：250kW、自家消費型）の建設・運営において協業し、2022年5月より運転を開始しております。また、先日開催された「第2回 国際バイオマス展（秋）」（スマートエネルギーWeek秋展）で共同出展を行い、ウェルテックバイオパワー社の先進的なバイオガスプラント設備や排水処理システムを提案するなど、日本市場における販売促進に向けて共に協力体制を築いてまいりました。
今回のパートナーシップ構築に向けて、両社代表は次のようにコメントをしています。
株式会社嘉藤農機 代表取締役 嘉藤淳介
「当社は、この度ウェルテックバイオパワー社より日本における販売パートナーとして認定されたこと、大変嬉しく思います。家畜排せつ物の処理は畜産業界の環境課題の1つです。その解決策こそ、家畜排せつ物を原料としたバイオガス発電であり、副産物である消化液（有機液肥）の地域畑作、飼料栽培への活用です。ウェルテックバイオパワー社のソリューションは、こうした地域共生による事業継続、環境配慮を両立した循環型農業の確立に向けた主要なピースであると考えています」
ウェルテックバイオパワー社 代表取締役 ジェンス・アルバルタス氏
「嘉藤農機とのパートナーシップを通して、我々はすでに浦幌におけるプロジェクトを実現させ、これらの機会を通じて嘉藤農機が私たちにとって信頼できるパートナーであることを実感しました。アジア大洋州地域で最も重要な市場の一つである日本において、嘉藤農機がその知識と経験を持って、さらにウェルテックのプレゼンスを高めていただけることを確信しています」
嘉藤農機は今後、ウェルテックバイオパワー社製品の販売およびアフターサービスの認定パートナー企業として、バイオガスプラント、排水処理システムの設計・建設・運営管理までワンストップでの総合サポートを行い、持続可能な社会の実現に向けて広く寄与してまいります。
嘉藤農機について
株式会社嘉藤農機は、2020年12月に創業。日々起こる農場でのトラブル対応、長期的な事業継続、持続可能性の観点から「農業をとめない」をミッションとし、北海道十勝を拠点にバイオガスプラントの設計・建設・運用管理、農業機械（トラクター、給餌用ミキサー等）の輸入販売、農業機械・設備のメンテナンス事業を行っております。
■嘉藤農機 ホームページ
https://katonoki.com/
WELTEC BIOPOWER GmbHについて
ウェルテックバイオパワー社は2001年設立のバイオガスプラント製造企業です。創業時に嫌気性消化プラントを開発、建設して以来、5大陸、26カ国で350基以上のプラントを設置するなど、現在ではこの分野における世界的なベンダーへと成長。農業廃棄物（牛・豚・鶏の家畜ふん尿／牧草、とうもろこし、稲発酵飼料、穀物、収穫残渣など）、産業廃棄物（食品残渣、植物・動物由来の廃棄物、下水汚泥）といった供給原料に最適化されたソリューションを提供しています。主要施設の発酵槽には高品質のステンレス・スチール材料を使用して高い耐久性を確保。また、モジュール式の構造は、建設期間の短縮、建設コストの軽減に繋がります。Kumac排水処理システムは液体肥料成分を濃縮化する技術を保有し、液肥の輸送、施肥コストの軽減に貢献します。現在、同社製のプラントは日本国内で、北海道浦幌町のプラント（原料：牛のふん尿）、埼玉県深谷市のプラント（原料：食品残渣、豚のふん尿）が稼働しています。
■ウェルテックバイオパワー社 ホームページ（日本語）
https://www.weltec-biopower.jp/
