News facts:
・イヤホンに関して最も重要なイノベーションは、ボリューム抑制技術。ボリュームを最大にせずにオーディオを聞き取れるようにするノイズキャンセリングが求められている
・ルーズフィット型のイヤホンは長時間の使用でもより快適
・タイトフィット型のイヤホンは運動中でも固定されるが、耳を傷める
・イヤホンと充電ケースのバッテリー寿命が重要な要素に
・中国の消費者は複数のイヤホンを使い分け(36%)、1日数回(68%)、音楽を鑑賞(85%)する傾向にある。ANC(70%)と高音質(64%)を求めている
・ANCなどのイノベーティブな技術は、消費者が最新情報に精通し、イヤホンのイノベーションを厳選する傾向にある中国で、特に人気を集めている
・イヤホンに関して最も重要なイノベーションは、ボリューム抑制技術。ボリュームを最大にせずにオーディオを聞き取れるようにするノイズキャンセリングが求められている
・ルーズフィット型のイヤホンは長時間の使用でもより快適
・タイトフィット型のイヤホンは運動中でも固定されるが、耳を傷める
・イヤホンと充電ケースのバッテリー寿命が重要な要素に
・中国の消費者は複数のイヤホンを使い分け(36%)、1日数回(68%)、音楽を鑑賞(85%)する傾向にある。ANC(70%)と高音質(64%)を求めている
・ANCなどのイノベーティブな技術は、消費者が最新情報に精通し、イヤホンのイノベーションを厳選する傾向にある中国で、特に人気を集めている
高性能センサソリューションをグローバルに提供する大手サプライヤーのamsの日本法人amsジャパン株式会社(本社:東京都港区、カントリーマネージャー:岩本桂一)は本日、2,000名を超える消費者を対象とするイヤホンに関する調査結果を公開しました。結果によると、1日あたり複数回イヤホンを使用する消費者は、快適で音質が優れバッテリー駆動時間が長く、かつ聴覚に障害を与えないイヤホンを、OEMメーカーに求めていることが分かりました。
「快適でスマート、高性能なイヤホンに関する調査」[1]は、オーディオイヤホンの利用、習慣、嗜好について、中国、ヨーロッパ、アメリカのユーザーを対象に行われました。OEMにとって特に重要となる結果として、特に北米ではイヤホンを仕事や休暇で1日中使用するユーザーが多数に上ることが挙げられます。このようなユーザーは、周囲音を完全に遮断せず快適に装着できるイヤホンを求めています。
amsのアクセサリ&ウェアラブルソリューション事業部門でバイスプレジデントおよびジェネラルマネージャーを務めるウィム・レニーリー(Wim Renirie)は、次のように述べています。「オーディオOEMは、イノベーティブなソリューションを提供するために絶え間なく競い合っていますが、これまでイヤホンに対する消費者のニーズ、欲求、利用に関する生のデータはほとんど存在していませんでした。今回の国際的な調査の結果、ユーザーはイヤホンに対して装着感と機能の両面においてイノベーションを求めていることが判明しました」
イヤホン消費者の利用方法の現状
予測された通り、すべての地域において、ヘッドフォンを使用する最も大きな理由は音楽鑑賞(80%)が挙げられました。スポーツ/運動(61%)、音声通話(51%)、ゲーム(45%)がそれに続きます。タイトフィット型のイヤホンを使用するユーザーの多くは、スポーツや運動で便利なことを挙げていますが、長時間の使用は不快であったり、ぴったりと装着できないことも指摘しています(すべての地域で45%)。
消費者は明らかに、「聴きたい内容だけを聴ける」ことを求めていますが、同時に周囲音を消してしまいたくはないと考えています。タイトフィット型のイヤホンは周囲環境をあまり認識できず(21%)、装着時、特に運動中に自分の足音が聞こえる(11%)との回答も寄せられています。これらの問題はルーズフィット型のイヤホンで解決できます。タイトフィット型のイヤホンよりも快適なこと(26%)に加え、周囲のノイズや動きも認識できます(20%)。
快適でスマート、高性能なイヤホンに関する調査:OEMが差別化を図れる要素
中国の回答者の半数近くが、アクティブノイズキャンセリング(ANC)ヘッドフォンを使用して、周囲のノイズを抑制していると答えています。対照的に、ANCはアメリカとヨーロッパにおいて大きな市場機会があります。アメリカでは17%、ヨーロッパでは16%しか、ANCヘッドフォンを使用していません。また、ルーズフィット型のANCイヤホンにも機会があります。回答者の21%が、ルーズフィット型のイヤホンでは周囲音が大きすぎると答えています。しかし、同じ割合で、ルーズフィット型のイヤホンでANCが利用できることを知らなかったとも回答しています。
有線イヤホンに対する不満は、ケーブルのもつれ(すべての地域で17%)に集中しましたが、ワイヤレスのユーザーは、イヤホンを失う恐れ(10%)があることや、ぴったりと装着できないか外れてしまう(20%)との懸念も述べています。また、「デバイスの位置検索」機能はイヤホンメーカーの差別化要因となり、回答者の3分の1近くがこの機能を求めています。それ以上に、ユーザーはイヤホンの防水機能(42%)を重視しています。
タイトフィット型のイヤホンユーザーに対してOEMが解決できる問題に、外耳道が完全に塞がってしまうことが挙げられます。タイトフィット型のイヤホンのユーザーは、音声通話で自然な音声が聞こえず(14%)、車が近づく場合など周囲音が抑制されすぎたり、音が向かってくる方向が分からない(31%)と答えています。
バッテリー駆動時間が長いデバイスを提供するOEMは、競合よりも優位に立てる可能性があります。すべての地域において、49%近くが、バッテリー駆動時間は最低5時間必要であると答えています。また、32%の回答者は、8時間以上24時間未満のバッテリー駆動時間が望ましいと答えています。
レニーリーは、続けて述べています。「こうした問題はすべて、amsが業界最先端の専門知識を駆使してオーディオOEMを支援することができる領域です。当社は、消費者がよりよいライフスタイルを楽しめるよう、差別化を図って設計されたセンサソリューションを提供できます。タイトフィット型とルーズフィット型のイヤホン両方に対して、小型で超低消費電力の高度なノイズキャンセリング性能を提供できます。当社の超高感度、超小型な近接センサは、イヤホンが使用中であるかを検出でき、次回の充電までのバッテリー駆動時間を延ばせます。amsはこうしたテクノロジーやインサイトを携え、世界中のOEMと提携して、消費者のニーズにすべて応える低コストなイヤホンソリューションを、迅速に実現することができます」
今後の展開
調査に参加した消費者は、新たなイヤホンの各種イノベーションに興味を示しています。例えば、3Dや空間サウンドは中国の消費者で強く求められていますが(48%)、アメリカ(24%)とヨーロッパ(20%)ではそれほどでもありませんでした。大音量でも歪みのないこと(特にゲーム用途)も、中国の消費者にとっては重要(50%)でしたが、アメリカ(31%)とヨーロッパ(19%)ではあまりそのような結果は出ませんでした。興味が示された最も重要なイノベーションは、聴覚の喪失や障害を防ぐボリューム抑制技術でした(56%)。
聴きたい内容だけを聴く - 最高の装着感と合わせて
あらゆる種類のヘッドフォンやイヤホンに対応した高性能ノイズキャンセリング用のデジタル拡張リスニングなど、amsのオーディオセンシング技術は、世界中のメーカーに採用されており、ユーザーへこのようなオーディオ機能を提供しています。リアルタイムの適応機能を使用して、ルーズフィット型のイヤホンでもANCを利用することができます。密閉型では、より小型のスピーカーや様々なサイズのイヤーチップを使用でき、たとえ眼鏡をかけていたりルーズフィットを好む場合でも、オーバーイヤー型の設計で常に最高のパフォーマンスが得られます。
[1] 調査方法:参加者の内訳と使用されるイヤホンの種類
2020年春、amsは世界中で2,150名以上の消費者を対象に調査を行いました。対象国は、オーストリア、中国、フランス、ドイツ、オランダ、スウェーデン、イギリス、アメリカです。回答者は男性(49%)と女性(51%)がほぼ同数、年齢構成は18~29歳(41%)、30~44歳(32%)、45~60歳(18%)に分かれました。参加資格を調査する質問では、回答者の24%がタイトフィットなインイヤー型の有線イヤホンを使用し、22%がタイトフィットなインイヤー型のワイヤレスイヤホンを使用していました。また、10%はルーズフィットな有線イヤホンを使用しており、6%はルーズフィットなワイヤレスイヤホンを使用していました。23%がどちらも使用していると答えています。15%はイヤホンを使用していないと回答しました。調査はSurveyMonkeyを用いて実施されました。
参考資料
調査と結果の詳細は、amsの「快適でスマート、高性能なイヤホンの調査」eブックをご覧ください。
メディア向け資料として、消費者に焦点を当てたプレスリリースやイヤホンのレビュアーズガイドもご利用いただけます。amsのウェブサイトで、イヤホン関連のテクノロジーをすべてご覧いただけます:https://ams.com/wireless-earbud-solutions
amsについて
amsは先進的なセンサソリューションの設計と製造におけるグローバルリーダーです。当社のミッションは、人とテクノロジーの間にシームレスなインターフェースを提供することで、センサソリューションで世界を牽引することです。amsの高性能センサソリューションは、小型フォームファクタ、低消費電力、最高感度、そして複数センサの統合を必要とするアプリケーションに最適です。amsは、民生、通信、産業、医療、自動車の各市場に向けて、センサソリューション、センサIC、インターフェースおよび関連ソフトウェアを提供しています。amsは、オーストリアのウンタープレムシュタッテンに本社を置き、グローバルで約9,000人の従業員を有し、8,000のお客様を支援しています。amsは、スイス証券取引所(SIX)に上場(ティッカー・シンボル:AMS)しています。詳細については、https://www.ams.com をご覧ください。
amsはams AGの登録商標です。また、当社製品およびサービスの多くはams Groupの商標または登録商標です。ここで記載されるその他全ての企業名および製品名は、各所有者の商標または登録商標である場合があります。本プレスリリースで提供される情報は公開時点にて正確であることが確認されており、予告なく変更される場合があります。
「快適でスマート、高性能なイヤホンに関する調査」[1]は、オーディオイヤホンの利用、習慣、嗜好について、中国、ヨーロッパ、アメリカのユーザーを対象に行われました。OEMにとって特に重要となる結果として、特に北米ではイヤホンを仕事や休暇で1日中使用するユーザーが多数に上ることが挙げられます。このようなユーザーは、周囲音を完全に遮断せず快適に装着できるイヤホンを求めています。
amsのアクセサリ&ウェアラブルソリューション事業部門でバイスプレジデントおよびジェネラルマネージャーを務めるウィム・レニーリー(Wim Renirie)は、次のように述べています。「オーディオOEMは、イノベーティブなソリューションを提供するために絶え間なく競い合っていますが、これまでイヤホンに対する消費者のニーズ、欲求、利用に関する生のデータはほとんど存在していませんでした。今回の国際的な調査の結果、ユーザーはイヤホンに対して装着感と機能の両面においてイノベーションを求めていることが判明しました」
イヤホン消費者の利用方法の現状
予測された通り、すべての地域において、ヘッドフォンを使用する最も大きな理由は音楽鑑賞(80%)が挙げられました。スポーツ/運動(61%)、音声通話(51%)、ゲーム(45%)がそれに続きます。タイトフィット型のイヤホンを使用するユーザーの多くは、スポーツや運動で便利なことを挙げていますが、長時間の使用は不快であったり、ぴったりと装着できないことも指摘しています(すべての地域で45%)。
消費者は明らかに、「聴きたい内容だけを聴ける」ことを求めていますが、同時に周囲音を消してしまいたくはないと考えています。タイトフィット型のイヤホンは周囲環境をあまり認識できず(21%)、装着時、特に運動中に自分の足音が聞こえる(11%)との回答も寄せられています。これらの問題はルーズフィット型のイヤホンで解決できます。タイトフィット型のイヤホンよりも快適なこと(26%)に加え、周囲のノイズや動きも認識できます(20%)。
快適でスマート、高性能なイヤホンに関する調査:OEMが差別化を図れる要素
中国の回答者の半数近くが、アクティブノイズキャンセリング(ANC)ヘッドフォンを使用して、周囲のノイズを抑制していると答えています。対照的に、ANCはアメリカとヨーロッパにおいて大きな市場機会があります。アメリカでは17%、ヨーロッパでは16%しか、ANCヘッドフォンを使用していません。また、ルーズフィット型のANCイヤホンにも機会があります。回答者の21%が、ルーズフィット型のイヤホンでは周囲音が大きすぎると答えています。しかし、同じ割合で、ルーズフィット型のイヤホンでANCが利用できることを知らなかったとも回答しています。
有線イヤホンに対する不満は、ケーブルのもつれ(すべての地域で17%)に集中しましたが、ワイヤレスのユーザーは、イヤホンを失う恐れ(10%)があることや、ぴったりと装着できないか外れてしまう(20%)との懸念も述べています。また、「デバイスの位置検索」機能はイヤホンメーカーの差別化要因となり、回答者の3分の1近くがこの機能を求めています。それ以上に、ユーザーはイヤホンの防水機能(42%)を重視しています。
タイトフィット型のイヤホンユーザーに対してOEMが解決できる問題に、外耳道が完全に塞がってしまうことが挙げられます。タイトフィット型のイヤホンのユーザーは、音声通話で自然な音声が聞こえず(14%)、車が近づく場合など周囲音が抑制されすぎたり、音が向かってくる方向が分からない(31%)と答えています。
バッテリー駆動時間が長いデバイスを提供するOEMは、競合よりも優位に立てる可能性があります。すべての地域において、49%近くが、バッテリー駆動時間は最低5時間必要であると答えています。また、32%の回答者は、8時間以上24時間未満のバッテリー駆動時間が望ましいと答えています。
レニーリーは、続けて述べています。「こうした問題はすべて、amsが業界最先端の専門知識を駆使してオーディオOEMを支援することができる領域です。当社は、消費者がよりよいライフスタイルを楽しめるよう、差別化を図って設計されたセンサソリューションを提供できます。タイトフィット型とルーズフィット型のイヤホン両方に対して、小型で超低消費電力の高度なノイズキャンセリング性能を提供できます。当社の超高感度、超小型な近接センサは、イヤホンが使用中であるかを検出でき、次回の充電までのバッテリー駆動時間を延ばせます。amsはこうしたテクノロジーやインサイトを携え、世界中のOEMと提携して、消費者のニーズにすべて応える低コストなイヤホンソリューションを、迅速に実現することができます」
今後の展開
調査に参加した消費者は、新たなイヤホンの各種イノベーションに興味を示しています。例えば、3Dや空間サウンドは中国の消費者で強く求められていますが(48%)、アメリカ(24%)とヨーロッパ(20%)ではそれほどでもありませんでした。大音量でも歪みのないこと(特にゲーム用途)も、中国の消費者にとっては重要(50%)でしたが、アメリカ(31%)とヨーロッパ(19%)ではあまりそのような結果は出ませんでした。興味が示された最も重要なイノベーションは、聴覚の喪失や障害を防ぐボリューム抑制技術でした(56%)。
聴きたい内容だけを聴く - 最高の装着感と合わせて
あらゆる種類のヘッドフォンやイヤホンに対応した高性能ノイズキャンセリング用のデジタル拡張リスニングなど、amsのオーディオセンシング技術は、世界中のメーカーに採用されており、ユーザーへこのようなオーディオ機能を提供しています。リアルタイムの適応機能を使用して、ルーズフィット型のイヤホンでもANCを利用することができます。密閉型では、より小型のスピーカーや様々なサイズのイヤーチップを使用でき、たとえ眼鏡をかけていたりルーズフィットを好む場合でも、オーバーイヤー型の設計で常に最高のパフォーマンスが得られます。
[1] 調査方法:参加者の内訳と使用されるイヤホンの種類
2020年春、amsは世界中で2,150名以上の消費者を対象に調査を行いました。対象国は、オーストリア、中国、フランス、ドイツ、オランダ、スウェーデン、イギリス、アメリカです。回答者は男性(49%)と女性(51%)がほぼ同数、年齢構成は18~29歳(41%)、30~44歳(32%)、45~60歳(18%)に分かれました。参加資格を調査する質問では、回答者の24%がタイトフィットなインイヤー型の有線イヤホンを使用し、22%がタイトフィットなインイヤー型のワイヤレスイヤホンを使用していました。また、10%はルーズフィットな有線イヤホンを使用しており、6%はルーズフィットなワイヤレスイヤホンを使用していました。23%がどちらも使用していると答えています。15%はイヤホンを使用していないと回答しました。調査はSurveyMonkeyを用いて実施されました。
参考資料
調査と結果の詳細は、amsの「快適でスマート、高性能なイヤホンの調査」eブックをご覧ください。
メディア向け資料として、消費者に焦点を当てたプレスリリースやイヤホンのレビュアーズガイドもご利用いただけます。amsのウェブサイトで、イヤホン関連のテクノロジーをすべてご覧いただけます:https://ams.com/wireless-earbud-solutions
amsについて
amsは先進的なセンサソリューションの設計と製造におけるグローバルリーダーです。当社のミッションは、人とテクノロジーの間にシームレスなインターフェースを提供することで、センサソリューションで世界を牽引することです。amsの高性能センサソリューションは、小型フォームファクタ、低消費電力、最高感度、そして複数センサの統合を必要とするアプリケーションに最適です。amsは、民生、通信、産業、医療、自動車の各市場に向けて、センサソリューション、センサIC、インターフェースおよび関連ソフトウェアを提供しています。amsは、オーストリアのウンタープレムシュタッテンに本社を置き、グローバルで約9,000人の従業員を有し、8,000のお客様を支援しています。amsは、スイス証券取引所(SIX)に上場(ティッカー・シンボル:AMS)しています。詳細については、https://www.ams.com をご覧ください。
amsはams AGの登録商標です。また、当社製品およびサービスの多くはams Groupの商標または登録商標です。ここで記載されるその他全ての企業名および製品名は、各所有者の商標または登録商標である場合があります。本プレスリリースで提供される情報は公開時点にて正確であることが確認されており、予告なく変更される場合があります。