2022年には52億台のBluetooth（R）デバイス出荷
スマートビルディング、スマートインダストリーの新興市場が成長をけん引
Bluetooth Special Interest Group（本部：米国ワシントン州カークランド、以下 Bluetooth SIG）は、7月20日に2018年版「Bluetooth市場動向レポート」を公開したことを発表しました。同レポートは米国の調査会社であるABIリサーチの調査に基づき各Bluetooth無線技術のトレンドや予測情報、メンバー企業のコミュニティ発展状況、新興市場を含むBluetoothの今後の展開を解説しています。
https://www.bluetooth.com/ja-jp/markets/market-report
Bluetooth（R）の出荷台数は、あらゆる産業分野において年々増加傾向にあり、2022年には52億台のBluetoothデバイスが出荷されると予測されています。スマホやオーディオといった従来市場から、スマートビルディングやスマートインダストリー、スマートシティ、スマートホームといった新興市場にまでBluetooth技術はさまざまな業界で広く活用されています。また、2017年末までに、Bluetoothメンバー企業は世界で33,000社を超え、その数は5年間で90％増加しています。Bluetooth技術の影響力は世界の様々な業界に広がっています。
【新興市場におけるBluetooth市場の動向と予測】
● スマートビルディング：
Bluetooth meshの公開とBluetoothブロードキャスト機能の拡充により、高い信頼性と安全性が求められる商用、産業用施設においても、大規模でインテリジェントなビルディングオートメーション化を実現できるようになりました。
すでに世界の小売業トップ20社の75％が位置情報を活用したサービスを展開しています。2022年には、Bluetoothの位置情報サービス関連デバイスの年間出荷台数は10倍に増えると予測されています。
● スマートインダストリー：
大手メーカーが生産効率の向上に、工場に展開するBluetoothセンサーネットワークを拡大することを検討しています。工場や産業用機械の監視と制御にBluetoothのスマホやタブレットの利用が始まっており、2022年までに同分野のBluetoothデバイスの年間出荷台数は7倍の2億5,300万台に成長すると予測されています。製造業に画期的な改善をもたらす資産追跡および管理ソリューションは2022年に年間出荷規模が12倍に増加すると予測されています。
● スマートシティ：
2019年までにBluetoothビーコンを活用した位置情報サービスは世界の84%の空港、米国の93%の野球スタジアムで導入されます。コンサートの観客、美術館の来場者、スポーツファン、観光客にパーソナライズされた体験を提供できます。都市部のインフラをBlueoothで接続することで、データ収集が可能となり、稼働効率の向上や十分な情報に基づいた政策策定も実現できます。2022年には関連デバイスの年間出荷台数は5倍に増加し1億9,200万台に到達すると予想されています。
● スマートホーム：
Bluetooth meshは、照明、温度制御、煙探知器、カメラ、呼び出しチャイム、ドアロック等の自動制御化のための信頼性の高いワイヤレス接続プラットフォームを提供します。照明のスマート化はBluetoothの主な事例になると予想され、今後5年間の平均成長率は54％に達すると予測されています。また、Bluetoothのスマートホームデバイスの出荷量は、2018年に6億5千万に達すると予測されています。
【既存市場におけるトレンドと新たなビジネス機会】
● スマホ、タブレット、PC：
2018年以降に出荷されるスマートフォン、タブレット、ラップトップPCの100%にBluetoothは搭載されると予測され、2017年だけで20億台を超える数のデバイスが出荷されました。Bluetooth 5を搭載するスマホの登場や、イヤホンジャックをなくすスマホが発売されるなどハブデバイスの無線化や機能強化の傾向が続いています。また、産業用途においても専用の端末ではなく、スマホをハブデバイスとして活用される傾向にあります。
● オーディオ＆エンターテインメント：
ワイヤレスヘッドセット、ヘッドフォン、インイヤーヘッドフォンはオーディオ市場全体の80％以上を占めており、2022年には80%のスピーカーにBluetoothが搭載されると予測されています。また新しいトレンドとして、Bluetooth搭載のスマートスピーカーの年間出荷台数は2018年末までに現在の2倍になり、2022年末までに3倍に増加すると予測されています。さらに、Bluetoothは医療グレードのオーディオ品質を提供できるとして補聴器メーカーからの期待が集まっています。
● 自動車：
Bluetoothは自動車業界において欠かせない存在となり、2018年には新車（乗用車、トラック、SUV）の86％にBluetooth技術が搭載されると予測されています。自動車におけるBluetoothデバイスの85%はハンズフリー通話やオーディオストリーミングを可能にする車載インフォテインメントシステムに活用されています。さらにキーレスエントリーシステム、仮想キーの共有、車両メンテナンス、ドライバー用ウエアラブルデバイスなど、新たな用途に活用されています。
● コネクテッドデバイス：
日常的に使うスマートウォッチ、フィットネスやヘルスケアなどの活動量計をはじめ、エンタープライズ向けのウエアラブルデバイスソリューションはコネクテッドデバイス市場で最も急速に成長している分野の一つです。2022年にはエンタープライズ向けウエアラブルデバイスの出荷台数は1億台を超えると予測されています。
またBluetoothを搭載するロボットの出荷台数が2017年に2,900万台に到達し、2022年には約3倍の8千万台を超えると予測されています。
「Bluetooth市場動向レポート」は以下のURLよりダウンロードいただけます。
https://www.bluetooth.com/ja-jp/markets/market-report
Bluetooth（R） 無線技術について
Bluetooth無線技術は、簡単かつ安全な接続を実現する世界的な無線規格です。34,000社を超える企業で構成される世界的なコミュニティが推進するBluetooth技術は、身の回りの幅広い「接続されたデバイス」の統合、調和、イノベーションを実現します。協同的な創造と共有された技術規格を通じて、Bluetoothは世界中のユーザーに、シンプル、安全、そして豊かな技術体験を提供します。
Facebook: https://www.facebook.com/Bluetooth.Japan/
Twitter: https://twitter.com/Bluetooth_Japan
スマートビルディング、スマートインダストリーの新興市場が成長をけん引
Bluetooth Special Interest Group（本部：米国ワシントン州カークランド、以下 Bluetooth SIG）は、7月20日に2018年版「Bluetooth市場動向レポート」を公開したことを発表しました。同レポートは米国の調査会社であるABIリサーチの調査に基づき各Bluetooth無線技術のトレンドや予測情報、メンバー企業のコミュニティ発展状況、新興市場を含むBluetoothの今後の展開を解説しています。
https://www.bluetooth.com/ja-jp/markets/market-report
Bluetooth（R）の出荷台数は、あらゆる産業分野において年々増加傾向にあり、2022年には52億台のBluetoothデバイスが出荷されると予測されています。スマホやオーディオといった従来市場から、スマートビルディングやスマートインダストリー、スマートシティ、スマートホームといった新興市場にまでBluetooth技術はさまざまな業界で広く活用されています。また、2017年末までに、Bluetoothメンバー企業は世界で33,000社を超え、その数は5年間で90％増加しています。Bluetooth技術の影響力は世界の様々な業界に広がっています。
【新興市場におけるBluetooth市場の動向と予測】
● スマートビルディング：
Bluetooth meshの公開とBluetoothブロードキャスト機能の拡充により、高い信頼性と安全性が求められる商用、産業用施設においても、大規模でインテリジェントなビルディングオートメーション化を実現できるようになりました。
すでに世界の小売業トップ20社の75％が位置情報を活用したサービスを展開しています。2022年には、Bluetoothの位置情報サービス関連デバイスの年間出荷台数は10倍に増えると予測されています。
● スマートインダストリー：
大手メーカーが生産効率の向上に、工場に展開するBluetoothセンサーネットワークを拡大することを検討しています。工場や産業用機械の監視と制御にBluetoothのスマホやタブレットの利用が始まっており、2022年までに同分野のBluetoothデバイスの年間出荷台数は7倍の2億5,300万台に成長すると予測されています。製造業に画期的な改善をもたらす資産追跡および管理ソリューションは2022年に年間出荷規模が12倍に増加すると予測されています。
● スマートシティ：
2019年までにBluetoothビーコンを活用した位置情報サービスは世界の84%の空港、米国の93%の野球スタジアムで導入されます。コンサートの観客、美術館の来場者、スポーツファン、観光客にパーソナライズされた体験を提供できます。都市部のインフラをBlueoothで接続することで、データ収集が可能となり、稼働効率の向上や十分な情報に基づいた政策策定も実現できます。2022年には関連デバイスの年間出荷台数は5倍に増加し1億9,200万台に到達すると予想されています。
● スマートホーム：
Bluetooth meshは、照明、温度制御、煙探知器、カメラ、呼び出しチャイム、ドアロック等の自動制御化のための信頼性の高いワイヤレス接続プラットフォームを提供します。照明のスマート化はBluetoothの主な事例になると予想され、今後5年間の平均成長率は54％に達すると予測されています。また、Bluetoothのスマートホームデバイスの出荷量は、2018年に6億5千万に達すると予測されています。
【既存市場におけるトレンドと新たなビジネス機会】
● スマホ、タブレット、PC：
2018年以降に出荷されるスマートフォン、タブレット、ラップトップPCの100%にBluetoothは搭載されると予測され、2017年だけで20億台を超える数のデバイスが出荷されました。Bluetooth 5を搭載するスマホの登場や、イヤホンジャックをなくすスマホが発売されるなどハブデバイスの無線化や機能強化の傾向が続いています。また、産業用途においても専用の端末ではなく、スマホをハブデバイスとして活用される傾向にあります。
● オーディオ＆エンターテインメント：
ワイヤレスヘッドセット、ヘッドフォン、インイヤーヘッドフォンはオーディオ市場全体の80％以上を占めており、2022年には80%のスピーカーにBluetoothが搭載されると予測されています。また新しいトレンドとして、Bluetooth搭載のスマートスピーカーの年間出荷台数は2018年末までに現在の2倍になり、2022年末までに3倍に増加すると予測されています。さらに、Bluetoothは医療グレードのオーディオ品質を提供できるとして補聴器メーカーからの期待が集まっています。
● 自動車：
Bluetoothは自動車業界において欠かせない存在となり、2018年には新車（乗用車、トラック、SUV）の86％にBluetooth技術が搭載されると予測されています。自動車におけるBluetoothデバイスの85%はハンズフリー通話やオーディオストリーミングを可能にする車載インフォテインメントシステムに活用されています。さらにキーレスエントリーシステム、仮想キーの共有、車両メンテナンス、ドライバー用ウエアラブルデバイスなど、新たな用途に活用されています。
● コネクテッドデバイス：
日常的に使うスマートウォッチ、フィットネスやヘルスケアなどの活動量計をはじめ、エンタープライズ向けのウエアラブルデバイスソリューションはコネクテッドデバイス市場で最も急速に成長している分野の一つです。2022年にはエンタープライズ向けウエアラブルデバイスの出荷台数は1億台を超えると予測されています。
またBluetoothを搭載するロボットの出荷台数が2017年に2,900万台に到達し、2022年には約3倍の8千万台を超えると予測されています。
「Bluetooth市場動向レポート」は以下のURLよりダウンロードいただけます。
https://www.bluetooth.com/ja-jp/markets/market-report
Bluetooth（R） 無線技術について
Bluetooth無線技術は、簡単かつ安全な接続を実現する世界的な無線規格です。34,000社を超える企業で構成される世界的なコミュニティが推進するBluetooth技術は、身の回りの幅広い「接続されたデバイス」の統合、調和、イノベーションを実現します。協同的な創造と共有された技術規格を通じて、Bluetoothは世界中のユーザーに、シンプル、安全、そして豊かな技術体験を提供します。
Facebook: https://www.facebook.com/Bluetooth.Japan/
Twitter: https://twitter.com/Bluetooth_Japan
