「先生、子どもをどう育てたらいいでしょう?」
~子どもの心に「学ぶ喜び」をプレゼントする。これだけですよ、お母さん!~
子育ての悩み――それはどんな時代もお母さんの頭を悩ませるものです。人間は一人ひとり違うため、絶対的な子育ての方法論はありません。ですが、どんな人間にも共通して通用する「考え方」はあります。それを基本にすれば、個々の子どもたちに合わせた子育ては可能になります。そしてそれが、その子を最も伸ばす子育て法となるのです。
本書は、愛媛県松山市で43年間、毎年350名の子どもを今も指導し続けている学習教室の指導者・教育者である大野和子氏が、自分の子育てを通して学んだことや、様々な子どもたちとその親御さんと接する中でアドバイスしてきた内容をもとに書かれた書籍です。難しい理論や方法論ではなく、シンプルな「考え方」をベースにしているため、誰でもすぐに読み解け、子育てに活かすことができます。
◆一部、内容を紹介
伸びる子育てに必要な5つの考え方
子どもはそれぞれ違う存在です。同じような姿かたちをしていても、中身はまったく別もの。同じように親も、親自身の育てられた環境があり、まったく別々の人間です。だから家庭によって子育ての“やり方”は異なるでしょう。
ですが「考え方」については、「こちらのほうがよい」方向性があります。私が42年間の教室運営を通して学んだ、伸びる子育てに必要な5つの考え方をお伝えします。
1.どんな子でも、いつからでも、伸ばせる
子どもは「誰でも」「いつからでも」ちゃんと伸びる力を持っています。遅すぎるということはありません。
私たちの教室には、2歳児から大人までいますが、生後6か月から来る子、また、3~4歳から来る子、小学生になって来る子、中学・高校生になってから来る生徒、障害を持った子など、いろいろな子たちがいます。
一人ひとりに合わせて、わかることから1歩1歩確実にやっていけば、誰でも必ず伸びることができるのです。
私はまず、お母さんに「よく来られました。とても前向きな気持ちで連れて来られて、よいお母さんですね」と、うれしい気持ちを伝えます。子どもには「ここは、楽しい勉強をするところだからね」と。
2.叱るより、認めて伸ばすほうが絶対いい
親は子どものまずいところを見つけて直そうとするあまり、つい叱ってしまいがちです。中には叱るのが日常となって、ほめるのが苦手というお母さんがいます。叱られると、子どもは反発するだけです。伸びようとする芽を、上から押さえつけることになってしまいます。
先に、子どものよいところ、がんばったところを認めて、ほめてあげましょう。これがあれば、「次もがんばろう」というやる気につながります。認められた喜びは、よいところを伸ばし、まずいところを素直に修正してくれます。
そっとほめ、そっと認める自然の態度が伝わるとよいですね。叱るのは、とても損なことなのです。
3.「ひとりで」より、周囲の助けを借りた子育てを
学校では、能力も個性も違う複数の子どもに、授業で同時に同じことをわからせようとします。システムとして仕方がないところはあるとはいえ、それは無理があります。「あとは家でやってください」と宿題を持たせても、教育のプロではないお母さんが家でうまく導くのは難しい。家庭や学校の教育には限界があるのです。
お母さんがひとりで抱え込まず、子どもに合わせた進め方ができる学習教室などの力を借りるようにしたほうが親子の関係もうまくいくでしょう。
4.「優秀なら放っておいても勝手に育つ」は大間違い
「優秀だったら、心配なく自分からどんどん勉強を進めていく」と思っている人もいるようですが、そうとは限りません。優秀な子には、優秀な子なりの働きかけが必要です。
勉強は順調に見えても、心の問題や思わぬことでつまずいてやる気が失せ、「もう勉強やめる!」「学校に行かない」ということもありがちです。常に思いやって見てあげることが必要です。
また、本人の気持ちを知って、応援・援助の気持ちを表し、そっと支えてあげてください。
5.最高のプレゼント、それは「一生ものの勉強習慣」
勉強するということは、いろいろなことを理解し、わかり、判断できてくることであり、本来は、大きな喜びであるはず。そんな“知る喜び”を積み重ねることが、人間として成長するということだと私は考えています。そしてそれは、大人になっても変わらないものです。
私の教室には「勉強が好き」「教室が好き」と言って、教室に来るのが楽しい習慣になっている子が多くいます。たくさんの喜びを積み重ねながら、生徒たちは素敵なドラマをたくさん生み出してくれています。
この5つの考え方を聞いて、もしかしたら自分がこれまで逆の接し方をしていたことに思いあたったり、どこかで気づきかけていたことが明確になった人もいるかもしれません。
そのちょっとした気づきや新しい発見が、きっとこれからの子育てをよりやりやすく、充実したものにしてくれると私は考えています。
どうぞ、ひとつからでもいいので、あなたの考え方をこちらにシフトしてもらえればと思います。そして本書を読むことよって、あなたの中の今日までの子育てでの迷いや苦しさ、うまくいかないことへの苛立ちが少しでも和らいでくれたら、私は「この本を書いてよかったな」と思えるのです。
◆著者プロフィール
大野和子(おおの・かずこ)
学習教室・主宰
愛媛県松山市内に二か所の学習教室を開く教育者・指導者。子ども一人ひとりに対応した独自の教育アプローチを信条とし、親にも「より良い子育てのあり方」をアドバイスしている。教室からは、東京大学ほか、早稲田大学・慶応大学・東京外国語大学・名古屋大学・岡山大学・愛媛大学・九州大学など、優秀な生徒を多数輩出。
◆書籍概要
仕様:四六版 ソフトカバー160ページ
定価:本体1400円+税
図書コード:ISBN 978-4-434-24831-3
詳細URL:https://www.amazon.co.jp/dp/4434248316/
https://store.shopping.yahoo.co.jp/poempiecestore/00141.html
◆会社概要
社名:株式会社みらいパブリッシング
設立:2014年5月
代表者:代表取締役 松崎義行
所在地:東京都杉並区高円寺南4-26-5YSビル3階
事業内容:図書出版全般
URL:http://miraipub.jp/
~子どもの心に「学ぶ喜び」をプレゼントする。これだけですよ、お母さん!~
子育ての悩み――それはどんな時代もお母さんの頭を悩ませるものです。人間は一人ひとり違うため、絶対的な子育ての方法論はありません。ですが、どんな人間にも共通して通用する「考え方」はあります。それを基本にすれば、個々の子どもたちに合わせた子育ては可能になります。そしてそれが、その子を最も伸ばす子育て法となるのです。
本書は、愛媛県松山市で43年間、毎年350名の子どもを今も指導し続けている学習教室の指導者・教育者である大野和子氏が、自分の子育てを通して学んだことや、様々な子どもたちとその親御さんと接する中でアドバイスしてきた内容をもとに書かれた書籍です。難しい理論や方法論ではなく、シンプルな「考え方」をベースにしているため、誰でもすぐに読み解け、子育てに活かすことができます。
◆一部、内容を紹介
伸びる子育てに必要な5つの考え方
子どもはそれぞれ違う存在です。同じような姿かたちをしていても、中身はまったく別もの。同じように親も、親自身の育てられた環境があり、まったく別々の人間です。だから家庭によって子育ての“やり方”は異なるでしょう。
ですが「考え方」については、「こちらのほうがよい」方向性があります。私が42年間の教室運営を通して学んだ、伸びる子育てに必要な5つの考え方をお伝えします。
1.どんな子でも、いつからでも、伸ばせる
子どもは「誰でも」「いつからでも」ちゃんと伸びる力を持っています。遅すぎるということはありません。
私たちの教室には、2歳児から大人までいますが、生後6か月から来る子、また、3~4歳から来る子、小学生になって来る子、中学・高校生になってから来る生徒、障害を持った子など、いろいろな子たちがいます。
一人ひとりに合わせて、わかることから1歩1歩確実にやっていけば、誰でも必ず伸びることができるのです。
私はまず、お母さんに「よく来られました。とても前向きな気持ちで連れて来られて、よいお母さんですね」と、うれしい気持ちを伝えます。子どもには「ここは、楽しい勉強をするところだからね」と。
2.叱るより、認めて伸ばすほうが絶対いい
親は子どものまずいところを見つけて直そうとするあまり、つい叱ってしまいがちです。中には叱るのが日常となって、ほめるのが苦手というお母さんがいます。叱られると、子どもは反発するだけです。伸びようとする芽を、上から押さえつけることになってしまいます。
先に、子どものよいところ、がんばったところを認めて、ほめてあげましょう。これがあれば、「次もがんばろう」というやる気につながります。認められた喜びは、よいところを伸ばし、まずいところを素直に修正してくれます。
そっとほめ、そっと認める自然の態度が伝わるとよいですね。叱るのは、とても損なことなのです。
3.「ひとりで」より、周囲の助けを借りた子育てを
学校では、能力も個性も違う複数の子どもに、授業で同時に同じことをわからせようとします。システムとして仕方がないところはあるとはいえ、それは無理があります。「あとは家でやってください」と宿題を持たせても、教育のプロではないお母さんが家でうまく導くのは難しい。家庭や学校の教育には限界があるのです。
お母さんがひとりで抱え込まず、子どもに合わせた進め方ができる学習教室などの力を借りるようにしたほうが親子の関係もうまくいくでしょう。
4.「優秀なら放っておいても勝手に育つ」は大間違い
「優秀だったら、心配なく自分からどんどん勉強を進めていく」と思っている人もいるようですが、そうとは限りません。優秀な子には、優秀な子なりの働きかけが必要です。
勉強は順調に見えても、心の問題や思わぬことでつまずいてやる気が失せ、「もう勉強やめる!」「学校に行かない」ということもありがちです。常に思いやって見てあげることが必要です。
また、本人の気持ちを知って、応援・援助の気持ちを表し、そっと支えてあげてください。
5.最高のプレゼント、それは「一生ものの勉強習慣」
勉強するということは、いろいろなことを理解し、わかり、判断できてくることであり、本来は、大きな喜びであるはず。そんな“知る喜び”を積み重ねることが、人間として成長するということだと私は考えています。そしてそれは、大人になっても変わらないものです。
私の教室には「勉強が好き」「教室が好き」と言って、教室に来るのが楽しい習慣になっている子が多くいます。たくさんの喜びを積み重ねながら、生徒たちは素敵なドラマをたくさん生み出してくれています。
この5つの考え方を聞いて、もしかしたら自分がこれまで逆の接し方をしていたことに思いあたったり、どこかで気づきかけていたことが明確になった人もいるかもしれません。
そのちょっとした気づきや新しい発見が、きっとこれからの子育てをよりやりやすく、充実したものにしてくれると私は考えています。
どうぞ、ひとつからでもいいので、あなたの考え方をこちらにシフトしてもらえればと思います。そして本書を読むことよって、あなたの中の今日までの子育てでの迷いや苦しさ、うまくいかないことへの苛立ちが少しでも和らいでくれたら、私は「この本を書いてよかったな」と思えるのです。
◆著者プロフィール
大野和子(おおの・かずこ)
学習教室・主宰
愛媛県松山市内に二か所の学習教室を開く教育者・指導者。子ども一人ひとりに対応した独自の教育アプローチを信条とし、親にも「より良い子育てのあり方」をアドバイスしている。教室からは、東京大学ほか、早稲田大学・慶応大学・東京外国語大学・名古屋大学・岡山大学・愛媛大学・九州大学など、優秀な生徒を多数輩出。
◆書籍概要
仕様:四六版 ソフトカバー160ページ
定価:本体1400円+税
図書コード:ISBN 978-4-434-24831-3
詳細URL:https://www.amazon.co.jp/dp/4434248316/
https://store.shopping.yahoo.co.jp/poempiecestore/00141.html
◆会社概要
社名:株式会社みらいパブリッシング
設立:2014年5月
代表者:代表取締役 松崎義行
所在地:東京都杉並区高円寺南4-26-5YSビル3階
事業内容:図書出版全般
URL:http://miraipub.jp/