エレベーター用表示器の製造・販売をおこなう株式会社島田電機製作所(本社:東京都八王子市、代表取締役社長:島田正孝)は、国立東京農工大学工学部と八王子商工会議所が共同開催する学生の国際交流プロジェクト『八王子ジョイントセミナー』に初参加し、9月19日(火)に工場見学ツアーを開催しました。
今年で4回目となる『八王子ジョイントセミナー』(学生代表:東京農工大学工学部機械システム工学科2年 三上智勇)は、9月14日~20日の期間で開催しました。東南アジアから来日した学生との交流を目的に、AIMSプログラムの参加校(※注1)である国立東京農工大学工学部と八王子商工会議所に加盟する製造企業21社が協力し、学生の技術研究と教育の一環としておこなわれました。
■日本の学生や留学生 技術力やプロ意識を学ぶ
学生がチームになって取り組む工場見学ツアーは、インドネシア、マレーシア、フィリピンからの留学生4名と国立東京農工大学工学部の学生4名の計8名が当社に訪問しました。
前半は、当社代表の島田より、プロジェクターを使いながら、当社が扱う意匠器具のオーダーメイドのこだわりや、開発・設計から製造、組立、検査まで一貫した専門の生産体制の紹介をはじめ、世界のエレベーターの特徴、日本の産業を支える中小企業の重要性などを学生に話をしました。
後半は、エレベーター用の意匠器具が完成するまでの工程を、板金やアクリル樹脂の加工をおこなう「製造」、加工した部品と電気配線を合わせる「組立」、不良品がないかを点検する「製品検査」を巡りながら具体的に解説しました。
オーダーメイドの意匠器具は、デザインの要望が様々です。そのため、機械だけに頼らず、手作業は重要な役割を果たしています。今回、学生には、熟練の技が必要なアクリル樹脂の磨き作業を体験し、アクリル樹脂をバフ研磨機にあてる角度や力加減の難しさを体感することができました。また、品質管理のこだわりを知ってもらうために、「製品検査」では、実際に不良品と良品の比較をおこない、学生から小さなキズや埃、光の漏れなどの不良の箇所を簡単に発見することは難しく、厳しい検査基準を理解する場となりました。
参加した留学生は、「機械だけに頼らず、手作業をおこなっていることに感動」「工程内の連携が上手くとれているのを実感できた」「検査基準が厳しくて、驚いた」、国立東京農工大学工学部の学生からは「企業の工場見学はあまりできないので、貴重な経験となった」「デザインやコンセプトに寄り添った“モノづくり”は、日本ならではの良さとして、改めて実感できた」など好評でした。
(※注1)
AIMSプログラムとは、ASEAN International Mobility for Students Programmeの略で、各国政府主導型のアセアン地域内の学生交流として、2013年度から開始しています。東京農工大学工学部では、現在、マレーシア、インドネシア、タイ、フィリピン、ブルネイの5カ国8大学と連携し、交換留学をおこなっています。
【工場見学ツアー 詳細】
参加者:
留学生4名(インドネシア2名、マレーシア1名、フィリピン1名)
国立東京農工大学工学部の学生4名
スケジュール:
13:00~13:30
・挨拶、自己紹介
・会社紹介(沿革、オーダーメイドのこだわり、開発・設計から製造、組立、検査まで 一貫した専門の生産体制などを説明)
・世界のエレベーターの特徴や日本の産業を支える中小企業について
13:30~14:25
工場見学
【板金】レーザー加工機、板金の加工技術等を説明。
【アクリル樹脂】
・仕上がりをイメージし、機械と手作業での2つの作業工程を説明。
・手作業では、形を崩さずに艶をだす熟練の技術を見学。
・仕上げの磨き作業を体験。
【組立】機材の中に埃やゴミが入らないように入念に注意を払うポイントを説明。
【検査】製品に小さなキズや埃、光の漏れがないかなど、厳しい検査基準を紹介。
14:25~14:30
本社工場3階 リフレッシュルームの紹介
14:35~15:00
質疑応答、フリートーク
留学生たちの感想:
・初めから最後まで、機械だけでなく、手作業での調整があるのが印象深い。
・外注せずに、社内でのワンストップ体制が凄い。
・部署間の連携が上手くとれているのがよく分かった。
・工場が綺麗。
・点検・チェックが厳しく、日本人のプロ意識を学べた。
今年で4回目となる『八王子ジョイントセミナー』(学生代表:東京農工大学工学部機械システム工学科2年 三上智勇)は、9月14日~20日の期間で開催しました。東南アジアから来日した学生との交流を目的に、AIMSプログラムの参加校(※注1)である国立東京農工大学工学部と八王子商工会議所に加盟する製造企業21社が協力し、学生の技術研究と教育の一環としておこなわれました。
■日本の学生や留学生 技術力やプロ意識を学ぶ
学生がチームになって取り組む工場見学ツアーは、インドネシア、マレーシア、フィリピンからの留学生4名と国立東京農工大学工学部の学生4名の計8名が当社に訪問しました。
前半は、当社代表の島田より、プロジェクターを使いながら、当社が扱う意匠器具のオーダーメイドのこだわりや、開発・設計から製造、組立、検査まで一貫した専門の生産体制の紹介をはじめ、世界のエレベーターの特徴、日本の産業を支える中小企業の重要性などを学生に話をしました。
後半は、エレベーター用の意匠器具が完成するまでの工程を、板金やアクリル樹脂の加工をおこなう「製造」、加工した部品と電気配線を合わせる「組立」、不良品がないかを点検する「製品検査」を巡りながら具体的に解説しました。
オーダーメイドの意匠器具は、デザインの要望が様々です。そのため、機械だけに頼らず、手作業は重要な役割を果たしています。今回、学生には、熟練の技が必要なアクリル樹脂の磨き作業を体験し、アクリル樹脂をバフ研磨機にあてる角度や力加減の難しさを体感することができました。また、品質管理のこだわりを知ってもらうために、「製品検査」では、実際に不良品と良品の比較をおこない、学生から小さなキズや埃、光の漏れなどの不良の箇所を簡単に発見することは難しく、厳しい検査基準を理解する場となりました。
参加した留学生は、「機械だけに頼らず、手作業をおこなっていることに感動」「工程内の連携が上手くとれているのを実感できた」「検査基準が厳しくて、驚いた」、国立東京農工大学工学部の学生からは「企業の工場見学はあまりできないので、貴重な経験となった」「デザインやコンセプトに寄り添った“モノづくり”は、日本ならではの良さとして、改めて実感できた」など好評でした。
(※注1)
AIMSプログラムとは、ASEAN International Mobility for Students Programmeの略で、各国政府主導型のアセアン地域内の学生交流として、2013年度から開始しています。東京農工大学工学部では、現在、マレーシア、インドネシア、タイ、フィリピン、ブルネイの5カ国8大学と連携し、交換留学をおこなっています。
【工場見学ツアー 詳細】
参加者:
留学生4名(インドネシア2名、マレーシア1名、フィリピン1名)
国立東京農工大学工学部の学生4名
スケジュール:
13:00~13:30
・挨拶、自己紹介
・会社紹介(沿革、オーダーメイドのこだわり、開発・設計から製造、組立、検査まで 一貫した専門の生産体制などを説明)
・世界のエレベーターの特徴や日本の産業を支える中小企業について
13:30~14:25
工場見学
【板金】レーザー加工機、板金の加工技術等を説明。
【アクリル樹脂】
・仕上がりをイメージし、機械と手作業での2つの作業工程を説明。
・手作業では、形を崩さずに艶をだす熟練の技術を見学。
・仕上げの磨き作業を体験。
【組立】機材の中に埃やゴミが入らないように入念に注意を払うポイントを説明。
【検査】製品に小さなキズや埃、光の漏れがないかなど、厳しい検査基準を紹介。
14:25~14:30
本社工場3階 リフレッシュルームの紹介
14:35~15:00
質疑応答、フリートーク
留学生たちの感想:
・初めから最後まで、機械だけでなく、手作業での調整があるのが印象深い。
・外注せずに、社内でのワンストップ体制が凄い。
・部署間の連携が上手くとれているのがよく分かった。
・工場が綺麗。
・点検・チェックが厳しく、日本人のプロ意識を学べた。
縁の下の力持ち 中小企業の魅力を啓発
製造に携わる中小企業の多くは、普段目に触れにくいものの、重要な役割を果たす“モノづくり”をおこなっています。今回、当社は、学生に日本の中小企業の魅力を知ってもらうことを目的に『八王子ジョイントセミナー』に参加しました。工場見学ツアーは、学生に中小企業への関心を高めるきっかけを与えることができ、様々な要求を具現化するためには、技術力だけでなく、生産体制における作業者一人ひとりの“プロ”としての意識の重要性も伝わりやすいものとなりました。
今後、当社では、大学や教育機関と組んで工業見学ツアーを積極的に開催し、中小企業の魅力を啓発していきます。また、学生と共同で製品開発にも積極的に取り組みたいと考えています。
【八王子ジョイントセミナー 概要】
日時: 2017年9月14日(木)~20日(水)
参加者: 国立東京農工大学工学部の学生30名
タイ、インドネシア、マレーシア、フィリピン、ブルネイの5カ国8大学の留学生33名
共催: 国立東京農工大学工学部、八王子商工会議所
参加企業: 21社
株式会社石代生産、富士プリント工業株式会社、株式会社菊池製作所、株式会社ナラハラオートテクニカル、株式会社アトム精密、株式会社テクノメイト、株式会社テック、有限会社伸栄プラスチック、中央電子株式会社、日本機械工業株式会社、オリエント技研株式会社、山下電装株式会社、株式会社平本製作所、株式会社ウドノ医機、株式会社内野製作所、株式会社ノアコーポレーション八王子事業所、東新プラスチック株式会社、株式会社星製作所、有限会社岩沢プレス工業、株式会社塩、株式会社島田電機製作所
スケジュール:
■9月14日(木)
10:00-10:45 オープニング、グループワーク(場所:国立東京農工大学)
13:00-15:30 農工大研究室の紹介および見学(場所:国立東京農工大学)
■9月15日(金)
10:00-11:30 訪問する企業のリサーチ(場所:国立東京農工大学)
13:00-15:00 企業訪問1日目(場所:各企業先)
■9月19日(火)
13:00-15:00 企業訪問2日目(場所:各企業先)
■9月20日(水)
10:00-11:00 研究室および工場見学の情報交換(場所:国立東京農工大学)
11:00-14:00 グループワーク(場所:国立東京農工大学)
15:00-18:00 パネル発表および講評(場所:国立東京農工大学)
18:30-19:30 懇親会(場所:国立東京農工大学)
【会社概要】
社名:株式会社島田電機製作所
代表:代表取締役社長 島田正孝
本社:東京都八王子市大和田町3-11-1
ホームページ: http://www.shimada.cc/
TEL:042-656-1401
設立:1949年2月24日
資本金:1,200万円
従業員数:47名
事業内容:各種エレベーター,エスカレーター用操作盤,表示器の製造及び販売
<本件に関する問い合わせ先>
島田電機製作所 広報事務局
TEL:03-5411-0066 FAX:03-3401-7788 E-mail:pr@real-ize.com
担当: 杉村(携帯:070-1389-0175)
製造に携わる中小企業の多くは、普段目に触れにくいものの、重要な役割を果たす“モノづくり”をおこなっています。今回、当社は、学生に日本の中小企業の魅力を知ってもらうことを目的に『八王子ジョイントセミナー』に参加しました。工場見学ツアーは、学生に中小企業への関心を高めるきっかけを与えることができ、様々な要求を具現化するためには、技術力だけでなく、生産体制における作業者一人ひとりの“プロ”としての意識の重要性も伝わりやすいものとなりました。
今後、当社では、大学や教育機関と組んで工業見学ツアーを積極的に開催し、中小企業の魅力を啓発していきます。また、学生と共同で製品開発にも積極的に取り組みたいと考えています。
【八王子ジョイントセミナー 概要】
日時: 2017年9月14日(木)~20日(水)
参加者: 国立東京農工大学工学部の学生30名
タイ、インドネシア、マレーシア、フィリピン、ブルネイの5カ国8大学の留学生33名
共催: 国立東京農工大学工学部、八王子商工会議所
参加企業: 21社
株式会社石代生産、富士プリント工業株式会社、株式会社菊池製作所、株式会社ナラハラオートテクニカル、株式会社アトム精密、株式会社テクノメイト、株式会社テック、有限会社伸栄プラスチック、中央電子株式会社、日本機械工業株式会社、オリエント技研株式会社、山下電装株式会社、株式会社平本製作所、株式会社ウドノ医機、株式会社内野製作所、株式会社ノアコーポレーション八王子事業所、東新プラスチック株式会社、株式会社星製作所、有限会社岩沢プレス工業、株式会社塩、株式会社島田電機製作所
スケジュール:
■9月14日(木)
10:00-10:45 オープニング、グループワーク(場所:国立東京農工大学)
13:00-15:30 農工大研究室の紹介および見学(場所:国立東京農工大学)
■9月15日(金)
10:00-11:30 訪問する企業のリサーチ(場所:国立東京農工大学)
13:00-15:00 企業訪問1日目(場所:各企業先)
■9月19日(火)
13:00-15:00 企業訪問2日目(場所:各企業先)
■9月20日(水)
10:00-11:00 研究室および工場見学の情報交換(場所:国立東京農工大学)
11:00-14:00 グループワーク(場所:国立東京農工大学)
15:00-18:00 パネル発表および講評(場所:国立東京農工大学)
18:30-19:30 懇親会(場所:国立東京農工大学)
【会社概要】
社名:株式会社島田電機製作所
代表:代表取締役社長 島田正孝
本社:東京都八王子市大和田町3-11-1
ホームページ: http://www.shimada.cc/
TEL:042-656-1401
設立:1949年2月24日
資本金:1,200万円
従業員数:47名
事業内容:各種エレベーター,エスカレーター用操作盤,表示器の製造及び販売
<本件に関する問い合わせ先>
島田電機製作所 広報事務局
TEL:03-5411-0066 FAX:03-3401-7788 E-mail:pr@real-ize.com
担当: 杉村(携帯:070-1389-0175)