株式会社ビジネス社(東京都新宿区:代表取締役社長 唐津隆)は、2017年9月7日に『「やり抜く力」が磨かれる 西郷どんの言葉』を発売いたしました。
生誕190年、没後140年、そして明治維新150年という節目を迎える2017~18年。NHK大河ドラマ「西郷どん」の主人公としても盛り上がる西郷隆盛の人生と名言を、吉田松陰らの本を出すなど、幕末の志士たちの生き方にも詳しい齋藤孝明治大学教授がわかりやすく解説したのが本書です。
西郷隆盛は、江戸城無血開城や倒幕など華々しい活躍をし、幕末のヒーローとして広く知られる反面、度重なる「隠居」や「征韓論」、そして「西南戦争」等々、少々理解しづらい行動も多々引き起こしています。事実、名作『飛ぶが如く』で西郷隆盛と大久保利通の活躍ぶりを生き生きと描き出した司馬遼太郎も、「西郷のことはよくわからない」としきりに書いていました。そこで本書では、書簡や漢詩など西郷隆盛が実際に遺した言葉の紹介を中心に、その熱い想いを味わいながら、同時に彼の人生を改めてたどっていきます。それにより、江戸から明治という日本史上、最大級の転換期に西郷がどのような役割を果たしたのか、彼のその時の心情はどういったものだったのか、よくわかるからです。そこで浮かび上がってきたのは、西郷のたぐいまれなるリーダーシップでした。
齋藤先生いわく、西郷のリーダーシップの特徴は「強制的にやらせるという『上からのリーダーシップ』ではなく、そこにいるだけで自然とチームの雰囲気が盛り上がり、部下や周りの人たちがいつの間にか”その気”になってしまうという、いわば『下からのリーダーシップ』」だということ。そのうえで、経営学の父として知られるドラッカーを引き合いに出し、「強いチームのその中心に必ずいる『絶対にやり遂げるぞ』という気力、活力の源泉になる人物をドラッカーは『エグゼクティブ』と呼びました。西郷隆盛という人物は、まさに史上最高峰のエグゼクティブだった」と分析しています。
さらに、齋藤先生がもう一つ注目したのが、西郷の座右の銘である「智仁勇」。これは元々『論語』に出てくる言葉で、孔子は、人間にとってもっとも重要な美質として「知の人は惑わず、仁の人は憂えず、勇の人は恐れず」と述べました。これは「三徳」と呼ばれ、かつては人間性を培ううえで重要な要素と捉えられてきたのです。この「三徳=智仁勇」こそが西郷の人生の謎を読み解くキーワードであり、現代日本人が特に学び取るべき概念だと齋藤先生は語っています。他にも、「遺訓」の言葉、坂本龍馬や勝海舟、司馬遼太郎などによる西郷評、あるいは「齋藤流、西郷どんの読み解き方」等々、西郷の人物像を多方面から解説。大河ドラマで話題必至の「波乱の人生」、日本史上でもまれに見るほど強い「リーダーシップの特徴」、そして、“智仁勇”という日本人として今こそ学ぶべき「生き方の指標」が面白いほどよくわかる、これまでにない「一石三鳥」となるビジネス歴史教養本の登場です!!
本書の構成
第1章 若き日の情熱ほとばしる言葉(1854~1859)
第2章 理想と現実のギャップに悩める言葉(1860~1864)
第3章 リーダーとして才気あふれる言葉(1864~1868)
第4章 気合、失意、そして悟りの言葉(1869~1873)
第5章 人生50年、「智仁勇」の集大成となる言葉(1873~1877)
第6章 現代人の心に深くしみこむ「遺訓」
第7章 有名人の通信簿~西郷どん、一言でいうとこんな人~
第8章 齋藤流、西郷どんの読み解き方
著者:齋藤孝(さいとう・たかし)
1960年、静岡県生まれ。明治大学文学部教授。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程等を経て、現職。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。『身体感覚を取り戻す』(NHK出版)で新潮学芸賞受賞。『声に出して読みたい日本語』(草思社)がシリーズ260万部のベストセラーになり日本語ブームを作る。
『日本人のための世界の宗教入門』『頭のよさはノートで決まる』『すぐ使える! 四字熟語』(以上、ビジネス社)、『日本人のための世界の宗教入門』『頭のよさはノートで決まる』『すぐ使える! 四字熟語』(以上、ビジネス社)、『齋藤孝のざっくり! 日本史』『齋藤孝のざっくり! 世界史』(以上、祥伝社黄金文庫)、『超訳 吉田松陰語録』(キノブックス)、『人はチームで磨かれる』(日本経済新聞出版社)など著書多数。NHK Eテレ「にほんごであそぼ」総合指導、TBSテレビ「情報7days ニュースキャスター」等、TVコメンテーターとしても活躍中。
(著者)齋藤孝
(価格)1200円+税
〈発売日〉2017年9月7日
〈出版元〉ビジネス社
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《 お問い合わせ先 》
株式会社ビジネス社 広報担当:松矢
〒162-0805 東京都新宿区矢来町114番地 神楽坂高橋ビル5F
TEL 03-5227-1602/FAX 03-5227-1603
生誕190年、没後140年、そして明治維新150年という節目を迎える2017~18年。NHK大河ドラマ「西郷どん」の主人公としても盛り上がる西郷隆盛の人生と名言を、吉田松陰らの本を出すなど、幕末の志士たちの生き方にも詳しい齋藤孝明治大学教授がわかりやすく解説したのが本書です。
西郷隆盛は、江戸城無血開城や倒幕など華々しい活躍をし、幕末のヒーローとして広く知られる反面、度重なる「隠居」や「征韓論」、そして「西南戦争」等々、少々理解しづらい行動も多々引き起こしています。事実、名作『飛ぶが如く』で西郷隆盛と大久保利通の活躍ぶりを生き生きと描き出した司馬遼太郎も、「西郷のことはよくわからない」としきりに書いていました。そこで本書では、書簡や漢詩など西郷隆盛が実際に遺した言葉の紹介を中心に、その熱い想いを味わいながら、同時に彼の人生を改めてたどっていきます。それにより、江戸から明治という日本史上、最大級の転換期に西郷がどのような役割を果たしたのか、彼のその時の心情はどういったものだったのか、よくわかるからです。そこで浮かび上がってきたのは、西郷のたぐいまれなるリーダーシップでした。
齋藤先生いわく、西郷のリーダーシップの特徴は「強制的にやらせるという『上からのリーダーシップ』ではなく、そこにいるだけで自然とチームの雰囲気が盛り上がり、部下や周りの人たちがいつの間にか”その気”になってしまうという、いわば『下からのリーダーシップ』」だということ。そのうえで、経営学の父として知られるドラッカーを引き合いに出し、「強いチームのその中心に必ずいる『絶対にやり遂げるぞ』という気力、活力の源泉になる人物をドラッカーは『エグゼクティブ』と呼びました。西郷隆盛という人物は、まさに史上最高峰のエグゼクティブだった」と分析しています。
さらに、齋藤先生がもう一つ注目したのが、西郷の座右の銘である「智仁勇」。これは元々『論語』に出てくる言葉で、孔子は、人間にとってもっとも重要な美質として「知の人は惑わず、仁の人は憂えず、勇の人は恐れず」と述べました。これは「三徳」と呼ばれ、かつては人間性を培ううえで重要な要素と捉えられてきたのです。この「三徳=智仁勇」こそが西郷の人生の謎を読み解くキーワードであり、現代日本人が特に学び取るべき概念だと齋藤先生は語っています。他にも、「遺訓」の言葉、坂本龍馬や勝海舟、司馬遼太郎などによる西郷評、あるいは「齋藤流、西郷どんの読み解き方」等々、西郷の人物像を多方面から解説。大河ドラマで話題必至の「波乱の人生」、日本史上でもまれに見るほど強い「リーダーシップの特徴」、そして、“智仁勇”という日本人として今こそ学ぶべき「生き方の指標」が面白いほどよくわかる、これまでにない「一石三鳥」となるビジネス歴史教養本の登場です!!
本書の構成
第1章 若き日の情熱ほとばしる言葉(1854~1859)
第2章 理想と現実のギャップに悩める言葉(1860~1864)
第3章 リーダーとして才気あふれる言葉(1864~1868)
第4章 気合、失意、そして悟りの言葉(1869~1873)
第5章 人生50年、「智仁勇」の集大成となる言葉(1873~1877)
第6章 現代人の心に深くしみこむ「遺訓」
第7章 有名人の通信簿~西郷どん、一言でいうとこんな人~
第8章 齋藤流、西郷どんの読み解き方
著者:齋藤孝(さいとう・たかし)
1960年、静岡県生まれ。明治大学文学部教授。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程等を経て、現職。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。『身体感覚を取り戻す』(NHK出版)で新潮学芸賞受賞。『声に出して読みたい日本語』(草思社)がシリーズ260万部のベストセラーになり日本語ブームを作る。
『日本人のための世界の宗教入門』『頭のよさはノートで決まる』『すぐ使える! 四字熟語』(以上、ビジネス社)、『日本人のための世界の宗教入門』『頭のよさはノートで決まる』『すぐ使える! 四字熟語』(以上、ビジネス社)、『齋藤孝のざっくり! 日本史』『齋藤孝のざっくり! 世界史』(以上、祥伝社黄金文庫)、『超訳 吉田松陰語録』(キノブックス)、『人はチームで磨かれる』(日本経済新聞出版社)など著書多数。NHK Eテレ「にほんごであそぼ」総合指導、TBSテレビ「情報7days ニュースキャスター」等、TVコメンテーターとしても活躍中。
(著者)齋藤孝
(価格)1200円+税
〈発売日〉2017年9月7日
〈出版元〉ビジネス社
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株式会社ビジネス社 広報担当:松矢
〒162-0805 東京都新宿区矢来町114番地 神楽坂高橋ビル5F
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