※当資料は、米国研究製薬工業協会米国本部が、現地時間2017年6月27日に発表した報道資料を日本で抄訳したものです。
ワシントンD.C.、2017年6月27日:米国研究製薬工業協会(PhRMA)は、米国エイズ協会(The AIDS Institute)の協力を得てまとめた、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)の治療薬及びワクチンの開発に関する最新の報告書“Medicines in Development For HIV 2017 Report(開発中のHIV/AIDS治療薬)”1において、現在米国では、52種類のAIDS(後天性免疫不全症候群)を発症させるHIVの治療薬及びワクチンが開発過程にあると発表しました。
1990年代中頃に導入された抗レトロウイルス療法(ART)から、HIVの感染を事前に防ぐための曝露前予防薬(PrEP)と呼ばれる治療法の導入に至るまで、過去30年にわたりバイオ医薬品業界がHIV/AIDSの治療に対して成し遂げてきた革新的な成果は、米国における110万人のHIV感染者の未来に革命2をもたらし、生活の質を改善してきました。
PhRMAの理事長兼CEOであるスティーブ・J・ユーブル(Stephen J. Ubl)は次のように述べています。
「バイオ医薬品業界の研究者から臨床試験に参加してくださった患者さんに至るまで、数え切れないほどの人々の尽力と貢献により、米国では、1990年代と比べてHIV/AIDSによる死亡率が88%も低下し、86万2,000人の人々がHIV/AIDSによる早すぎる死から救われたと推計されています。これまでに成し遂げた偉業は確かに誇るべきものではありますが、まだまだやるべきことは残っています。だからこそ、52種類もの治療薬とワクチンが開発中であるという事実が大きな意味を持ち、やがて訪れるエイズ・フリーの時代へ希望をもたらしてくれることでしょう。」
米国エイズ協会の常任理事であるカール・シュミット氏(Carl Schmid)は次のように述べています。
「ART治療薬のような科学的革新が、HIV/AIDSと共に生きる人々の治療パラダイムを劇変させてくれたおかげで、患者さんたちはより長く、健康的な人生を送ることができるようになりました。HIV/AIDSの治療と予防のパイプラインが堅牢なものであり、患者さんの人生が改善を続けていることは実に喜ばしい限りです。それでもなお大切なのは、私たちがこのウイルスに関する認識と知識を高め、検査を受けることの重要性を訴え、HIV/AIDSがもたらす負のイメージを終わらせるための手段を模索することにあります。」
開発中である52種類のHIV治療薬・ワクチンの内訳は、抗レトロウイルス薬と抗ウイルス薬が32種類、ワクチンが16種類、細胞治療薬が4種類となっており、この中には、HIVが細胞に吸着し、膜を破って中へ侵入することを防ぐものも含まれています。これが、実現すれば、ファースト・イン・クラス(画期的新薬)となるでしょう。
なおPhRMAは、この報告書の発表に合わせて、2017年年頭から継続している「GO BOLDLY」キャンペーンの一環として、「Together」と題されたシリーズの新たな広告を発表しました。ここでは、HIV/AIDSと粘り強く闘い、絶望の状態から普通の生活を送られるようになった患者さんの体験と、これを実現させた研究者のエイズ・フリーを目指す情熱が表現されています。
報告書の全文は、下記URLからダウンロードできます。(英文のみ)
1.“Medicines in Development For HIV 2017 Report”;
http://www.phrma.org/report/medicines-in-development-for-hiv-2017-report
2.“ICYMI:New study shows medicines advance life expectancy for HIV patients”;http://catalyst.phrma.org/icymi-new-study-shows-medicines-advance-life-expectancy-for-hiv-patients
●米国研究製薬工業協会(PhRMA)
PhRMAは、米国で事業を行なっている主要な研究開発志向型製薬企業とバイオテクノロジ―企業を代表する団体です。加盟企業は新薬の発見・開発を通じて、患者さんがより長く、より健全で活動的に暮らせるよう、先頭に立って新しい治療法を探求しています。加盟企業の新薬研究開発に対する投資額は、2000年からの累計では6000億ドル以上に達し、2015年単独でも推定で588億ドルになりました。
●米国研究製薬工業協会(PhRMA)日本オフィス
PhRMA日本オフィスは、米国PhRMAの会員である研究開発志向の製薬企業の日本法人で構成されており、画期的新薬が開発できる環境や患者さん中心の医療制度の確立に向けて25年以上に渡って活動を続けています。加盟企業は、アステラス・アムジェン・バイオファーマ株式会社、アッヴィ合同会社、MSD株式会社、セルジーン株式会社、日本イーライリリー株式会社、バイオジェン・ジャパン株式会社、ファイザー株式会社、ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社、ムンディファーマ株式会社、ヤンセンファーマ株式会社(五十音順)の10社です。
PhRMA日本オフィスホームページ http://www.phrma-jp.org
PhRMAホームページ http://www.phrma.org
PhRMA日本オフィスFacebook https://www.facebook.com/phrmajapanoffice
【本件に関するお問い合わせ】
米国研究製薬工業協会(PhRMA)広報事務局
(株式会社ジャパン・カウンセラーズ内)
TEL:03-3291-0118 FAX:03-3291-0223
E-mail:phrma_pr@jc-inc.co.jp
※お急ぎの方は下記へお問い合わせください。
米国PhRMA E-mail:newsroom@phrma.org
ワシントンD.C.、2017年6月27日:米国研究製薬工業協会(PhRMA)は、米国エイズ協会(The AIDS Institute)の協力を得てまとめた、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)の治療薬及びワクチンの開発に関する最新の報告書“Medicines in Development For HIV 2017 Report(開発中のHIV/AIDS治療薬)”1において、現在米国では、52種類のAIDS(後天性免疫不全症候群)を発症させるHIVの治療薬及びワクチンが開発過程にあると発表しました。
1990年代中頃に導入された抗レトロウイルス療法(ART)から、HIVの感染を事前に防ぐための曝露前予防薬(PrEP)と呼ばれる治療法の導入に至るまで、過去30年にわたりバイオ医薬品業界がHIV/AIDSの治療に対して成し遂げてきた革新的な成果は、米国における110万人のHIV感染者の未来に革命2をもたらし、生活の質を改善してきました。
PhRMAの理事長兼CEOであるスティーブ・J・ユーブル(Stephen J. Ubl)は次のように述べています。
「バイオ医薬品業界の研究者から臨床試験に参加してくださった患者さんに至るまで、数え切れないほどの人々の尽力と貢献により、米国では、1990年代と比べてHIV/AIDSによる死亡率が88%も低下し、86万2,000人の人々がHIV/AIDSによる早すぎる死から救われたと推計されています。これまでに成し遂げた偉業は確かに誇るべきものではありますが、まだまだやるべきことは残っています。だからこそ、52種類もの治療薬とワクチンが開発中であるという事実が大きな意味を持ち、やがて訪れるエイズ・フリーの時代へ希望をもたらしてくれることでしょう。」
米国エイズ協会の常任理事であるカール・シュミット氏(Carl Schmid)は次のように述べています。
「ART治療薬のような科学的革新が、HIV/AIDSと共に生きる人々の治療パラダイムを劇変させてくれたおかげで、患者さんたちはより長く、健康的な人生を送ることができるようになりました。HIV/AIDSの治療と予防のパイプラインが堅牢なものであり、患者さんの人生が改善を続けていることは実に喜ばしい限りです。それでもなお大切なのは、私たちがこのウイルスに関する認識と知識を高め、検査を受けることの重要性を訴え、HIV/AIDSがもたらす負のイメージを終わらせるための手段を模索することにあります。」
開発中である52種類のHIV治療薬・ワクチンの内訳は、抗レトロウイルス薬と抗ウイルス薬が32種類、ワクチンが16種類、細胞治療薬が4種類となっており、この中には、HIVが細胞に吸着し、膜を破って中へ侵入することを防ぐものも含まれています。これが、実現すれば、ファースト・イン・クラス(画期的新薬)となるでしょう。
なおPhRMAは、この報告書の発表に合わせて、2017年年頭から継続している「GO BOLDLY」キャンペーンの一環として、「Together」と題されたシリーズの新たな広告を発表しました。ここでは、HIV/AIDSと粘り強く闘い、絶望の状態から普通の生活を送られるようになった患者さんの体験と、これを実現させた研究者のエイズ・フリーを目指す情熱が表現されています。
報告書の全文は、下記URLからダウンロードできます。(英文のみ)
1.“Medicines in Development For HIV 2017 Report”;
http://www.phrma.org/report/medicines-in-development-for-hiv-2017-report
2.“ICYMI:New study shows medicines advance life expectancy for HIV patients”;http://catalyst.phrma.org/icymi-new-study-shows-medicines-advance-life-expectancy-for-hiv-patients
●米国研究製薬工業協会(PhRMA)
PhRMAは、米国で事業を行なっている主要な研究開発志向型製薬企業とバイオテクノロジ―企業を代表する団体です。加盟企業は新薬の発見・開発を通じて、患者さんがより長く、より健全で活動的に暮らせるよう、先頭に立って新しい治療法を探求しています。加盟企業の新薬研究開発に対する投資額は、2000年からの累計では6000億ドル以上に達し、2015年単独でも推定で588億ドルになりました。
●米国研究製薬工業協会(PhRMA)日本オフィス
PhRMA日本オフィスは、米国PhRMAの会員である研究開発志向の製薬企業の日本法人で構成されており、画期的新薬が開発できる環境や患者さん中心の医療制度の確立に向けて25年以上に渡って活動を続けています。加盟企業は、アステラス・アムジェン・バイオファーマ株式会社、アッヴィ合同会社、MSD株式会社、セルジーン株式会社、日本イーライリリー株式会社、バイオジェン・ジャパン株式会社、ファイザー株式会社、ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社、ムンディファーマ株式会社、ヤンセンファーマ株式会社(五十音順)の10社です。
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TEL:03-3291-0118 FAX:03-3291-0223
E-mail:phrma_pr@jc-inc.co.jp
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