『ビッグデータの支配とプライバシー危機』
著者 宮下紘(みやした・ひろし)
3月17日(金)発売
定価:本体760円+税
ISBN 978-4-08-720874-0
http://shinsho.shueisha.co.jp/
<内容紹介>
2013年6月にアメリカの情報局員であったスノーデンが暴露した国家による監視体制の深刻さを顧みると、世界はもはやプライバシーに関して、コントロールが不能になりつつあるように見えます。国家が監視の実態を秘密にしたまま,統治者と被統治者との間に情報の非対称性を生み出す事態は,新たな専制を生み出すもので決して看過することはできません。では,私たちはこの問題にどう考えるべきなのでしょうか。プライバシーをめぐる具体的な事例を見ながらこの問いに答える一冊です。
<目次>
序 章 スノーデンの警鐘
第1章 デジタル化の専制
第2章 ビッグデータの覇権とプライバシーの反逆
第3章 プライバシーをめぐるアメリカとヨーロッパの衝突
第4章 日本のプライバシー保護を考える
終章 自由,尊厳,そして尊重
(著者プロフィール)
宮下紘(みやした・ひろし)
中央大学総合政策学部准教授(憲法、情報法)。内閣府個人情報保護推進室政策企画専門職、駿河台大学法学部専任講師、准教授等を経て現職。博士(法学)(一橋大学、二〇〇七年)。ハーバード大学ロースクール客員研究員、ナミュール大学法・情報・社会研究所客員研究員。著書に『プライバシー権の復権』(中央大学出版部)、『事例で学ぶプライバシー』(朝陽会)などがある。
【お問い合わせ】集英社 広報部 03-3230-6314