※当資料は、米国研究製薬工業協会米国本部が、現地時間2015年9月10日に発表した報道資料の抄訳を日本でまとめたものです。
ワシントンD.C.、2015年9月10日:米国研究製薬工業協会(PhRMA)は、最近まとめた報告書『Cancer Medicines in Development 2015(2015年に開発中のがん治療用医薬品)』において、米国がん協会(AACR)による年次の『Cancer Progress Report(がん進捗状況レポート)』に触れ、米国のバイオ医薬品研究企業が現在836種類のがん治療用の医薬品およびワクチンを開発中であると発表しました。
開発中の医薬品のパイプラインが強力であるということは、様々な種類のがんを制圧する革新的な医薬品へのニーズが依然高く、また米国でがんを克服する患者数が上昇の一途を辿る半面、「死亡件数の4分の1は、がんによるもの」という現状を反映しています。
2015年だけでも160万人以上の米国人が新たにがんと診断され、このうち60万人近くががんによって死亡すると予測されています。
PhRMA理事長兼CEOのジョン・J・カステラニは次のように述べています。
「効果的な新治療法の特定に取り組む腫瘍学会は、目覚ましい進歩を遂げており、治療により多くの患者さんの病状が改善し、がんを克服する人も増えています。しかし、がんとの闘いがこれで終わりとはとても言えません。今回の報告書は、こうした疾病のより有効な治療法を確立し、患者さんたちの、アンメット・メディカル・ニーズに、これからも全力で応えていこうとするバイオ医薬品企業の固い決意を示したものです。」
報告書で示された通り、がん研究における進歩の成果として、この疾病の複雑さに対する理解は深まってきており、いまや研究者たちは、標的を絞った特定の治療方法を必要とする固有のがんの種類が200以上あることを把握しています。現在では、836種類に及ぶがん治療用の医薬品とワクチンが米国のバイオ医薬品企業によって開発中であり、その全てが臨床試験または米国の食品医薬品局(FDA)の審査を待っている段階にあります。
開発が進められている多くの医薬品とワクチンの中には、以下に示す通り、特に深刻で重要度の高いがんに対する治療効果を改善する可能性があるものも数多く含まれています:
・肺がん用123種類:肺がんは米国のがん患者の死亡原因の第1位を占めており、2015年の死亡者数は158,000人に達する見込み
・ 数種類の白血病用106種類:白血病は新たに診断されるがん患者の3%から4%を占める
・ 非ホジキンリンパ腫を含むリンパ腫用92種類:この病気は新たに診断されるがん患者の9%近くに相当
・ 乳がん用82種類:乳がんは米国で診断される女性のがんのトップで、2015年に新たに乳がんと診断される患者数は、231,840人と予測される
・ グリオーマを含む脳腫瘍用58種類:このがんは、全ての悪性腫瘍の80%を占める
・ メラノーマを含む皮膚がん用53種類:メラノーマが皮膚がん症例全体に占める割合は2%に過ぎないが、皮膚がんによる死亡のほとんどを占める
AACRのCEOである名誉医学博士、マーガレット・フォティは次のように述べています。
「現在の研究状況と、その研究をがんの治療法における進化へとつなげる私たちの力はまさに驚くべきものであると言えるでしょう。」
9月16日に発表されたAACRの『Cancer Progress Report(がん進捗状況レポート)』には、『Medicine in Development(開発中の医薬品)』という表題で公表された有望な研究結果が紹介され、研究の驚くべき進歩によって人生が一変した13人の勇気ある人々のエピソードを織り込んだ最新の進捗状況が例示されています。
※PhRMAが発表した『Medicines in Development 2015』の詳細は以下をご参照ください。(英文のみ)
http://www.phrma.org/innovation/meds-in-development
※The AACR Cancer Progress Report(米国がん協会による、がん進捗状況レポート)の詳細は以下をご参照ください。(英文のみ)
http://cancerprogressreport.org/2015/Pages/cancer2015.aspx
※『Medicine in Development(開発中の医薬品)』一覧については以下をご参照ください。(英文のみ)
http://phrma.org/sites/default/files/pdf/2015_cancer_drug_list.pdf
● 米国研究製薬工業協会(PhRMA)
PhRMAは、米国で事業を行なっている主要な研究開発志向型製薬企業を代表する団体です。加盟企業は新薬の発見・開発を通じて、患者さんがより長く、より健全で活動的に暮らせるよう、先頭に立って新しい治療法を探求しています。加盟企業の新薬研究開発に対する投資額は、2000年からの累計では6000億ドル以上に達し、2014年単独でも推定で512億ドルになりました。
● 米国研究製薬工業協会(PhRMA)東京オフィス
PhRMA東京オフィスは、米国の研究開発志向型製薬企業の日本法人で構成されており、画期的新薬が開発できる環境や患者さん中心の医療制度の確立に向けて25年以上に渡って活動を続けています。加盟企業は、アステラス・アムジェン・バイオファーマ株式会社、アッヴィ合同会社、MSD株式会社、セルジーン株式会社、日本イーライリリー株式会社、バイオジェン・ジャパン株式会社、ファイザー株式会社、ブリストル・マイヤーズ株式会社、ムンディファーマ株式会社、ヤンセンファーマ株式会社(五十音順)の10社です。
● PhRMA東京オフィスホームページ http://www.phrma-jp.org
● PhRMAホームページ http://www.phrma.org
【本件に関するお問い合わせ】
米国研究製薬工業協会(PhRMA)広報事務局
(株式会社ジャパン・カウンセラーズ内)
TEL:03-3291-0118
FAX:03-3291-0223
E-mail:phrma_pr@jc-inc.co.jp
ワシントンD.C.、2015年9月10日:米国研究製薬工業協会(PhRMA)は、最近まとめた報告書『Cancer Medicines in Development 2015(2015年に開発中のがん治療用医薬品)』において、米国がん協会(AACR)による年次の『Cancer Progress Report(がん進捗状況レポート)』に触れ、米国のバイオ医薬品研究企業が現在836種類のがん治療用の医薬品およびワクチンを開発中であると発表しました。
開発中の医薬品のパイプラインが強力であるということは、様々な種類のがんを制圧する革新的な医薬品へのニーズが依然高く、また米国でがんを克服する患者数が上昇の一途を辿る半面、「死亡件数の4分の1は、がんによるもの」という現状を反映しています。
2015年だけでも160万人以上の米国人が新たにがんと診断され、このうち60万人近くががんによって死亡すると予測されています。
PhRMA理事長兼CEOのジョン・J・カステラニは次のように述べています。
「効果的な新治療法の特定に取り組む腫瘍学会は、目覚ましい進歩を遂げており、治療により多くの患者さんの病状が改善し、がんを克服する人も増えています。しかし、がんとの闘いがこれで終わりとはとても言えません。今回の報告書は、こうした疾病のより有効な治療法を確立し、患者さんたちの、アンメット・メディカル・ニーズに、これからも全力で応えていこうとするバイオ医薬品企業の固い決意を示したものです。」
報告書で示された通り、がん研究における進歩の成果として、この疾病の複雑さに対する理解は深まってきており、いまや研究者たちは、標的を絞った特定の治療方法を必要とする固有のがんの種類が200以上あることを把握しています。現在では、836種類に及ぶがん治療用の医薬品とワクチンが米国のバイオ医薬品企業によって開発中であり、その全てが臨床試験または米国の食品医薬品局(FDA)の審査を待っている段階にあります。
開発が進められている多くの医薬品とワクチンの中には、以下に示す通り、特に深刻で重要度の高いがんに対する治療効果を改善する可能性があるものも数多く含まれています:
・肺がん用123種類:肺がんは米国のがん患者の死亡原因の第1位を占めており、2015年の死亡者数は158,000人に達する見込み
・ 数種類の白血病用106種類:白血病は新たに診断されるがん患者の3%から4%を占める
・ 非ホジキンリンパ腫を含むリンパ腫用92種類:この病気は新たに診断されるがん患者の9%近くに相当
・ 乳がん用82種類:乳がんは米国で診断される女性のがんのトップで、2015年に新たに乳がんと診断される患者数は、231,840人と予測される
・ グリオーマを含む脳腫瘍用58種類:このがんは、全ての悪性腫瘍の80%を占める
・ メラノーマを含む皮膚がん用53種類:メラノーマが皮膚がん症例全体に占める割合は2%に過ぎないが、皮膚がんによる死亡のほとんどを占める
AACRのCEOである名誉医学博士、マーガレット・フォティは次のように述べています。
「現在の研究状況と、その研究をがんの治療法における進化へとつなげる私たちの力はまさに驚くべきものであると言えるでしょう。」
9月16日に発表されたAACRの『Cancer Progress Report(がん進捗状況レポート)』には、『Medicine in Development(開発中の医薬品)』という表題で公表された有望な研究結果が紹介され、研究の驚くべき進歩によって人生が一変した13人の勇気ある人々のエピソードを織り込んだ最新の進捗状況が例示されています。
※PhRMAが発表した『Medicines in Development 2015』の詳細は以下をご参照ください。(英文のみ)
http://www.phrma.org/innovation/meds-in-development
※The AACR Cancer Progress Report(米国がん協会による、がん進捗状況レポート)の詳細は以下をご参照ください。(英文のみ)
http://cancerprogressreport.org/2015/Pages/cancer2015.aspx
※『Medicine in Development(開発中の医薬品)』一覧については以下をご参照ください。(英文のみ)
http://phrma.org/sites/default/files/pdf/2015_cancer_drug_list.pdf
● 米国研究製薬工業協会(PhRMA)
PhRMAは、米国で事業を行なっている主要な研究開発志向型製薬企業を代表する団体です。加盟企業は新薬の発見・開発を通じて、患者さんがより長く、より健全で活動的に暮らせるよう、先頭に立って新しい治療法を探求しています。加盟企業の新薬研究開発に対する投資額は、2000年からの累計では6000億ドル以上に達し、2014年単独でも推定で512億ドルになりました。
● 米国研究製薬工業協会(PhRMA)東京オフィス
PhRMA東京オフィスは、米国の研究開発志向型製薬企業の日本法人で構成されており、画期的新薬が開発できる環境や患者さん中心の医療制度の確立に向けて25年以上に渡って活動を続けています。加盟企業は、アステラス・アムジェン・バイオファーマ株式会社、アッヴィ合同会社、MSD株式会社、セルジーン株式会社、日本イーライリリー株式会社、バイオジェン・ジャパン株式会社、ファイザー株式会社、ブリストル・マイヤーズ株式会社、ムンディファーマ株式会社、ヤンセンファーマ株式会社(五十音順)の10社です。
● PhRMA東京オフィスホームページ http://www.phrma-jp.org
● PhRMAホームページ http://www.phrma.org
【本件に関するお問い合わせ】
米国研究製薬工業協会(PhRMA)広報事務局
(株式会社ジャパン・カウンセラーズ内)
TEL:03-3291-0118
FAX:03-3291-0223
E-mail:phrma_pr@jc-inc.co.jp