2011年07月14日 09:00

これが“原発本”の決定打! 広瀬隆・明石昇二郎『原発の闇を暴く』、7月15日(金)発売!

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1980年代から一貫して原発の危険性を訴え続けてきた広瀬隆。2007年の著書『原発崩壊』で福島原発事故の惨状を予見した明石昇二郎。原発と原子力行政の暗部を知り尽くした二人が、今日の破局を招いた「責任者」たちの罪状を、実名で糾弾する。数ある原発本の中で、最も具体的、かつ容赦ない内容。悲劇を繰り返さないために知るべき事実は、すべてこの一冊にある!

明石昇二郎さんとは、絶えず連絡を取り合ってきた仲だが、再会するのは久しぶりである。集英社で二人の対談書を出すことになったが、このように悲惨な福島第一原発事故を前にして再会することは、互いに無念でならない。私自身はすでに『福島原発メルトダウン』(朝日新書)を緊急出版し、また書店には、反原発の書がかなりの数、出ている。色々な立場の人が発言することに意味はあるが、本を買う読者にとってみれば、「明石と広瀬がつくる本」であるなら、やはり原子力を推進してきた連中を、実名を挙げて徹底的に糾弾する、特徴ある内容にしなければならない。何しろ明石さんはずっと、「責任者出て来い」という論法で、胸のすくような記事を書いてきた変り者だ。二人で、原子力の闇を暴きたい。(広瀬隆「まえがき」より)

【目次】
第1章 今ここにある危機
命より電気のほうが大事なのか/本当にこわいことはメディアに出ない/汚染水は東電の本社に保管させろ/子供たちが被曝している/「半減期」という言葉にだまされるな/「原発震災」は今後も必ず起こる
第2章 原発事故の責任者を糾弾する
安全デマを振りまいた御用学者たち/原子力マフィアによる政官産学のシンジケート構造/原子力マフィアの実権を握る東大学閥/放射能は「お百姓の泥と同じ」/報道番組を牛耳る電事連/保安院はなぜ「不安院」なのか/“デタラメ”委員長の「想定外」/「深く陳謝」するなら54基の原発を止めよ/「最終処分」という恐怖の国策/「被曝しても大丈夫」を連呼した学者たち/政府発表の「チェルノブイリとの比較」/「放射能安全論」の源流/耐震基準をねじ曲げた“活断層カッター”
第3章 私たちが知るべきこと、考えるべきこと
監視の眼を怠るな/原発がなくても停電はしない/独立系発電事業者だけでも電気は足りる/発送電の事業を分離せよ/電力自由化で確実に電気料金は安くなる/ガス台頭で原発はますます御用済みに/無意味な自然エネルギー神話/福島について、真剣に考えるべきこと/日本から原子炉を廃絶するために
『原発の闇を暴く』
著者 広瀬隆(ひろせ・たかし)、明石昇二郎(あかし・しょうじろう)
定価 798円(税込) ISBN 978-4-08-720602-9
http://shinsho.shueisha.co.jp/

【著者プロフィール】
広瀬隆 1943年生まれ。作家。著書に『二酸化炭素温暖化説の崩壊』(集英社新書)、『福島原発メルトダウン』(朝日新書)など。
明石昇二郎 1962年生まれ。ルポライター。著書に『原発崩壊』(金曜日)、『グーグルに異議あり!』(集英社新書)など。

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  • 科学、技術研究、環境

会社概要

商号
株式会社 集英社(カブシキガイシャ シュウエイシャ)
業種
新聞・放送・出版・広告・印刷
上場先
未上場
従業員数
5000名未満
会社HP
http://www.shueisha.co.jp/

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