過去2年間、家庭で使用されるポータブル家電やコンピュータデバイスは増加したが、今後1、2年には爆発的に増加するだろう。ネットワーク接続ストレージ(NAS)の需要と利用は、コンテンツへの接続という一点においてより実用的なものになるだろう。複数のコンピュータをつなぐネットワークにおいて、共通のストレージのシェア、コンテンツ接続、メディア共有は消費者にとってますます重要なものとなっている。米国調査会社インスタット社は、世界の消費者向けネットワーク接続ストレージ(NAS)の出荷数は、2015年に1100万を上回るだろうと報告している。
「元々集中的なストレージという概念は、複数のデバイスに接続されたネットワークを通して企業情報に接続するために、ビジネス向けに開発されたもので、多くの利点がある。このような流れから、集中的なネットワークやストレージへの様々なデバイスによる接続は、最近まで家庭向けではなされていなかった。現在、家庭には様々なデバイスがあり、集中的なストレージの需要は高まってきている。家庭向けとビジネス向けの違いは、家庭では実用性が重要で、ビジネスでは効率性が重要であるということだ」とインスタット社の副社長Norm Bogen氏は語る。
インスタット社は、下記についても調査した。
●消費者向けネットワーク接続ストレージ(NAS)のビジネスチャンスは、家庭でポータブル家電の利用が増加することと、コンテンツへの遠隔接続の需要の高まりによって促進されるだろう
●2015年末には、欧州が消費者向けネットワーク接続ストレージの出荷数の半数以上を占めるだろう
●北米の消費者向けネットワーク接続ストレージの世帯普及率は、2015年末に4.4%になるだろう
●消費者向けネットワーク接続ストレージの世界の収益は、2010年に約6億7840万ドルだった
●出荷数でトップの企業はBuffalo Technologiesで、その他にアップル、シスコ、D-リンク、HP、アイオメガ、LaCie、NETGEAR、Seagate(Maxtor)、Thecus、ウェスタンディジタルなどがある
インスタット社の調査レポート「世界のネットワーク接続ストレージ (NAS)市場調査:市場動向、ベンダシェア、2015年までの予測 ー Worldwide Consumer Network-Attached Storage: Low Penetration, High Growth」は、消費者向けのネットワークストレージの世界市場を調査し、下記の項目についても記載している。
●容量、価格帯、地域毎の2015年までの市場予測
●家庭のネットワークエコシステムでの市場課題とビジネスチャンスの分析
●ホームネットワークとネットワーク接続デバイスとその利用に関する消費者調査
●主要ベンダの市場シェア
●主要ベンダのプロフィールと機能のマトリクス
この調査レポートは、家庭内のインフラ、ウェブ機能付きのメディアデバイス、機能、半導体、アプリケーション、消費者の見解などの、世界のネットワーク接続デジタルホームやホームネットワーキング市場を分析・予測しているインスタット社の「Connected Digital Home Service」の一環である。
【調査レポート】
世界のネットワーク接続ストレージ (NAS)市場調査:市場動向、ベンダシェア、2015年までの予測
Worldwide Consumer Network-Attached Storage: Low Penetration, High Growth
http://www.dri.co.jp/auto/report/instat/in1104882rc.htm
◆米国市場調査会社 インスタット社について
http://www.dri.co.jp/instat/index.htm
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